みちのくアタミ先生インタビュー

心を伴わないセックス！ ただれた関係だった二人が!?
大学生の鈴原はゲイ。その秘密を知る友人の中山を、密かに片想いしています。しかし彼は彼女持ち。鈴原は、友人であるだけでいいと自分に言い聞かせますが、ある日、中山に非常識なお願いをされます。それは、恋人と過ごすラブホテル代わりに、鈴原の部屋を使わせることで……。1月23日発売、みちのくアタミ先生の BL初コミックス『こっちむいて、愛』。傷心の鈴原は、勢いで隣人の西野と関係を持ってしまいます！ 性欲が強い西野は、相手が男であっても関係なく、何度もセックスを繰り返すようになり!? それでは「801 AUTHORS 108」第829回、みちのくアタミ先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
表題作は彼女持ちの友人から、ラブホ代わりに部屋を貸してくれと頼まれる主人公・鈴原。その友人に不毛な片想いをしている彼は傷心からのヤケクソで隣の部屋に住む西野と一晩体だけの関係となる。しかし鈴原の片想いに気付いた西野はその後もちょっかいを出してきて、ケンカをしつつも2人の関係はだんだんと変わっていく、というお話です。
同時収録は読みきり短編でオネェ攻めです。悩める女装オネェが体でズバッと解決！ 女装してようがなんだろうが関係ねぇ！(物理)といった内容です！

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
ヤリチンで俺様だけどちょっとアホなうぬぼれやさんの西野×ゲイゆえに人付き合いがちょっと下手なツンデレの鈴原です(盛りだくさん)
すべては攻めのうぬぼれた勘違いから始まる物語…！

Q. 当て馬や重要な脇役は？
このお話は主人公・鈴原が片想いをしている親友中山とその彼女がとても大切な役割を果たしています。読者様にとっては、最初と最後で受ける印象が違ってくるんじゃないかな？ と思っておりますので、そこもお楽しみ頂ければ幸いです！

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
今回の作品は連載を始める前から、告白シーンはこのシチュエーションでこの構図でこのセリフじゃないと！ とはっきり決めていたので、より一層渾身の力を込めてばばーん！ と大きく描かせて頂きました！ その点が皆様に伝わると嬉しいです…！

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
切ない系シリアスは初めての挑戦だったので、鈴原が思い悩み苦しむ姿を描くことが生みの親としてとてもつらかったです…。きっと幸せにするからね、待っててね！ としゃべりかけながらの作業でした(笑)
あとタイトルに関して、あっちむいてホイとかけてじゃんけんも恋も駆け引きだもんな…と思い『こっちむいて、愛』と命名したら友達から爆笑されたことが記憶に新しいです！ 本人至って真剣です！

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
鈴原たちが住むボロアパートは本来、トイレもお風呂も共同スペースになっているト○ワ荘のような木造アパートが設定イメージだったんですが、それだと他の住人に喘ぎ声が丸聞こえになってしまう！ と気付いて泣く泣くただのボロアパートにしました…。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
深夜の作業中にすぴゅう、すぴゅう、とどこからともなく音がするので恐怖で震えていたら、滅多に寝息なんて立てないうちのペットが鼻息鳴らして寝てました。

Q. 今、何かハマっていることは？
青汁の牛乳割りです！ お味が完全に抹茶ミルクになるので美味しいです～！

Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください！
小さい頃から元々絵を描くことが大好きで漫画家を目指していたのですが、その成長過程でBLにハマってからは自らが男同士の絵やら漫画を描き始めることはごく自然で当たり前ことでした…！(超にっこり)

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
わくわくとドキドキと不安がいっぺんにやってきて大忙しですが、無事1冊にまとめることができてとてもよかったです～！

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
はじめまして、みちのくアタミと申します。このたびBLでは初のコミックスを出して頂けることとなりまして大変恐縮ですが、少しでも多くの萌えとエロスを皆様にお届けできれば幸いです…！
読者様が幸せな気持ちになれることを常に考えてこれからも執筆していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします！

担当編集者 Uさんより
イラストの流麗な線はみちのくさんの大きな魅力です。登場するイケメン達はまさに眼福。画面はモノクロなのに色彩を感じるような、煌めく華やかさがあります。美男子達が絡む濃密な濡れ場は一見の価値あり！

みちのくさんのBLデビューコミックス、宜しくお願いします！

特典情報
アニメイト限定：描き下ろしペーパー
とらのあな限定：描き下ろしカラーイラスト＆ペーパー

(c)みちのくアタミ／ふゅーじょんぷろだくと