高校最後の文化祭で仲良くなった同級生、二人は互いに!?
大学生の河合と、進学を諦め社会人になった大原は元同級生。高校最後の文化祭、河合がたったひとりで活動していた天文部の展示を、大原が手伝ったことで仲良くなります。卒業後は同じアパートに住んでいた二人ですが、次第にすれ違って……。2月22日発売、三月えみ先生の新刊コミックス『きみと見た ほうき星を探して』。ある日偶然、大原が引っ越すことを知った河合！ 離ればなれになる事実に直面し、近くにいたいという気持ちがなんなのかを自覚します!! それでは「801 AUTＨORS 108」第852回、三月えみ先生どうぞ！
Q. 作品紹介をお願いします！両想いなのになぜか付き合えない、「付き合う」のゲシュタルト崩壊が起こるお話です。2話目までで1話の読み切り予定でした。
NTTソルマーレさんの
「Ficus」でWEB連載していた作品をジュリアンパブリッシングさんで単行本にまとめてもらいました。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？傷つく事など考えた事のないノンケ大学生×傷つきたくなくて保身に回る隠れゲイ社会人、元高校の同級生です。
Q. 当て馬や重要な脇役は？代々木先輩という、攻めのバイト先にいるドラマオタクがいるのですが、彼がいなければこのふたりは終わってます。
なのでサブタイがつくとしたらこうなるかと…『きみと見た ほうき星を探して～代々木が送るとっておきの月9～』
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？「持っている人と持っていない人は相互理解しづらい」って部分です。受けの気の弱さは性格ではなく経験値からで、攻めはそれを理解できません。
ちょっとした性格難や足りない言葉や見解違いのせいで無駄にこじれる人たちを描くの好きです!!
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！局部は丸出しだと全隠しになるとの事、ならば元から見えない、修正のいらない描写のほうがいい…という事で修正が入らないギリライン、こ、これぐらいならどうか…ダメ？ じゃあこれなら…？ と下書き段階で描いたり消したりしたんですが結局ぼかされました。
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？作中に出てくる彗星は2013年暮れに消滅した
アイソン彗星がモデルなのですが、この彗星、発見されたのは消滅する1年くらい前で作中で攻めが「楽しみにしている」と言ってる時期(消滅より2年ほど前)にはまだ発見されてませんでした…
ファンタジー彗星か、攻めが千里眼だったという事にしてください!!
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします！高校のとき先生の研究発表会用に提出した国語のノートを、当時の校長先生が大事に持っていてくれたようで、友達を介して私の元に戻ってきました。びっくりです。
内容は
『山月記』と
『こころ(先生と遺書)』をそれぞれ挿絵付き読本仕立てにしたもので、このラインナップに当時の絵、完全に内容を忘れていた私は致死量の黒歴史をもろに浴びたことによるショック死です。
Q. 今、何かハマっていることは？海外ドラマの
『ブレイキング・バッド』がもうもう面白すぎて何周も観てはイライラして泣いてハラハラしてますフウフウ
あと
『ドクターハウス』の最終回その後、ハウスとウィルソンの事を100通りくらい想像しました。
でも一番ハマっているのはマッサージクッションです。人類の英知だと思います。
Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？押し入れに住みたいです。
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！ここまで読んでくださってありがとうございます！ 1年とちょっとぶりの単行本です。電子版がすでに出ておりますが、単行本にしかない描き下ろしや編成変更、細かい変更点があったりするので、電子版読んでくださっている方はぜひ読み比べてみて頂ければと思います。ちょっとでも楽しんでいただければ嬉しいです！
担当編集よりNTTソルマーレさんで配信されていた作品が、満を持して再編成＆描き下ろしを加え、1冊のコミックスになりました！
高校最後の文化祭で仲良くなった河合と大原。
ひとり天文部で頑張る河合の存在は、進学も夢も諦めてしまった大原の心を揺さぶり、ふたりは急速に近づいていきます。
暗闇の中にキラリと瞬いた、そんな恋とも友情とも言い切れないような想いを胸に、河合も又、大原に寄り添うように卒業後同じアパートに引っ越します。
だけど、大学生の河合と社会人になった大原の距離は次第に離れていき…
そして、ある日突然「大原が引っ越す」所から物語は動きだします！
近くにいるのに絶望的に届かない――。切なくすれ違う大人の恋に散りばめられた、星に纏わるシーンは、とても丁寧に描き込まれ、ハッとするような瞬間がいくつも登場します。
両片想いの主人公たちが織りなす、もどかしくも情熱的な恋の物語を、是非じっくりとお楽しみください！
特典情報共通：初版限定描き下ろしペーパー封入
アニメイト限定：描き下ろしペーパー
中央書店コミコミスタジオ限定：描き下ろしペーパー
文教堂書店＆アニメガ限定：描き下ろしペーパー
とらのあな限定：描き下ろしペーパー
芳林堂書店＆ホーリンラブブックス限定：特典イラストブロマイド
詳しくは
G-Lishホームページへ
▼電子書籍版Ficus特装版(電子書籍)
詳しくは
コミックシーモアへ
※番外編「はじまりの星」はコミックスに再編成されて収録されています
(C)三月えみ／NTTソルマーレ／ジュリアンパブリッシング
コメント3
だねだねさん
遅ればせながら本書手に入れました。電書を読んでいましたが、再編成＆加筆となれば読まずにはいられない！ということで…
「最終段階のこの本を電書に出来ないのだろうか」という結論に達しました。
フィカスで連載、ジュリアンパブリッシングで加筆、出版というちょっとややこしい経緯で出た本なのでこれをまた電書化となると色々ありそうですが…。
現在配信されている電書では、書き下ろしの部分が大原くんの闇と河合くんの罪の部分(作品冒頭の高校文化祭)なので、これを読者が上手く作品内に折り込むには読者側の読み込む技術と心の余裕が必要だと思うのです。
本書では、電書の書き下ろし部分を第3話として綺麗に回収＆吸収してより練りこんだ本編展開になっています。読者としては非常にありがたい形です。
ストーリーテラーとして定評のある三月えみさんの 代表作に成りうる(もうなっている？)この本を是非とも皆さんに誤解なく広めることが出来たらこんなに嬉しいことはありません。
ちるちるさん、ちるちる読者さん、本書の編集出版さん、電書の編集さん、是非ともお願いします。
匿名2番さん(1/1)
先生の回答がどれも面白いというか楽しいです！
電子版を持っていますが再編成とか気になるー！
匿名1番さん(1/1)
予約済です！！
表紙が凄く好みのデザインです。
タイトルの文字デザインや星が垂れ下がっているのが
とても可愛い。
星が絡むお話ってそれだけでロマンチックと思ってしまう
わたしなので、中身もとても楽しみです。
先生の『苦労した点』の葛藤がおもしろかったです(笑)
結局ぼかされたのですね…(･д･)ﾁｯ)