久松エイト先生インタビュー

作曲家と歌うたい、ふたつの種族が共存する世界で…


舞台は、コンポーザー(作曲家)とシンガー(歌うたい)という、ふたつの種族が存在する世界「ビアンシャンテ」。シンガーの少年・セスは、母親を不治の病から救うため、特効薬「スコア」を生成することができる、コンポーザーのもとへ赴きますが……。12月16日発売、久松エイト先生の初コミックス『ロストワールドエンドロール:ビアンシャンテ』。練り込まれた設定が魅力のひとつの、新機軸ファンタジーBL！ どんな愛の物語が紡がれるのか、注目です!! それでは「801 AUTHORS 108」第1124回、久松エイト先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
生まれつき身体中に五線譜の痣を持つ“コンポーザー”と、
不治の病・ヴェノムに侵される宿命をもつ“シンガー”が共存する世界を描いた共依存ファンタジーのお話です。



Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
丘の上の大きな屋敷にひとりで住んでいる高名なコンポーザー一家の一人息子・ラルフと
街一番の歌声を持つ人気者の少年・セスを中心に物語が動き出します。


Q. 当て馬や重要な脇役は？
セスの幼馴染のプラシドはとても思い入れのあるキャラクターです。
その他に、市場のおばさんや花屋のおじさん、酒場のおじさんたちや街の子供たちなど、作中ほとんど登場しませんがしっかり名前や設定のあるキャラクターをたくさん描かせて頂きました。


Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
街の名前やキャラクター名のイメージなどをなるべく統一させ、本編を読み終わった後にタイトルの意味が一本に通るように考えていました。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
今回カバーにヴァンヌーボというとても美しい紙を使って頂いたのですが、作品の舞台となる「ビアンシャンテ」がフランス語なことと風の描写が多く登場するお話なこともあり、フランス語で「新しい風」を意味するこの紙をどうしても使用したかったため、担当様・デザイナー様との打ち合わせでスッと装丁が決まったときは作品に導かれた気がしました。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
庭に家庭菜園のレベルを超えた畑をつくって、大量のハーブや野菜を育てて食べていました。
毎年夏になると夏バテに苦しむのですが、今回初めてバテずに過ごせたのは庭で採れたバジルのおかげです。

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
なかなか実感がわきません…発売後になったら慌てそうです。
今はとにかく、たくさんの方が細部までこだわって手掛けて下さったコミックスの紙やインクや仕様などを、はやく皆さんに見て頂きたくて胸がいっぱいです。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
初めまして、久松エイトです。
こちらが公開される頃には期間限定の楽曲の配信がされている頃でしょうか。
読み終わったあとには是非カバー下を眺めながらゆっくりと楽曲を楽しんで頂けると嬉しいです。

●作中に登場する楽曲は下記URLより聴けます♪(2017年1月末まで)
http://comic.mf-fleur.jp/lwer_music/


担当より
連載当初から各所で反響の大きかった作品。
作りこまれた世界観や、身体に“五線譜”が浮く…といったビジュアル面での目新しさなど、これまでにないファンタジーBLで、どんどんお話に引き込まれていきます。
「一番大事なもの」と引き換えに相手を救うという“契約”が、ふたりをどんな結末に導いていくのか、是非お楽しみください。

コミックス『ロストワールドエンドロール:ビアンシャンテ』

作品ページはこちら

特典情報
●アニメイト：4PリーフレットA
(描きおろし表紙イラスト2P+描きおろしマンガ2P収録)
●応援書店：描きおろしマンガペーパーA
●中央書店コミコミスタジオ：描きおろしイラストカード＋描きおろしマンガペーパーB
●とらのあな：4PリーフレットB
(描きおろし表紙イラスト1P+描きおろしマンガ3P収録)

電子書籍特典
●全電子書店特典：描きおろしカラーマンガ1P
●コミックシーモア：描きおろしマンガA(応援書店ペーパーと同内容)
●Renta!：限定描きおろしイラスト

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COMICフルール


(C)久松エイト/KADOKAWA