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 本日のゲスト:カキネ先生

2013/05/27 16:13

コミックス『ハツこい』(新書館)5月30日発売
カキネ先生の新刊は、5月30日に新書館「Dear+コミックス」からリリースの『ハツこい』。タイトルの『ハツこい』には、二つの意味が込められています。さてその意味とは……? それでは「801 AUTHORS 108」113回目のゲスト、カキネ先生どうぞ!

Q1. 新刊の紹介をお願いします!
男率100%「ハイツこいわ」という古いアパートで繰り広げられる男の恋愛ドタバタオムニバスです。
タイトルの『ハツこい』は、表題作が初恋相手との再会ものだったので無理やりこじつけました…というと見も蓋もないですが、一貫してこのハイツが舞台となっている本になったのでこれはこれで良かったのかなという気持ちです。

Q2. 主要キャラは、どんな子たちですか?
計4組のカップルが登場します。
表題作の『ハツこい』は頼りない大家兼管理人と、左官をしている幼馴染の再会もの。
他、同棲蜜月カップル、借金取り×借金かかえたサラリーマン、腐れ縁大学生同士で、色んなキャラがそれぞれの事情をかかえて生活しています。
個人的には、人情派借金取り×ド真面目な債務者の『ノック,ノック,ノッキング』の、ほんのりした病み属性持ちの受キャラは描いていて特に楽しかったです。
そんな気持ちも影響したのか、この話のみ1話完結で収まらず前後編となっています。

Q3. 今作のこだわりポイントは?
最初はボロボロだった古いハイツが、それぞれの話を経ることで少しずつ頑丈になっていくのですが、建物が抱える問題をどんな風に入居者の抱える問題に絡めてていくかを考えるのはとても楽しかったです。
ハイツの目線でみると1本の大きなつながりがうっすら見えるようになってるといいなと思います。

Q4. 近況、今作にまつわる先生の日常エピソードなど教えてください!
このシリーズ中、「攻×攻」特集用で腐れ縁大学生同士ものを描かせて頂いたんですが、最初はどういうものが攻×攻なのかいまいちピンとこなくて…。
考えすぎて攻めと受けが頭の中でゲシュタルト崩壊を起こした結果、出来上がったものは何故か受け同士っぽくなる…というあるある体験(?)をしました。
悩みながらも、相談に乗ってくれた友人知人と「攻めとはなんぞ」を語り合う機会となり、今ではいい思い出です。

Q5. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?
収録作品のほとんどが読みきりとして1話で終わってしまっているのですが、改めて見返してみると、それぞれに思い入れがあるためもっと描きたかったなぁと。
いつかまたどこかで住人達のその後のお話や番外編を描けるといいなと思っています。
 
Q6. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
どの部屋も男同士カップルだらけアパートというまさに現実ではあり得ないBLファンタジーな世界ですが、気軽に楽しんでいただける本になっているのではないかと思います。
お好みに合いそうだな、と思われた方に手に取っていただければとても嬉しく思います。

編集部からのコメント
今回のコミックス『ハツこい』は15年ぶりに出会った幼馴染みとの恋からスタートする、「ハイツこいわ」というボロアパートを舞台に、同棲したての若カップル、借金取りと債権者、大学の同級生たちが繰り広げる心ときめく4つのオムニバスラブストーリーです。
可愛かったり、繊細だったりするストーリーでありつつもちょっと笑えて心がほっとするカキネ先生独特のテンポの良いお話には思わず引き込まれてしまうはずです!
そして既刊コミックスの『スポットライト・ラヴァー』『まなざしの早鐘』『くちづけは虹の上で』(ディアプラス・コミックス/好評発売中!)もぜひお読みいただけたら嬉しいです!!

また協力書店などで購入いただくと、描き下ろしのコミックペーパーがつきます。詳細はディアプラスホームページをご覧ください。

(c)『ハツこい』カキネ/新書館

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