BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

 海野サチ先生 インタビュー

2013/09/18 19:09

コミックス『キス マイ ブラッド』(ジュリアン)9月19日発売
年下の攻は吸血鬼……!? 海野サチ先生の新刊は、9月19日にジュリアン「ガーリッシュコミックス」からリリースの『キス マイ ブラッド』。高校生×教師かつ幼なじみ、そして攻が吸血鬼もどきと、興味深いカップルが繰り広げるBLストーリーです! 同時収録の短編もそれぞれ個性的! それでは「801 AUTHORS 108」199回目のゲスト、海野サチ先生どうぞ!

Q1. 新刊の紹介をお願いします!
表題作
年下で高校生の半吸血鬼:志摩×幼なじみの高校教師:テツ
現代日本が舞台のエセ吸血鬼もの(…)、ラブコメです。全3話。
人間の血は吸わない! とテツと固く約束したはずの志摩が、ある事件を境に…という話。

短編(1)
俺様タイプの元同級生(女好き)×攻に拾われた堅物青年(ゲイ)
職と住む所をなくした時に元同級生の金持ち息子に拾われる話。リバ風味。

短編(2)
努力家タイプのヘタレ優等生×悪い噂のある美人系不良
病院で夜勤中に運ばれてきたヤクザが元同級生で…→過去回想、という話。痛い系かも。

短編(3)
甘い顔のアラサー(ゲイ)(普段ネコ)×バツイチ子持ちの農家青年(年下)(老け顔)
婚活コンサルティング会社に務める攻が担当することになったバツイチ青年とのラブコメ。

痛い系の話もありますが全体的には明るめの雰囲気の話が多いです。少し古めの漫画もあります。

Q2. 主要キャラは、どんな子たちですか?
表題作の攻・志摩は、自分が人間じゃないことにコンプレックスを持っていて、とにかく受のテツのことが大好きで一途に思っているのに素直に表現できない、見た目より中身はかなり子供っぽい子です。
受のテツは、ごく普通のちょっと貧乏なアラサーですが、志摩が幼い頃から世話を焼いてきたため、志摩のことが可愛くて仕方ない。
反抗期? 思春期? の志摩の態度に不満と不安を抱えている、天然・鈍感、だけど生徒にも好かれている優しい人です。

Q3. 今作のこだわりポイントは?
こだわりではないのですが、表題作含めて全体的にヤンデレ率と両片想い率が高い気がします。

Q4. 近況、今作にまつわる先生の日常エピソードなど教えてください!
色々と悩みの多い時期に描かせて頂いたお話がほとんどです。なので、特に担当の方には沢山ご迷惑をおかけしてしまいました。
あと当時はこの攻受で描いたんだろうけど今描いたら逆かもしれないなというCPがあったりして時間の流れを感じます。

Q5. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?
不安で胸がいっぱいです。

Q6. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
読んでくださった方に、少しでも気に入っていただけたらいいなぁと思います。
よろしくお願いします。

編集部からのコメント
海野先生と二人三脚で描き溜めてきたお話が、ようやく形になりました!
『キス マイ ブラッド』は吸血鬼のお話がやりたいナ~などと思っていた時に提案いただいたお話で、一も二もなくそのプロットに飛びついた覚えがあります(笑)。
ファンタジーとしてだけではなく、人間ドラマとして困難を乗り越えながらお互いを強く意識していく…そんな吸血鬼と人間の絆を楽しんでいただけるような作品に仕上がりました。
表題以外の短編も、様々な視点からBLを描くという課題に挑んだ面白い作品ばかりで、読んだあとに胸が熱くなるような、キュンとさせられてしまうような読後感も見どころの一つです。
個人的には上記で海野先生にも紹介していただいていますが、短編(3)婚活の話『嫁に来ないか』が好きですね! 初めて原稿を頂いた時には普通に、都会っ子×田舎っ子の話として面白く読んでいたのですが、初出から2年の時を経て、改めて拝見すると婚活の話に重みが出て月日を感じました。このふたりには真剣に幸せになってほしいです。
さて、本作は200Pというボリュームのある単行本に仕上がっております。
是非直接、手に取っていただいて、海野サチ先生の世界観に浸って頂きたいです!

(c)海野サチ/ジュリアン

関連作家・声優

PAGE TOP