コミックス『晴れときどき、わかば荘　あらあら』（大洋図書）9月25日発売
女装ママが管理するアパートに暮らす、男たちの恋愛事情……。羽生山へび子先生の新刊は、本日9月25日に大洋図書「ihr HertZ Series」からリリースの『晴れときどき、わかば荘　あらあら』。唯一無二と言ってもオーバーでない、今作も“ 羽生山ワールド ”が炸裂です！ 肩ひじ張った男たちの、笑いあり涙ありのBLを思い切り楽しみましょう！ それでは「801 AUTHORS 108」202回目のゲスト、羽生山へび子先生どうぞ！

Q1. 新刊の紹介をお願いします！
こんにちは。羽生山へび子と申します。
『晴れときどき、わかば荘　あらあら』は美人ママ（女装）が経営する小料理屋とアパートを中心に、そこに住む人たちそれぞれに起こる恋模様のお話です。飯も食えるしちょっと楽しいこともあったりするけれど、心の奥の方にはずっと風が吹いてる人達が頑張ったり頑張らなかったりします。

Q2. 主要キャラは、どんな子たちですか？
101号室（バカ攻×バカ受）
金髪リーゼントなんちゃってヤンキー（受）と、そのマブダチ（攻）の青春白書。ゲイかもしれない、と悩みを相談するバカに、別にいいんじゃないの？ と答えるバカです。

102号室（思い出攻め×疲れ受）
サービス営業の疲れまくった社畜リーマン（受）と、故郷にいるかつての同級生（攻）のお疲れさまなお話です。ひたすら仕事漬けの毎日、ふと心に浮かぶのは、マサチューセッツ――じゃなくてあの懐かしい地元、そしてあいつとの淡い日々。

103号室（エース攻×ゴミ受）
ゴミ屋敷に住む元トップジョッキー（受）と、悩み多き現トップジョッキー（攻）。過ぎ去った栄光、腐りまくった現状。

Q3. 今作のこだわりポイントは？
生きて行くのはちょっとつらいけれど人生は美しいかもよ、な話になっていればいいなと思いながら描きました。晃太、長崎、大輔、三者の物語をひとりの人間の山だったり谷だったりとしても見て頂ければと。

Q4. 近況、今作にまつわる先生の日常エピソードなど教えてください！
いつもながら担当さまに大変お世話になりました。打ち合わせの長電話記録は多分私が塗り替えたんじゃないかと思うぐらいです（脱線王）。ほんとすみません。
あと、全然関係ないことですが、とあるおたくの庭に激しく吠える犬がいて、散歩をしている私の姿が見えるやいなや「またおまえか!! 通るな見るなあっち行け!!!」とばかりに吠えたてます。これね、もうかれこれ7、8年ぐらい続いているんですよ。なんかもう憎たらしさを通り越して、最近ではちょっと友情的なものが芽生えています（一方的に）。長生きしろよ。
動物つながりで、漫画の中に競馬の話があるので競馬場に向かいましたが、いつも通り財布が異様に軽くなるだけに終わりました。写真も撮り忘れました。

Q5. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう？
舌を噛み切りそうになっています。

Q6. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
高校生、サラリーマン、元アスリート、そして女装（短編には男やもめ）、これだけいい感じのキーワードを並べて連ねているのになぜこんなに地味に仕上がるのかわかりませんがともかく、どこか疲れていたり寂しかったり投げやりだったりな人達がそれなりに楽しくおかしく人生を歩んでおります。少しでも楽しんで頂けたらとてもうれしいです！

編集部より
お待たせいたしました！ 羽生山へび子先生の最新刊です！
「わかば荘」に暮らす男たちの恋模様をお届けいたします。
インタビューで羽生山先生がしっかりご紹介してくださっています通り、今作も個性的すぎるキャラクターばかりで、楽しく、面白く、ときにしんみりさせてくれます。
同時収録の『ごはんですよ』は昭和の香り漂う子持ち男やもめと青年（変態）のお話です。
息子くんがかわいいのです！ 超絶かわいいのです！ こちらもぜひご注目あれ。
何度でも読み返して楽しめる１冊となっておりますので、みなさまぜひぜひご堪能くださいませ！

そして羽生山ワールドに魅了されてしまった方は、デビュー作『僕の先輩』『僕の先輩～部屋とYシャツとおめーと俺～』もあわせてチェックしてみてくださいね☆

(c)羽生山へび子／大洋図書