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 ひのもとうみ先生 インタビュー

2011/08/02 12:00

デビュー作『遠くにいる人』から約4ヶ月、ちるちるでの人気も上昇中のひのもとうみ先生。まさにインタビューの好機と、新作『それが愛だとするならば』のリリース前に、先生の好みや執筆のこだわりなどをうかがいました。

Q. ペンネームの由来、込めた思いなど教えてください。

A:同人誌を作るに当たって、友達と一緒に「ゴロで決めちゃえ!」と、適当に。
単純に、ノリだけでした。実は同じPNの人とか、いるかもしれないですね。愛着はあります。

Q. デビュー作『遠くにいる人』のリリースから約4ヶ月ですね。デビュー前はどんな活動をされていたんでしょうか?

A:年に数回、趣味で同人誌をちょこちょこと。長いものはほとんど書いてなかったです。

Q. 小説を書き始めたきっかけと、デビューのきっかけは?

A:これもまた、同人誌を作るにあたり、漫画は無理だけど、文章ならなんとかできないかな、と思って挑戦したのがきっかけです。デビューのきっかけは、サイト経由で編集さんからメールをいただいて、です。
突然で、驚きました。ありがたいです。

Q. デビュー前とデビュー後、執筆環境で大きく変わった部分やあまり変わってない部分など、ここまで振り返っていかがでしょう?

A:ちゃんとしなきゃ、といった意識は芽生えました。環境はまったく変わっていません。ここ数年、PC半壊れ状態が長く続いていて、そこはせめて変わってくれよ!と、神頼み的に思わなくもない。

Q. 『遠くにいる人』の攻キャラである小田島。彼は今までの人生で、さぞモテてきただろうなー、と読んでいてうらやましくなりました。登場人物のキャラ設定や言動を考えるとき、先生はどのあたりから発想されることが多いですか?

A:良くも悪くも萌えでしかモノを考えられないので、多分、その辺からかなと。小田島なんかは、地方都市のそこそこの家(本家でなくあくまで分家)のおぼっちゃんならこうであろう(こうであって欲しい)みたいな流れで書いていました。自由な人は、リアルでも楽しくていいです。

Q. 新作『それが愛だとするならば』も、『遠くにいる人』も登場人物にサラリーマンが多いですね。お好きだったりするんでしょうか?

A:あまり意識したことはなかったですが、確かにサラリーマンばかりですね。制服属性があるからかな…。あと、作業着+スーツ(技術系に多いスタイルだと思いますが)は、正直、ど真ん中です。作業内容によって脱ぎ着する仕様がいいなー、と思って。

Q. 文章を書くときに、先生が心がけてらっしゃることをいくつか教えてください。それぞれ理由もお願いします。

A:一も二もなく(と、言い切るのはどうなのか…)、とにかくテンポだと思います。読む時に、勢いで読み進める性質なので。活かせてなかったらすみません!

Q. 文面から私は、ひのもと先生はとても几帳面な性格なのでは? と感じました。実際はいかがでしょうか。

A:正直、適当と言われることのほうが多いのですが、時々、変なところで細かいのは確かです。あと、さっきまで楽しそうにやってたことが突然嫌になったりするので(飽きて唐突にどうでもよくなる)、親しい友人からは、よく面倒くさいと言われます。確かに、面倒くさいな…。

Q. BLではどういったカップリングがお好みですか? それに対する熱い思いもぜひ聞きたいです!

A:包容力のあるおおらかで優しい攻と、無愛想で面倒くさそうな性格の受組み合わせが特に好きです。
攻が受を(可愛さのあまり)構い倒して嫌がられる、とか、想像するだけでたまらないです。
あと、ちょっと頭の悪い感じの受の場合は、とにかく可愛いと思えるので、攻はわりとどんな人でもいいですね。

Q. BL、小説に限らず、好きな作家さんや作品など教えてください。どんな部分が特にお好きなのかもお願いします。

A:伊坂幸太郎先生が好きです。
くるっと円を描くような綺麗なストーリー運びはもちろん、キャラクターの個性、会話などが本当に魅力的で、しかもその関係性や距離感にもドキドキさせられ、軽快な文章ともども、ぐっと引き込まれてしまいます。無駄に格好良い人、駄目すぎる人など、とにかく愛らしい男の人が目白押しです。

Q. 今後、どんな作品に挑戦したいと思ってらっしゃいますか? 抱負など交え、聞かせてください。

A:ええと…「包容力のあるおおらかで優しい攻と、無愛想で面倒くさそうな性格の受組み合わせ」のお話をぜひ書いてみたいです。抱負はですね…そういうお話を、段取り良くペースアップして書けるようになりたいです。私を拾ってくださった編集さんのためにも、読んでくださる方のためにも…。

Q. ちるちるユーザーのみなさんにひとことお願いします!

A:『遠くにいる人』では、丁寧なレビューをいただき、どうもありがとうございました。
このたび、二冊目の本を発行していただけることになりました。
ひとえに、こうして手にとり読んでくださる皆様のおかげだと思っております。
いまだ未熟者ではありますが、今後も精進していきたいです。
インタビューに取り上げていただいた上、ここまでおつきあい下さいまして、本当にありがとうございました。

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