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 青山十三先生 インタビュー

2011/11/25 12:00

高級靴店を舞台とした読み切り作品が、人気に押されてシリーズ化。ついにコミックス『恋のつま先』としてリリースされます。専門用語をさらりと物語に絡ませ、私たちが知らない世界の男を描く青山十三先生。さて、どんな方なんでしょう?

Q. 青山先生のペンネームの由来、込めた思いなど教えていただけますか?

A:13という数が好きなので十三にしました。「とおみ」という読み方は友達がつけてくれました。こだわりはないので適当に呼んでくだされば振り返ります。

Q. このたびリリースのコミックス『恋のつま先』は、読み切り作品がシリーズ化されとうとう一冊にまとまりましたね。お気持ちはいかがですか?

A:ありがとうございます。まさか出していただけるとは思っていなかったので……本当に嬉しいです。

これも一重に読んでくださった方、応援してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました!

機会をくださった編集部と担当さまにも感謝感謝です。たくさん助けていただきました。

Q. 第1話は、高級靴店らしく秩序を重んじる店長の品川と、彼とは逆の天然系店員、新宿のお話。そして第2話はお客さんの鷹場×店員の四谷です。読み切りとしてスタート当初は、先生の中ではどのあたりまでストーリーの構想があったのでしょうか?

A:新宿×品川は、初回のお話を作ったときには「恋のありか(編注:二人の関係が大きく展開するエピソード)」まであらかた出来ていました。鷹場×四谷は書き上げたら次が見えるみたいな感じでした。

Q. 2010年リリースの『ステイルメイト』はチェスの専門用語を絡めたストーリー展開。このたびの『恋のつま先』では、靴関連の専門用語がストーリーに関わってきます。先生は、専門的な世界がお好きだったりするのでしょうか? また現在、注目してらっしゃる業界はありますか?

A:どんなお仕事も業界も、その人なりの思いや工夫や武勇伝があって、そういうお話を聞くのも楽しくて好きです。

しかしそればっかり描いてしまうとBがLしないので、難しいところです。

最近はカウンターバーに興味があります。しかし下戸だわ入る度胸無いわで取材のハードルが高く、ぼんやりしています。

Q. 先生はブログで、ご自分の作品に眼鏡キャラが登場する場合は“眼鏡アイコン”をつけて紹介されていますね。とても可愛く感じました。先生の眼鏡論、少し語っていただけますでしょうか。

A:わーありがとうございます! 眼鏡かそうでないかは大事なことなので表示しています。

眼鏡論……は長くなるので差し控えるとして、眼鏡に言わせたいセリフは「俺の眼鏡返せ」です。

Q. 攻の眼鏡と受の眼鏡って、それぞれどんな眼鏡だと思われますか? 私は、少し前に流行ったジョニー・デップ風眼鏡なんかは、一歩間違えたら人間が眼鏡に“かけられている”ような印象になるので攻かな……、なんて今思いつきました(笑)。

A:すみません「眼鏡×ジョニデ」かとおもって萌えてしまいましたw 今すきな攻眼鏡はセルフレーム、受眼鏡はツーポイントです。

Q. ほかには、ツノと骨がお好きなんですよね。ツノはなんとなく分かるのですが、骨の萌えポイント、先生がいちばん好きな骨など、聞かせていただけますか?

A:えーと、節くれだった手や肘、大きな関節、踝、鎖骨の描く曲線、浮かび上がった第七頸椎など萌えますよね、あれの発展系と思ってくだされば。

お肉の中にあると骨です。お外にでてくるとツノです。なので歯とか牙も好きです。部位より質感が好きみたいです。

Q. デビュー前はどんな活動をしてらっしゃったんでしょうか? また、デビューのきっかけを教えてください。

A:同人誌をしょぼしょぼと。イラストのお仕事を頂いたりしてたので、デビューらしいデビューは無かったかんじです。

Q. では、漫画を描き始めたきっかけは? 初めて1本の漫画として描き上げられたのは、どんなストーリーでしたか?

A:きっかけはよくおぼえてないです。一話きちんと仕上げられるようになったのは割と最近です。水漏れの話でした。

Q. BLでは、どんなカップリングやシチュエーションがお好きでしょう?

A:今はケンカップルが好きです。やいやいしてて咬み合うみたいのが可愛いです。

Q. 今後、どんな作品にチャレンジしてみたいですか? 抱負など交え、聞かせてください。

A:まだまだ課題が山積しているので、まずは楽しんでもらえる物をきちんと描いていきたいです。納期的な……意味でも! がんばりたい……です!!

Q. 最後に、ちるちるユーザーのみなさんにメッセージをお願いします。

A:最後まで読んでくださってありがとうございます。青山十三と申します。こんな風にお話し出来る機会をいただけて恐縮です。

『恋のつま先』、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです! どうぞ宜しくお願い致します!

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