春田先生インタビュー

いつも冷静沈着な彼が、頬を赤く染め… その意味は!?
メンズファッション誌で専属モデルを務める三池陸。雑誌ナンバーワンの人気を誇るも、不真面目で楽観的な態度が問題視されています。それが祟ってか、ついに仕事に穴！ しかし、雑誌の副編集長である橋本郁巳の、冷静な対応で事なきを得て……。6月15日発売、春田先生の新刊コミックス『気まぐれと甘噛み』。自分を見放さないでくれた郁巳に興味を持った三池。ある日、二人っきりになったとき、郁巳の頬が赤く染まったのに気づきます。この変化が示す意味は？ そして、三池の心を揺さぶった感情は!? それでは「801 AUTHORS 108」第637回、春田先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
ファッション誌の制作現場を舞台に、好奇心旺盛でお調子者なモデル「ミケ」が、物静かで仕事に厳しい編集者「郁巳」の意外な一面を知ったことをキッカケに二人の関係が変化。郁巳には、触れたくても触れられない「ある理由」があり建て前で話すことで逃げようとするが、ミケの素直でストレートなアプローチに徐々に惹かれていき、2人の距離が近づいていくお話。
その他、いつも一緒にいる友達に想いを伝えられない高校生の恋『いちについて』と、年上サラリーマンに憧れるクリーニング屋の青年の恋『夜とうらはら』の短編2本も同時収録です。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
わんこ系年下モデル×クールな年上編集者。
おバカな大型犬が大好きな飼い主に猛進し飛びついて離れない、そんなカップルです。年上編集者の郁巳は苦労もしますが、そんな年下モデルのミケが可愛くて憎めないという感じ。
Q. 当て馬や重要な脇役は？
メインの二人以外に、モデル二人とスタッフ二人が登場します。
本編での出番は少ないですが、描き下ろしは脇役四人をメインに描きました。新しい恋が生まれそうな予感…？

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
ミケに迫られた郁巳が「ある理由」で赤面したり嫌がったりするシーンが頻繁に出てきます。そんな郁巳の様子をミケと一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
ひとつのお話で三人以上キャラクターを作ったのははじめてで取り掛かる前は少し不安でしたが、キャラが多いことで可能性や想像が膨らんだので私自身ワクワクしながらたのしく描けました。
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
『気まぐれと甘噛み』4話目にHシーンがあるのですが、ネームの時点では2ページだったものが6ページに増えて今の形になりました。少し照れがありかい摘んで短くまとめて描いていたのですが、思い切ってページを増やしたら一気に楽しくなってしまい、攻めは19歳で体力あるし1回じゃ終わらないだろうから2回戦目まで描こうかな！ と最終的にノリノリに。結局2回戦目は描かなかったので、次機会がある時はじっくりしつこく描いてみたいです。
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
『気まぐれと甘噛み』の舞台がファッション誌ということで、執筆中実際に撮影現場に見学へ行ってきました。スタイリストのアシスタントをしながらモデルくんの生態も観察でき、良い経験になりました。
単行本カバー下に簡単な体験レポートを描きましたので、是非チェックしてください！

Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう？
今作で2冊目、まだまだ慣れず緊張でドキドキですが、本棚に自身の本がまた1冊増えると思うととても感動します。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
読んでくださった方々に少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。

担当編集より
春田先生のセカンドコミックスはモデル×編集者の焦れ恋をつめこみました！
このミケという男、ちょっとおバカではあるけれど顔はバツグン、性格も人懐こいときているので、難攻不落のクールビューティー郁巳も絆され気味。
そして、郁巳の“ある弱点”を見つけてられてからガンガン行こうぜ！ なミケにタジタジの郁巳の姿が本当に可愛い＞＜
想いのベクトルは確かにお互いに向いているはずなのに郁巳の過去が、置かれている立場が、それを邪魔してしまって…。
気になる二人の行く末はコミックスで確かめてください！
色っぽいシーンもいつもより多めですよ…♪
DK同士の青い恋を描いた『いちについて』、リーマン×クリーニング屋の駆け引きラブ『夜とうらはら』も収録されています。
よろしくお願いいたします！

特典情報
アニメイト：描きおろしペーパー
文教堂・アニメガ・文教堂ホビー・アニメガ情報サイト：描きおろしペーパー
中央書店サンモールC.C.店(コミコミスタジオ)、芳林堂書店 ※一部店舗除く(ホーリンラブブックス)：共通描きおろしペーパー
詳細はgateau公式HPまたはツイッターにてご確認をお願いいたします。

(c)春田／一迅社