下條水月先生インタビュー

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下條水月先生インタビュー リア充ノンケ編集者×ゲイのコミュ障小説家! コミックス『臆病作家はそれを欲しがらない』

2015/10/18 18:00

友人に、7年間の片想い… でも「ある姿」を目撃されて!?
小説家の篠宮が密かに想いを寄せるのは、担当編集者の真山。二人は大学時代からの友人で、篠宮の片想いは7年にも及びます! 過去のトラウマから、想いを告げずにいる篠宮ですが、真山に「ある姿」を目撃されたことで……。10月23日発売、下條水月先生の新刊コミックス『臆病作家はそれを欲しがらない』。徐々に崩れていく、二人の「友人」という関係! 篠宮の想いは!? そしてノンケの真山は?? 恋の行方を、見守りましょう!! それでは「801 AUTHORS 108」第748回、下條水月先生どうぞ!

Q. 作品紹介をお願いします!
引きこもりのオカルト作家の篠宮と、その大学時代からの友人で現在は担当編集者の真山の二人の話です。
主人公の篠宮は大学時代から7年間ずっと真山を好きなんですが、過去のトラウマからただ好きでいつづけられれば良いと思っていて、両想いになりたいとも想いを告げたいとも思っていなかったのに、ある現場を真山に見られてしまったことから二人の関係が微妙に変わっていってしまう…という話です。
今までラブコメばかり描いてきたのですが、今回ほぼ初しっとりめな話でドキドキしております!

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
彼女持ちのノンケリア充編集者攻×眼鏡で引きこもりコミュ障作家受です。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
オカルト作家で、昔話が好きな主人公だったので昔話に絡めたストーリーを考えるのが凄く楽しかったです。
特に2話はプロットの段階で「これ…BLなんだろうか…」と思いながら恐る恐る提出し、ネームも「これ…(以下同文)」だったのですがネームに至っては一発でOKだったので思わず「え、本当に大丈夫ですか!!」と聞き返してしまいました。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
先述しましたが、ストーリーを昔話と絡めて考えていったのがとても楽しかったです。
ただ、そっちをメインにするとどんどんBLでなくなっていってしまうのでそのバランスが大変でした。
毎回「これBL…?」地獄から抜け出せずそこも悩みどころでしたが、本当に好きに描かせていただけて描いてて本当に楽しかったです!
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
もっとオカルトじみた話とか、取材旅行で二人で旅しつつ関係が進んでいくように描きたかったんですが、さすがに話数的に無理でした…!

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします!
執筆中、亡くなった私の祖母が昔からよくムジナに化かされたと言っていたのを不意に思い出しました。
祖母は真面目で純粋な人だったので母親含めて私も「お祖母ちゃんが言うなら本当なんだろうね、本当に化かすんだねえ」と疑うこと無くいまだに信じてます。笑
2話の田舎は実際写真を撮ってきて完全に参考にしました。

Q. 今、何かハマっていることは?
舞台観劇が好きで、年に何度かは観に行ってます。
舞台のあの空気感と、熱に圧倒される感じがたまらないです。
何度目かの観劇の時一番後ろの一番端の席で観てたんですが、そんな遠くでも皆さんキャラが立っていて、凄く遠くで顔なんて見えないのにどうしても目を引く役者さんがいたり、やっぱりキャラって大事なんだなあとか漫画にも凄く良い影響をもらえるので、純粋に楽しみつつ勉強も出来るしで一石二鳥の趣味です。
Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
今までとはちょっと違う感じの話なので、楽しんでいただけるかなあとちょっとドキドキしてます…!

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
なんだかんだとても思い入れの強い一冊になりました。
はじめましての方も、そうでない方も、楽しんでいただけると嬉しいです。
変な話ばっかりしましたが、一応きちんとBLです…!
WEBLink編集部 担当編集より
下條水月先生の新刊は、小説家・篠宮の長年の片想いを描いた、切なくてもどかしい一冊となっております。
小説家の篠宮が片想いしているのは、大学時代からの友人で今は担当編集の真山。
彼女がいる真山の側にいられる「友人」という関係は、篠宮にとってなによりも幸せなものでした。実は篠宮には、ある“トラウマ”と、ある“秘密”があります。それを隠して「友人として側にいられるだけで満足だ」と、真山に密かに片想いしてきた篠宮。
ですが、真山が篠宮のある姿を見たことにより、二人の関係は少しずつ「友人」という言葉では表せないものとなっていって……。
自分の気持ちをひた隠しにし、「好きなだけで良い、両想いになりたいわけではない」と片想いし続ける篠宮の姿はとても切ないです。
篠宮の持っている昔のトラウマと秘密とはどのようなものなのか。ずっと守ってきた二人の「友人」という関係はどのように変化するのか。そして、篠宮の長年の片想いはどうなるのかを、是非見守って頂けたらと思います。
切なくてとてもキュンとするお話となっておりますので、是非秋の夜長のお供にしてくださいね。
下條水月生は現在、WEBLinkで『この世は神との恋次第は』を連載中。
こちらは『臆病作家はそれを欲しがらない』とは雰囲気の違う、神様と小学校の先生との少し不思議なラブコメとなっております。
気になった方は、WEBLinkにて『この世は神との恋次第』を読んでみてください☆

特典情報
(1)ホーリンラブブックス:限定ペーパー
(2)協力書店:特典ペーパー
協力書店(特典ペーパー配布店舗)
・アニメイト各店
・書泉ブックタワー
・書泉グランデ
・大阪・田村書店
・ホーリンラブブックス
・ジュンク堂書店 池袋本店
※配布の詳細に関しましては、各店舗にお問い合わせください

(c)下條水月/集英社

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コメント3

投稿順|最新順

匿名3番さん(1/1)

作家さんもよくご覧になる職業だからか、
編集者が登場人物になるBLにはハズレが少なく感じます。

匿名2番さん(1/1)

表紙の雰囲気が素敵!
黒髪眼鏡も長年の片想いものも好きなので読んでみようと思いました♪

匿名1番さん(1/1)

頑張ってください。

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