第7回 BLアワード2016
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2015年を振り返って

2015年、世間はいきなり変化した

2015年は、BLが地味に社会に認められた年といえます。テメディアも”腐女子は異端”としてではなく、オタクの一大勢力として認識して取り上げられるという変化がありました。
2015年の年末ぐらいから、突然ビジネス面ですいすい話が通るようになり、身を持って世の流れの強大さを実感しています。

コミックス
2015年は、前年にデビューした新人作家が安定感たっぷりで人気を不動のものとしました。全体的に王道色の強い作品に回帰しているように思います。3年前の2012年の作品とくらべるとその傾向の違いがよくわかると思います。そして以前の王道作品に比べてもエロ度は格段に上昇しており、上位作品はエロ&ラブとストーリーのバランスのよい作品で占められました。

装丁
2013年からおしゃれ感あふれる表紙が出回りはじめましたが、まだ全体的な流れになりきれませんでした。
しかし2015年は、ほとんどの出版社が、定番的な2人男の表紙から変化をつけるようになりました。
コミックスは一人姿の表紙が主流になり、2人の場合は見切れ構図だったり、わざとバランスを崩した表紙にする傾向が顕著でした。
フォントの配置は極端に、人物を配置は大胆に、アイディア重視の表紙が百花繚乱の1年だったと思います。

小説
前年は日常センシティブな作品が好まれる傾向がありましたが、2015年は「パブリックスクール」のヒットなどちょっとした非日常的空間へ志向が増しているようにも思えます。
昨年に続き上位の作家陣は強固で、新人作家が食い込めない状況が続いています。2016年は新たな流れがあるのでしょうか。

CD
臨場感あふれる『男子高校生、はじめての』シリーズが近年まれに見る大ヒットでした。商業BL作品を台本にせず、オリジナル台本でシチュエーションCDのような聴かせ方を取り込んだのです。
またCD化の速度も極端に速まりました。これまではある程度人気の出た作品を見極め、CDにする動きが普通でした。ところが新人作家の作品でも、本の発売と同時にCD発売発表、キャスト発表という目の回る速さが印象的でした。かなりシステマチックになっていますね。2年前の停滞感がウソのような躍動の1年でした。

声優
ここ2年で、BLCD声優も完全に世代交代したことは誰の目にも明らかでしょう。「刀剣乱舞」の大ヒットにより、刀剣声優と呼ばれる若手声優に注目が集まりました。その刀剣声優がBLCDにも多く出演したのです。
一方ベテランの神谷浩史さんは、ひさびさにシリーズ続きモノで復活しましたが、鈴木達央さん、遊佐浩二さんの出演はどんどん少なくなりました。ちるちるでは8年このトップ3がアクセス面で不動でしたが、ついに構図が崩れました。
さらに興津和幸さんのブレイクにより、これまでメイン以外で活躍していた中堅声優の演技に目が向けられるようになってきました。BL声優戦国時代に突入です。

全体的にみるとコミックスの2014年までの爆発的拡大状況はいったんゆるやかになり、熟成、洗練する方向に。エロ方面の異色BLはまだ拡大の余地がありそうに思えます。また電子書籍レーベルが一気に充実して、2016年以降、紙重視路線から電子路線にシフトチェンジしそうです。
出版停滞といわれていますが、BLジャンルの活気は今後も続きそうです。
ヒロシ

ユーザーの声を紹介

BLCD新時代は突然に

新たな時代の訪れを感じます。攻めと受けの声が聞き分けづらい作品が多かったような。攻めと受けの声優逆ver.聞きたいなと思う作品もいくつか。それだけ攻めも受けもできる声優さんが増えたということでしょうか。
ルル嫁さん

BLCDに関しては、フレッシュな出演者が急激に増えた印象でした。まだまだベテランには及ばないな、と思う所もあるけれど、成長を見守る楽しみはあるし、新鮮で何が飛び出すかわからない期待感は強い。最初は小野友樹さんがこのまま無双状態続けるのかと思ったら興津さん佐藤さんが追い上げて追い抜いたのは凄かったなぁ。
勇者みさきちさん

続き物が多く出た印象のある1年でした。それと、チェリーフィフスアベニューさんといったピュア作品のレーベルができるほどに爽やかな作風がCD化されたイメージ。前年などは割とハードで独特な設定が多かったので随分反転した年でしたよね?!絡みがない分、落ち着いて聴けるので、ピュア作品の需要は今後も大いにあると思います!!BL的に新人さんを使われるのもいいんですが、あえてベテランの方にもピュア作品やってほしい!!
ぐりりんさん

新ジャンルが勃興!

新人さんのオメガバース設定本が面白くてたくさん読みました。・・・今年はキャラグッズや特典競争が特に激しく感じられて引き気味になる事も多々あり残念に思います。作家さんや作品を使い捨てにせずに大切にして下さい。
匿名さん

2015年、所謂ちょっと「痛い系」の作品が流行った年でした。宝井理人著「テンカウント」やはらだ作品など登場人物が吐いたり暴力を振るわれるなど甘々からは程遠い作品が人気になりました。それと同時に桜日梯子作品や日高ショーコ作品など定番設定・王道ストーリーものもきっちりと一定の人気をたもち、BLが様々な人に受け入れられ、そして更に発展して行っていることが伺えます。とても楽しい1年でした。さらなる商業BL界の発展を期待しています。
匿名さん

「寄越す犬、めくる夜。」や「やじるし」など、痛々しい描写がある作品が目に止まる気がします。過激ジャンルが増えてきて、ファンもついてきて…腐女子の欲の幅はと本当にどまりないな!!と改めて。
すげいさん

表紙や絵のタッチが洒落ていて、エッチシーンもそれほどない作品が多くなった気がします。おかげでレジに持っていきやすく、本棚にも並べられるものが多くてBLが広く楽しまれて来たんだなと嬉しく思いました。
マミィさん

新人作家が引き続き元気!

BLに足を踏み入れて早2年。毎日が充実してます(笑) ベテランの先生たちがコンスタントにいい作品を出され、新人の方たちが思いもよらぬ切り口を見せ、表紙デザインも洗練されつづけていくBL界。 もっと多くの方に支持され、発展を遂げるのを肌で体感したく、今年もBLから離れない所存です。
のえるんさん

新刊、新人作家さんが大量に出た年だったなあと感じます。そのせいかノミネート作で知らない物が多々ありました。エロ重視になりつつあるためエロ少なめ、なしでニアホモちっくな作品がぜひとも増えてほしいです。
みよしのさん

リバイバル?流れが早すぎ?

ノミネート作品をざっと見て、去年と比べてぴんと来る作品がなかったと感じました。年に何十もそういった作品に出会えるわけではないので、単に好みが合わなかったことや外れ覚悟で大量に購入することを避けたことも理由になりそうですが、例えば小説のランキングに2014年に発売された『美しい彼』が入っていた点などから、新作があまり注目されていなかったのかもしれないと思われました。 新作より、2だとか番外編といった作品がたくさん世に出てましたね。本以外でも。広義ではおそ松さんもそうなるのでしょうか。ある意味でのリバイバルブームが来た年だったのかなと思います。
匿名さん

今回のBLアワード投票に参加して、自分のBL感度がますます下がっていることに気づかされた感があります。今年初めて触れた作家さんが非常に少なく、ついに新人作品では投票行動もできませんでした。ただ、ベテラン作品ではノミネート作品以外にも心に残るものがありました(たとえば吉池マスコさんの『藤原征爾君追悼特集に寄せて』など)。今年のトピックとしては、評論やガイド本が数多く刊行されたこと。BL作品そのものより、評論等の方にのめりこんだ年であったかもしれません。
ぎがさん

小説を読もう

「ショートケーキの苺にはさわらないで」を皮切りに、また商業BLを購入するようになりました。5年ほどBLから離れていたので、2015年は5年分の萌えをわんこそばのようにかき入れていた次第です。凪良ゆう先生、一穂ミチ先生、榎田尤利先生、英田サキ先生、安西リカ先生……と新たな作家先生の開拓を行い、とても楽しかったです。
いずさん

小説がコミックに押されがちだとは思いますが、作家さんの独特の書き回しや絵がない分、妄想創造して世界を生み出す作業が面白いと思うので是非、小説が少し苦手かな・・・という方には今後、小説もどんどん読んでいってもらいたいです。
だんさん

シリーズ化前提などBLも一般作品化の波?

いよいよBLコミックも大作化の傾向が強くなってきてますね。エロの充足ではなく、ストーリーを楽しむ作品が多くなったからでしょうから、完全に市民権を得たのでしょう。
大吉さわ子さん

2015年の人気上位のものは男子大学生が多かった気がします エロいものが人気あり、私はもう少しいろんな人に内容がしっかりと面白いものを読んでもらいたいなー… なんて いろんな方面での同性愛について賛否両論を見れた年でもありました、 同性婚を認める市ができたこと、某議員が同性愛に否定的なことを呟いたこと ですが同性愛がいろんな人に認められつつあることは確かで、 腐女子だけでなく腐男子もたくさん増えてきました 子供が作れない、結婚できないなど同性愛ならではの葛藤をテーマにするBLや 商業でのオメガバースなども話題人気でしたね 毎年毎年いろんなBLが出ますがマンネリ化が一番怖いです 仕方ないことではありますが現時点でも似たような内容のものが多いです (それもそれでおもしろいですが) 今まで読んだことのないような新しいBLを読んでみたいなと思っています!"
ふー*さん

よい2015年でした

2015年もコミックス・ドラマCD・イベントなどなどで、萌えと癒しをめいっっっぱいチャージできた幸せな年でした! 個人的にはかなりつらいこともあった分、とても救われたので、大好きなものがあって本当によかったなあ~と改めて思います。
AO39さん

あらゆる読み手に対して実り豊かな一年であったかと。
葡萄瓜さん

もはや毎年ではありますが、どんどん新人作家さん、新刊が出てくる中で毎月毎月どの本が私に合うのか品定めするのに頭を抱える1年間でした。年度末が差し迫って、今年度もたくさん萌え倒せた素敵な1年になりました。たくさんの本、作家さん、出版社さん、そしてちるちるさんに感謝です!!!
さーちゃんは運命ですからさん

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