ちるちるスタッフオススメ！9・10月発売の新作BLプレゼン大会
もうすっかりお馴染みとなった(？)ちるちる記者イチオシの新作をプレゼンし合う座談会。
今回は記者4名(馬子、みこりん、ほっしぃ、星野)で、9・10月発売の新作BLについて語り合いました！(8月・9月発売作品について語った前回は
こちら)
萌えは三者三様、それぞれの好みが炸裂した座談会の模様をお届けします。
● 馬子オススメ
『はきだめと鶴』キタハラリイ
馬子 ノンケのワンコ系男子の攻めと元ゲイビ男優の受けというカップリングのお話です。映画館でバイトをしている受けの元に攻めが通って告白するんですが、受けには過去のトラウマがありなかなか受け入れることができない…という感じですね。私はトラウマBLが好きなのでとてもツボでした。あと、エロシーンが結構しっかりエロい！受けのトラウマにヤクザが絡んでいるので、ブラックな世界観でそこも良かったです。
みこりん ヤクザ系が好きなんですか？
馬子 すごく好きです！ヤクザ、裏社会…そういう要素が好きなのでツボにハマりました。
ほっしぃ キタハラ先生ってまだそんなにコミックス出ていないですよね？
馬子 この『はきだめと鶴』が二冊目のコミックスですね。
星野 前作『ジェラテリアスーパーノヴァ』も話題になりましたよね。
馬子 そうですね。今回は裏社会系の設定やカップリングがツボっぽいなと思って読んでみたのですが、何だかんだ言っても純愛なんですよね。そこがとても良かった。
● みこりんオススメ
『サヨナラゲーム』南月ゆう
みこりん メインカップル二人の他に女の子が登場するのですが、その女の子が当て馬！っていうキャラではなく二人の恋を応援するような役回りで好印象でした。それぞれのキャラクターの心情が丁寧に描かれていたところも良かったです。
ほっしぃ 学生ものですか？
みこりん 社会人と大学生のカップルですね。二人は同じ高校の野球部の先輩と後輩で。
馬子 再会系なんですね。
みこりん 受けが攻めの先輩をずっと好きだったっていう感じです。攻めの方は本気で人を好きになるということがいまいち腑に落ちていなかったんですけど、受けと再会することでその辺りの考え方も変わってきて、そういう心情の変化の後に描かれているエロシーンが引き立っていました。
● ほっしぃオススメ 『すべてはこの夜に』英田サキ イラスト：笠井あゆみ
ほっしぃ 皆さん漫画を選ばれるだろうなと思ったので、あえて小説を選びました。皆さんあんまり小説は読まない感じでしょうか？私も最近読むようになったのですが、英田サキさんの作品はすごく面白くて結構読んでます。内容的には再会ものかつヤクザかつトラウマかつ…というダークな感じですね。
馬子 そういうのすごく好きです！どれがヤクザですか(食い気味)
ほっしぃ この黒髪の方ですね。再会したらヤクザになってたという。分量としては表紙のカップルのお話よりも扉絵の二人のお話の方が多くて、メインカップルの二人からすると20年前くらい過去のお話なのですが、そっちがすごく…切ない通りこして悲しい…。読み終わったあとずっしりきました。
馬子 これもヤクザものなんですか？
ほっしぃ メインカップルの攻めの方の上司の過去のお話なので、ヤクザですね。血みどろな感じでエグいところもあるのですが、重たいBLが読みたい方にオススメです。
● 星野オススメ 『ヴェリタス』真行寺ツミコ
星野 表紙の美しい男性が「ヴェリタス」という現代の闇を象徴するような秘密組織に単身で乗り込んでその闇を暴いていく・・・というようなストーリーなのですが、その組織では人間がペットとしてオークションで競られるといったような世界で。
馬子 良いですね！
星野 多分馬子さん好きだと思います！美しい主人公がその組織の中で権力者たちに好きなようにされてしまうという。
ほっしぃ この作品、ちるちるで調べてみたらカップリング表記がなかったんですよね。
星野 カップリング要素は後半の方で出てくるんですけど、前半はひたすら総受けというか対モブというか。ダークBLとか耽美系がお好きな方にはオススメです。エロもかなりしっかりページ数があってスゴいです！
馬子 ペットものってエロ濃厚なものが多いですよね。座裏屋蘭丸先生の『PET契約』とか…
星野 そうですね。この作品も受けが捜査のために幼児言葉で喘ぐ羽目になったりと潜入先でかなり好き放題やられているんですけど、でも芯は強く気高いっていうのも良かったです。
その後も、ドラマCD化の決まった『はきだめと鶴』のキャスティングについて議論したりと9・10月度の座談会は盛況のままに幕を閉じました。
皆さんのオススメ作品はピックアップされていましたでしょうか？寒い日が続きますが、お体に気を付けて良いBLライフをお過ごしください♪
記者： 星野
