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【中国歴史劇ドラマ】中華もの好き必見!ブロマンス満載

2017/04/10 12:44

『瑯琊榜 〜麒麟の才子、風雲起こす〜』 楽天ビデオでは日本語字幕で1、2話が無料で見れます
 日本では大河劇があるように、中国のテレビも定期的に時代劇・歴史劇が放送されます。代表的なジャンルは「歴史劇」、「江湖劇」、「宮闘劇」、「神話劇」(最後に詳しい説明があります)などがあり、オリジナルの脚本で作られていましたが、最近は元々ファンがたくさんついている人気なネット小説が脚本に選ばれドラマに改編しています。

 今回紹介したい『瑯琊榜 〜麒麟の才子、風雲起こす〜』(ろうやぼう きりんのさいし、ふううんおこす)は、ここ数年で一番注目されている架空歴史劇です。人気のあまりに最終話が放送された後、第二部の制作が速攻決定し、2017年12月に放送予定です。



 中国版ハムレットとも呼ばれている宮廷の権力と愛憎が織り成すこのドラマは、キャストから衣装、舞台セット、音楽、どれも映画と同レベルで撮影され、ドラマとしては完成度は並外れていると観客の間でも評価が高い。

 原作小説は噂によりますと、元々はBLものとして書かれていたけど、途中から物語のスケールが大きくなりすぎて、BLというジャンルではとても収まり切れないし、主人公の最期はBLものにふさわしくないため、最終的に一般の架空歴史小説になったとか。と言いつつも、散りばめているBLのかけらをみつけるのもまた見どころになっています。


 全部で54話、一話45分ほどの大長編ですが、その尺以上に見応えがあるドラマだと筆者が保証します!少なくとも33話までみていただきたいです!(笑)
 日本ではチャンネル銀河で放送、DVD-BOX・BD-BOXも発売しています。

■チャンネル銀河公式ホームページ
 https://www.ch-ginga.jp/feature/rouyabou/
■楽天ビデオでは日本語字幕で1、2話が無料で見れます
 https://video.rakuten.co.jp/special/rouyabou/

『麒麟の才子を得るもの、天下を得る』


 物語は皇太子と誉王(よおう、皇帝の第4子)の間にめぐる王位の争いから始まる。10年を超える長い互角に疲れ、「琅琊閣(ろうやかく)」という宮廷にも影響を与え、対等な価値を払えば天下のあらゆる疑問を回答できる情報組織(現代で言うとイギリスのSISっぽい組織)に意見を求める。

 そこで二人には「麒麟の才子を得るもの、天下を得る」の紙切れが届くが、その麒麟の才子こそが、このドラマの主人公・梅長蘇である。彼は都に住む友人蕭景睿(しょうけいえい)に誘われたのを口実に都に潜入し、自らの手で長い間隠されていた惨劇の真実を明かし、そして怒涛の復讐劇が始まるのであった。


 復讐を果たすためには、皇太子と誉王を排除し、幼馴染の友人、皇帝の第7子である靖王・蕭景琰(しょうけいえん)を皇帝後継者にする必要があったが、梅長蘇はある理由で過去の面影をなくし、靖王は彼が自分の幼馴染であることを知らずにいた。

 正義感が強すぎた靖王の代わりに権力闘争の闇をすべて背負い、謀略で靖王を皇帝後継者への道を拓いていく梅長蘇だが、残された時間はもうない。


魅力的なキャストが熱演


 主人公の梅長蘇を演じるのは中国で有名な俳優・胡歌(ふーごー)です。胡歌(Weiboフォロワー5540万人)は2000年代から爽やかで情が深いドラマ主人公を演じることで有名だったが、事故で顔と首の右半分に大傷を背負ってしまい、長い間休養をしていた。今回のドラマは活動再開したあと最も成功した仕事だと言われています。


 出演陣には実力派おじさん俳優たちが充実していて、若い世代のイケメン俳優、王凱、程皓枫らもおじさんたちに負けない演技を発揮します。この中にも、靖王を出演する王凱(Weiboフォロワー1356万人)は「顔がいい、手がきれい、声に艶がある」の三拍子で女性のファンがたくさんいます。



劇中に見え隠れているBLエッセンス
 
 二次創作などにおいて、一番人気の旦那/嫁候補として幼馴染の靖王はもちろん、梅長蘇が遭難した時に助けの手を伸ばした琅琊閣の小旦那・蔺晨、あるいは梅長蘇の義理の弟・飛流(ひりゅう)や、敵対する誉王も捨てがたい。
  最初にも書いたとおり、元々はBLものとして書かれていたため、ドラマの中でもそれらしき要素が転がっています。(決して筆者の憶測などではありません!)

 なにせ、ドラマの中でヒロインとして描かれている穆霓凰(ぼく・げいおう)は、小説では梅長蘇の元部下の妻になったし、梅長蘇は最後の最後まで周りに愛されながらも一人で信念を貫いていくのであったんです。一般大衆向けのドラマを作るにはヒロインが必要だったんだな…としみじみ思いました。

 では最後に、原作で梅長蘇のカップリングになってたはずのキャラクターとはだれのことなのか。

 実は梅長蘇は受けで、攻めは…友人の蕭景睿だそうです。なぜなの??と知りたいそこのあなた!ぜひぜひ一度手にとってみて、確かめてください!


■歴史ドラマのジャンル紹介

1.「歴史劇」:実際の歴史背景に基づいてその時代を再現するドラマ。基本的にある皇帝(漢武帝、唐玄宗など)の在位期間に残した功罪を演じることが多い。

2.「江湖劇」:金庸著作の武侠小説で一気に流行り出した名詞「江湖」は、宮廷と民間の規模に相当する社会における第三方勢力である。時に経済や政治に影響を与えたり、民間に信頼されていたりします。またキャラクターは色んな武芸を持ち、情と大義を重んずることで、多彩な物語が展開されています。

3.「宮闘劇」:皇帝の「後宮」(日本では平安京内裏の七殿五舎、江戸城大奥に該当する)にいる后妃の争いをメインに、色んな性格を持つ女性に焦点を当て、一番単純であるはずの愛情と複雑で非情な政治との矛盾と葛藤を描くドラマ。

4.「神話劇」:中国の神話を改編したドラマ。日本で親しみのある西遊記や封神演義も人気な題材となっています。




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