BL情報サイト ちるちる

BLニュース

BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

BLファンもイケる!?秋アニメは『サムライフラメンコ』でいいですか?

2013/09/07 08:00

モデルと警察官のバディヒーローものか…
10月10日、フジテレビの深夜アニメ「ノイタミナ」枠でスタートする作品が『サムライフラメンコ』。タイトルを見ると「なんやねん!」という感じですが、探っていくととっても腐女子、BLファン人気も獲得しそうです。

まず、公式サイトのイントロダクションを一部引用します。

斬新!大胆!スリリングッ!な、オリジナルアニメーション、ここに誕生。
改造手術も受けず、特殊な能力も持たず“自力で”正義 (せいぎ)の味方になってしまった男・羽佐間正義。
運命の悪戯でその正体を知り、以降彼の起こすトラブルに巻き込まれる警官・後藤英徳。
二人の関係を軸に、この世界で「正義 (せいぎ)の味方として活動」することの困難と意義、そこから生まれるドラマをときにコミカルに、
ときにシリアスに、真のヒーロー誕生までの物語をドラマチックに描く!

これだけで、「ああ、私、イケそう」と感じたみなさんも少なくないのでは?

正義の味方になる羽佐間正義くん(CV.増田俊樹)は、男性ファッション誌でモデルをしている19歳。特撮ヒーロー好きの祖父の影響で幼少時からヒーローに憧れ、ついには祖父が考案したヒーローである「サムライフラメンコ」になってしまいます。ああ、サムライフラメンコというネーミング、祖父センスなんですね。

そして、運命の悪戯でサムライフラメンコに巻き込まれる後藤英徳(CV.杉田智和)は、交番勤務の警察官で24歳。実際の交番勤務ってきっといろいろと大変なんだと思いますが、エンタメとして描く上では24歳の“下っ端警官”って、いろいろとイジりがいがありそうです。彼がどう、サムライフラメンコである羽佐間くんに振り回されるか楽しみなところ。

つづいてスタッフを見ると、監督の大森貴弘さんは過去に、アニメ『夏目有人帳』シリーズ、『デュラララ!!』など、腐女子・BLファンの支持が厚い作品も手がける1965年生まれ。

キャラクター原案の倉花千夏さんは、まさに腐女子・BLファンほぼ直撃です! アニメ『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズでキャラクター原案を務め、同シリーズの元になったゲームでは原画も担当。過去には別名義で、BLゲームで人気のメーカー「Nitro+CHiRAL」でも活動歴があるようです。

アクション監督・デザインの山田起生さんは、アニメ『TIGER & BUNNY』のテレビシリーズ2話と8話で作画監督を担当。さらに過去作品を検索すると、監督の大森貴弘さんと同じく『夏目有人帳』シリーズ、『デュラララ!!』に大きく関わっています。

そしてキャラクターデザインの山下喜光さん。腐女子・BLファン的に注目のアニメは『坂道のアポロン』、オノ・ナツメ先生が原作の『さらい屋 五葉』で総作画監督。そして興味深いところでは、関わった作品が『サムライチャンプルー』『無限の住人』『へうげもの』『ムシブギョー』と、『さらい屋 五葉』含め“サムライ率”高ッ!

もっと探るといろいろ発見できそうですが、このへんでやめときます。

次に、昨日9月6日に発表された『サムライフラメンコ』キービジュアル第3弾とムービー「番宣SPOT-3」。見た瞬間に思ったのは、「これ『Gメン'75』オマージュやんけ!」。そうです、1975年から82年にかけて放映されたテレビドラマ『Gメン'75』のオープニングっぽいんですね。

ほかにも、これまで発表されたキービジュアルやムービーには日本の特撮ヒーロー創成期から70年代あたりまでへオマージュが感じられますし、キャラクターの衣装の細部は“レトロ感”というか“おおげさ感”というか、ミリタリーや昭和の高度経済成長期のファッションをモチーフとしている印象です。

てそれと腐女子とどう関係あるの? と感じる方も少なくないと思いますが、単純にミリタリーや昭和なファッションって、現代のカジュアルな服装より形式的でカッコイイ(昭和にもだらしないファッションはありますが)。伝統が受け継がれている、スーツやガクランに通じるものがあると思いました。

また、監督の大森貴弘さんをはじめ、シリーズ構成の倉田英之さんが1968年生まれなど、昭和のエンタメで育って平成、そして20世紀末前後に活躍の場を広げたクリエイターが、ノリノリで制作しているような印象があり、「これは楽しい作品になりそうだなー」とニヤニヤしている記者です。

往年の特撮をそのままだったり、むき出しの昭和感を突きつけられると、現代に暮らす私たちにはマッチしないことがありますが、酸いも甘いもかみ分けたクリエイターによってデザインされているのではないか、と感じられる『サムライフラメンコ』、秋の夜長のお供にいかがでしょうか?
オリジナルTVアニメーション「サムライフラメンコ」オフィシャルサイト

関連作家・声優

アクセスランキング

最新BLニュース

オススメニュース

最新のコメント

PAGE TOP