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彼らは“今”しか感じられない!舞台『クロードと一緒に』プロデューサーに聞く

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2014/05/12 18:54

彼らは“今”しか感じられない!舞台『クロードと一緒に』プロデューサーに聞く

客を殺したという男娼“彼”と、刑事のスリリングなドラマ
5月14日~18日、東京・青山円形劇場にて上演される舞台『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』。カナダの劇作家が30年以上前に手がけた戯曲をもとにした作品で、同国とイギリスを中心に長く愛されています。日本では今回が初上演。

男娼が「客を殺した」と自首してくるという物語の始まりや、取り調べを担当する刑事との間に築かれる関係、R-15と同程度のセクシュアルな表現ありと、妄想を膨らませずにはいられません。また、男娼“彼”と刑事役はダブルキャスト。
キャスト
彼:相馬圭祐 ブログ
刑事:伊藤陽佑 ツイッター

彼:稲葉友 公式サイト
刑事:伊達暁 公式サイト

それぞれのペアで、どんな舞台となるかも注目です。このたびは、舞台のプロデューサーである三宅優さんにインタビュー。作品についてはもちろん、キャスティングや妄想どころについてもうかがいました!

Q. 今作『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』は今回が日本初上演です。日本でやろう!と決意したきっかけはどういったことだったのでしょうか。
英国滞在中にロンドンで観劇したのが1991年でした。それから20年以上経って、日本で友人にロンドンで観て感動した本作品について語っていた際「私もそのお芝居、観たいです!」と言われた事。そして、そのために状況を確認するためにコンタクトした原作者から即日にOKという返事をもらえた事です。

Q. 日本版ならではのこだわりや、日本版だからこそ苦労した(している)というエピソードがあれば教えてください。
日本版ならではのこだわりや苦労はプロデューサーという私の立場ではありませんが、膨大なセリフ量とテキストで語られない真意を組む作業に役者さんは苦労しています。

Q. キャスト決定のいきさつ、決め手は? また、各ペアが演じる舞台にはどのような違い・魅力があると思いますか?
私がこの人の演じる“彼”や“刑事”が観たい、というシンプルな想いです。
各ペアに違いがある事ははっきり感じていますし、ご覧になる方にも感じて頂けると思いますが、その違いを言葉で表現するのは難しいです。ご自身で両キャスティングをご覧になって判断して欲しい、と思います。魅力の違いが現れるように決定したWキャストでもありますので。それが、私の当初の予測をはるかに上回って、魅力の違いが際立っていて、私自身が感動しているレベルです。

Q. ずばり、今作の見どころを教えてください。
執筆から30年経っても衰えない作品の根幹にある普遍性と思います。
そして、“彼”役の相馬圭祐さん、稲葉友さんの、異なる色っぽさや可愛らしさを、演劇ならではの“今”という時間の中で直接に自分で感じて欲しいと思います。
昨今の舞台では、後日、DVDが発売される事が多いですが、契約の関係上、DVD化はされませんので、青山円形劇場で“今”を体感してください。

Q. 今作はR-15と同程度ということで、15歳以上の観客を対象としています。セクシャルなシーンでのこだわりや大変な点はありますか?
大変な点は“R-15と同程度のセクシュアル”という言葉が、少し一人歩きしすぎている現状でしょうか(苦笑)
確かに、“セクシュアル”なのですが、観客の想像力次第、想像力を刺激する“セクシュアル”なので、ストレートな“肉感”を求めると違う! になるかもしれません。

Q. 「BL(ボーイズラブ)」に対するご自身のイメージは?
私自身は小学校低学年の時から萩尾望都『トーマの心臓』、竹宮恵子『変奏曲』シリーズが大好きでした。本質が読み取れていない部分も多々あったと思いますが、その頃からずっと好きでしたし、今でもBL作品で好きな作品も多々あります。
マンガ作品だけでなく、映画でも好きな作品も多いです。BLという言葉が生まれる以前に関係する仕事に就いていましたので。

Q. BLが好きで今作に興味を持つ方々も多いかと思います。BL的視点での見どころがあれば教えてください。
ある意味、BLではないかも、と思います。
私自身がBLを好きな部分があるからこそ“BLでないかも”とコメントする感じです。男娼=BLという構図で判断すればBLかもしれませんが、むしろ“哲学”や“純文学”な感じ?
あえて、BL的視点をあげるなら、キャストの皆さんの仲の良さでしょうか?(笑)
取材やコメント撮りでの対談やインタビューの際、それが感じられて微笑ましいです。 

Q. 演技以外の演出で注目してほしい部分は?
青山円形劇場という360度の観客席という空間を、どうカナダの判事の執務室という空間に変貌させ、そこから広がる1960年代のモントリオールの景色をいかに想起させるか、という部分は注目して欲しいです。あと、客席とステージの近さも、この劇場ならでは、と思います。

Q. これを知っていればさらに楽しめる! という裏話があればお願いします。
シリアスで高圧的な演技をする“刑事”役の伊藤陽佑さん、伊達暁さんが、稽古場ではけっこうお茶目な事をしていて、とてもチャーミングです。

Q. 意気込みとメッセージをお願いします。
見どころと重なりますが、契約の関係上、DVD化はされませんので、青山円形劇場で“今”、直接に30年色褪せずにカナダ、ロンドン、そして日本で上演される作品の普遍性を体感してください。

チケット&タイムテーブル - Being at home with Claude ~クロードと一緒に~

前売りチケット好評につき、直前まで予約可能なチケット申し込み受付がスタート

◇ダブルキャスト
相馬圭祐・伊藤陽佑/稲葉友・伊達暁
◇上演
5月14日~18日

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