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男優劇団スタジオライフが贈る耽美の世界 舞台『トーマの心臓』6/22まで 新宿・紀伊国屋ホール

2014/06/16 12:57

1996年から上演される劇団の看板作品 7月には大阪公演も
劇団スタジオライフによる舞台『トーマの心臓』が、新宿・紀伊国屋ホールで現在絶賛上演中。クアドラプルキャスト公演(4パターンの配役)にて、6月22日まで行われています。


『トーマの心臓』あらすじ
ドイツのギムナジウム(高等中学校)と寄宿舎生活を舞台にくり広げられる物語。
冬の終わりの土曜日の朝、一人の少年が自殺した。彼の名はトーマ・ヴェルナー。そして月曜日、一通の手紙がユリスモールのもとへ配達される。
「これが僕の愛、これが僕の心臓の音…」
トーマからの遺書だった。その半月後に現れた転入生エーリク。彼はトーマに生き写しだった。人の心を弄ぶはずだった茶番劇。しかし、その裏側には思いがけない真実が秘されていた。

原作はご存知、萩尾望都先生による1975年刊の少女漫画。まだボーイズラブというジャンルも確立されていない当時のこと、少年同士の情愛を描いた同作の発表は大変な衝撃をもたらしました。現在では竹宮恵子先生の『風と木の詩』等と並んで少年愛のクラシック作品、謂わば原点として語り継がれる傑作です。

そしてその『トーマの心臓』を、1996年に初めて舞台化したのが劇団スタジオライフ。
1985年創立のスタジオライフは、現在に至るまで25年以上、男優のみで構成されている劇団で、女性は脚本・演出を担当する倉田淳氏のみという徹底ぶり。もちろん女性役も男性が演じます。舞台『トーマの心臓』は、その耽美的な魅力で劇団の方向性を決定付けたとも言われる看板作品です。

そんな劇団のライフワークでもある『トーマの心臓』を彼らが上演するのは、今回が4年ぶり8度目。主人公・ユリスモールはこれまでにも同役を演じてきた山本芳樹さんと、今回が初のユリスモール役抜擢となった、入団10年目の松本慎也さんによるダブルキャスト。同じくエーリク役は、入団2年足らずという新人の久保優二さんと田中俊裕さん、そして11年ぶりにエーリク役を演じる及川健さんによるトリプルキャストです。
トーマの心臓 スタジオライフ - YouTube

哀しくも深い愛情に満ちたストーリー、端麗な男優陣によって目の前で繰り広げられる少年愛には、否が応でもドキドキさせられっぱなし。ボーイズラブの黎明を告げる名作の舞台、演劇には行ったことがない…という腐女子・腐男子の皆さまも、いろいろな観点で楽しめることうけ合いです!

東京公演は新宿・紀伊国屋ホールにて6月22日まで、当日券の販売もあります。なお7月11日~7月13日には、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでの上演も。チケット情報や各公演の出演キャストは、劇団スタジオライフ『トーマの心臓』特設ページにてご確認ください!

記者:神谷浩未

スタジオライフ公演
『トーマの心臓』
原作:萩尾望都/脚本・演出:倉田淳
<キャスト>
山本芳樹、松本慎也/及川健、久保優二、田中俊裕/青木隆敏 ほか
※Auslese(アウスレーゼ)、Spatlese(シュペートレーゼ)、Riesling(リースリング)、Kabinett(カビネット)によるクアドラプルキャスト公演
<会場・日程>
東京公演:紀伊国屋ホール 2014年5月24日(土)~6月22日(日)
大阪公演:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014年7月11日(金)~7月13日(日)
各公演チケット発売中
全席指定:前売5,800円/当日6,000円/ウイークデイ・サンキューチケット3,900円(前売限定)
トーマの心臓 開幕 - YouTube

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コメント4

投稿順 | 最新順

匿名2番さん(1/1)

トーマの心臓は「少年愛のクラシック作品」だそうなので、BLニュースでいいと思うけどね。

この劇で萌えるかどうかは、人それぞれ…
自分は萌えないけど、まぁ許せる範囲かな。

匿名1番さん(1/1)

これをBLにカテゴライズしてしまえる勇気

スタジオライフといえば過去に11人いる!("続"も)を観劇したことがあります。
原作ファンであったためチケットを取ったのですが、内容も演者さん方もとても良かったです。
この舞台も、予定抑えることができたら観に行きたいなぁと思っているひとつ。

先日2チーム観劇しました。
劇場入口から、衣装を着た劇団員たちが「シュロッターベッツへようこそ」と声掛けしながらチケットをもぎったり物販に立ったりしてます。
紀伊國屋書店から踏み込んだ途端、非日常の世界に気恥ずかしさを覚える方もいらっしゃるかもしれません。でも大丈夫、帰りには慣れてますよw
舞台は休憩を入れて3時間。
BLというより、今でいうところの匂い系に近い作品ですが、ユーリとサイフリートの妖しい関係はかなりはっきり描かれてます。
個人的には松本ユーリと青木サイフリートの組み合わせが、役の掴み方も新鮮で良かったです。
原作が好きだからこそ観たくない、という方に是非一度観てほしいなあ。

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