BLニュース

「皆既食～Total Eclipse～」が2014/11/7(金)～11/29(土)まで渋谷で上演されます。
出演は岡田将生さんと生瀬勝久さんですが、この舞台公演を前にコメントを出しています。その一部をご紹介します。

生瀬勝久
岡田将生君とは、彼が２０歳そこそこの時に出会いました。いやあ美しい若者だなと思ったことを覚えています。
岡田将生
ベテランの生瀬さんがいらっしゃるので、胸を借りるつもりで、教えて頂けるものを全部吸収したいと思っています。この戯曲には面白さがたくさん詰まっているので、あとはやるだけです！

岡田将生さんのコメントを見ると、なぜか普通の言葉がエロく思えてしまいます。「胸を借りる」「全部吸収」「やるだけ」とか気になりますね。
現在、普通席チケットはもうすぐ売り切れそうです。興味のある方はお早めにご予約を！

■皆既食BLで見つかったのはなんとか３作

さて2014年10月8日は、月が地球の影に全て入りこむ「皆既月食」です。満月が突然欠け、再び満ちていく姿を長時間堪能することができます。
そして皆既月食のときの月は赤く見えることがあるようです。
そんなわけで今回、日食（日蝕）、月食（月蝕）に関連する皆既食BLを集めてみようとしましたが、あまり見当たりません。
「月を食べる」「月を蝕む」なんて、語感からしてエロさ満点、フルムーン！
そして「赤く」なって「隠れて」しまうなんて美味しすぎる擬人化シチュ！
なのに、まったくBLになっておりません。
なぜ？
その中で見つかった3冊を紹介します。

月食でなく、金環日食になぞらえたストーリー
Ｂ×Ｐ　Ａｎｘ　(１)　  蛇龍どくろ

この作品は、2012年5月の「金環日食」のときに発売されました。
「金環日食に併せた発売日なんでしょうか？」「二巻はまた三年後かな…。忘れなければいいけど…。」（まっとぅ～さん）

とレビューに書かれていますが、2015年に「部分日食」はあっても、2035年9月2日まで大規模な「金環日食」はありません。つまり2巻の発売は約20年後かもしれませんね。
蛇龍どくろ先生といえば「エンドレスワールド」が衝撃的でした。というわけでエンドレスに待ち続けましょう。

こちらも金環
金環蝕　完全版　山藍紫姫子  

耽美＆破滅全盛時代のロマンBLです。
メルローズ・ビシャスは、かつての敵軍将校であるクライシスから夏城への招待を受けた。そこで尊敬していた上官フレグランス大佐と再会するが、大佐は夏城に囚われる性奴に身を堕とされていた。背徳の物語。
こうした壮大な背景のもとに描かれるBL小説は、最近めっきり少なくなりましたが、かえって新鮮ではないかと思います。何かの際に復刊、もしくは電子化をお願いしたいところです。需要はあるはず。
同名で、日本政財界の内幕と総裁の座を争う政治家たちの姿を描いた小説、映画があります。

ズバリだけど
皆既月食　火崎勇

スバリなタイトルですが、残念ながら商業誌の番外編を集めた同人誌です。こちらはちょっと手に入りにくいです。

これだけ皆既食モノが少ないのは意外です。
しかし皆既食のスパンが長すぎて、人間の時間間隔に合わないのでしょうか。
皆既食の間にHをすると不吉なことが起こるとか、そういう伝説もあまりないので、エロい語感と裏腹に、性的なことに結びつきづらいのですね。う～ん……。