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表題作心に罠を、唇に罪を

警備会社から派遣された男・佐伯
訳ありリーマン・眞崎

あらすじ

再開発プロジェクトをめぐって企業恐喝事件に巻きこまれた大手ゼネコン、滝田建設。
脅迫者から現金受渡役に指名され渦中の人となった事業部の真崎には、身辺警護のため警備会社から派遣されたという男、佐伯がつくことに…。
佐伯の正体は何者なのか…?惹かれながらも疑心暗鬼になる真崎…だが、そんな真崎にも、幼少期のある体験が生んだ、誰にも明かせない淫靡な秘密が…。

作品情報

作品名
心に罠を、唇に罪を
著者
泉美アリナ 
イラスト
有馬かつみ 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
発売日
ISBN
9784872575804
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

謎の男

あとがきにも書いてらっしゃったように、テーマは『謎の男』
“謎”が、あちらこちらにちりばめられていました。2時間サスペンスのように…。
いろんな謎が解けていくたびに、「そうか…」とワクワクしました。

企業恐喝事件に巻き込まれた眞崎の、身辺警護に当たるために派遣されてきた佐伯。でも、眞崎は佐伯はただの警備会社の人間とは思えなかった。また、自分の性癖を自覚している眞崎は、緊急事態の今、佐伯に惹かれないように…と戒めます。
犯人に呼び出され、眞崎が対決するんですが、それを助けたのは佐伯です。
佐伯の本当の姿は“SIT(Special Investigation Team 警視庁刑事部捜査一課特殊班捜査係)だったんです。特別なヘリに乗り込み、空から真崎を助けに来たんです。

これで佐伯と眞崎の中も、グッと近くなるかと思いきや、小さい頃のトラウマが原因の眞崎の秘密が原因で、眞崎から別れを告げます。
この眞崎の秘密、結構ツボでした。
この秘密は、最後まで2人の間に横たわり、邪魔をします。すぐにどうにか出来る物ではないので、とってももどかしいんです。

この時点で、まだ事件は解決していないのですが、その後、ちゃんと事件が解決しますが、佐伯が犯人から銃で撃たれ入院する羽目に。
この病室でのやりとりがいいんですよ。
解り合えるまでに時間がかかりましたが、この先は穏やかに一緒に暮らしていけるんでしょう。
雰囲気のよいカップルでした。

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