追憶のキスを君は奪う

tsuioku no kiss wo kimi wa ubau

追憶のキスを君は奪う
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神4
  • 萌×23
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
47
評価数
12件
平均
3.9 / 5
神率
33.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
海王社
シリーズ
ガッシュ文庫(小説・海王社)
発売日
価格
¥590(税抜)  ¥637(税込)
ISBN
9784877245108

あらすじ

忘れられないキスをくれたあの人から、結婚の報せを受けた夜。
俺はどうしても抱かれたかった。
彼とは似ても似つかないような年下の男に。
そいつ…冽は、望みどおりに俺の身体を満たしてくれたが「キスはしない、今夜一晩だけ」という約束を破り、一途に俺を求めてくる。
…恋愛に陥るのは怖くて、俺はかたくなに冽を拒んだ。
しかし、その不器用な情熱が次第に愛しく感じられ、俺は冽を愛するようになるのだが…。

表題作追憶のキスを君は奪う

駆け出しカメラマン 渡辺冽24
フリーの編集者兼ライター 副島穂波28

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レビュー投稿数4

初恋の罪と咎

「神」…神、ちょっと迷ったけど神にします!
元々鳩村衣杏さんの書かれる小説が好みで、この作品はその中でも特にドキドキを感じました。

何か過去に囚われている年上の美人、穂波。誘われて一夜を過ごし、忘れられない印象を刻み込まれた年下の男、冽。一夜の関係だったはずなのに、フリーライターとカメラマンという仕事上の関係で再会してしまう。距離を置こうとする穂波に『恋をした』と直球で対峙してくる冽。
穂波は10代での初恋(キスだけの)に囚われて冽を受け入れまいと、キスだけは拒む…頑として。
さあ〜はじまりますよ!
いざ、冽を恋人として受け入れて、つまりはキスを許した後、甘々の恋人同士の刻を味わった後、何が待っていたのか…
カメラマンとして穂波が過去を話しているその貌を写したい、と言う冽。戸惑いながらも承諾する穂波だが、深い意味もなく『初恋はいつですか?』と聞いてくる冽に穂波はえぐられて、その時を思い出して、感情的になって泣きながら叫んで。
冽もまだ穂波の中では初恋は終わってないと知る。でも冽はまだ何も気づいていなかった……!
ここからドラマチック展開です。もうハラハラとドキドキと続き萌えが襲ってきます。
ラスト近くになってもう一波乱起きるのですが、ここが今一つ…他の姐さまのレビューでも指摘されているのですが、冽の兄森江とのエピソードは無くても良かったかも??とは感じてしまう…
冽もすっかり成長して、「年下攻め」のガツガツ具合や余裕のなさが弱まってしまったところが少し残念ではありましたが、とにかく冽と穂波の恋愛に萌えるのは間違いなし。

感情的になっている穂波を写した写真は、新人カメラマンの登竜門R賞のグランプリを受賞するのです。好きな男を撮りたいという単純な気持ち、写真になって初めて視るその表情は、自分ではない男を想っていると知った時の嫉妬、それでも賞に応募してしまうカメラマンとしての業…
読み応え充分。


3

結構しっかりした三角関係モノ

あらすじと表紙イラストのイメージから想像していたとおりドラマで読ませる作品ではあったのですが、最終的に結構しっかりした三角関係モノだったのは意外でした。

主人公の穂波にとって追憶のキス――忘れられないファーストキスは、初恋の相手である高校時代の先輩・森江とのもの。今も仲の良い先輩後輩として連絡を取り合う森江から結婚の報告を受けた穂波はショックのあまりヤケになり、ゲイバーで出会った年下の男・冽と一夜限りの関係を持ってしまいます。やがて冽の猛アタックにより二人は恋人同士になるのですが、ある日、森江と遭遇し、彼と冽が兄弟であることが判明します。兄に対するコンプレックスもあって更に感情を拗らせる冽と、二人への想いの間で揺れる穂波のお話です。

読み応えのある作品だとは思うのですが、どうにも後半の森江のポジションが謎で、そこだけ腑に落ちませんでした。穂波の想いを知った途端に横恋慕してくるとは…前半の男前キャラはどこへ…。

クライマックスでちゃんと未来を見据えて行動した二人がなかなかカッコ良かったです。

3

蛇足かな?

 自分が彼のことを好きなんだ、と思い知らされた人から、結婚の知らせを受けた夜。
 副島穂波は、どうしても誰かに抱かれたかった。
 そんな彼が一夜の相手に選んだのは、年下の男。
 副島は、彼と「キスはしない、今夜一晩だけ」という約束をしてからベッドを共にしたはずだったのだけれど、その男・冽は、その約束を破り、「もう一度会いたい」と言い出し、断る副島に無理やりキスを仕掛けてきた。
 副島はそのままホテルを後にするけれど、ひょんなことから冽と仕事の関係で再開してしまう。
 そこから冽のアプローチが始まり、副島は断り続けるけれど、次第に冽の不器用な情熱に惹かれていく……

 という話でした。
 恋愛を拒んでいた男が、若い男の情熱にほだされてもう一度、恋愛をする話……だったんですが。
 ちょっとそれとは違ったのは、くっついた「おめでとうー!」と思ったら、ちょっとしたドロドロが待っていて、実は副島が初めてキスをした相手が、冽がコンプレックスを感じていた実の兄だった……というおまけつき。
 そこからそれなりにうまくいってたはずの二人の関係がギクシャクし始めて……という因果すぎるお続き話。

 まあ、最後はハッピーエンドに落ちてくれたからいいんですが、そんな偶然、設定に盛り込まなくてもいいのになあ……と正直思ってしまったし、素直に幸せにしてあげてもよかったんだろうなあ……と他人事だからこそ、思ってしまいました。
 話は面白かったと思いますが、最後のところはちょっと蛇足だったかもしれない、と個人的には思います。

1

愛する事の苦しさ

忘れられないキスをくれた初恋の人の思い出を引きずる穂波。
穂波に出会い、キスはしなくてもいい、体だけでもいいから側にいたいと望む冽。

冽の純粋さに惹かれ付き合うことになり、ようやく初恋をのりきった矢先、初恋の人との事で誤解が生まれ……

好きになって欲しいと願い、好きになると頭では理解できても感情が許せない。
好きだからこそ相手を許し、待ち続けたい。
沢山の好きだからこそが溢れていて、幸せにも苦しくも切なくもなる。


カメラを前に過去を語るシーンもコマ送りのようで、素敵でした。

3

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