この顔が笑うところも、泣くところも知っている。他の誰にも知らない顔も。

世界の果てで待っていて

sekai no hate de matteite

世界の果てで待っていて
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神17
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
92
評価数
20件
平均
4.7 / 5
神率
85%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHYノベルス(シャイノベルス・大洋図書)
発売日
価格
¥860(税抜)  
ISBN
9784813011064

あらすじ

元刑事の黒澤銃一郎は、渋谷に調査探偵事務所を構えている。ある雨の日、美少年・奏がやってきた。行方不明の双子の兄・律を探してくれ、と。一度は依頼を断った黒澤だが、かつての同僚で現役の刑事である櫂谷雪人もある事件の関係で律を探しており、ふたりは協力することになる。静と動。理性と本能。好対照な幸人と銃一郎が刑事をやめてからも続いていた。甘い一夜の記憶を忘れたふりをして・・・!?
(出版社より)

表題作世界の果てで待っていて

黒澤銃一郎/元・刑事の探偵
櫂谷雪人/同僚の刑事

評価・レビューする

レビュー投稿数6

切なくて愛おしい

一言、傑作です。

渋谷の街が舞台。
元刑事で今は一人で探偵事務所をかまえている黒澤〔攻〕の元を一人の少年が訪れたところから話は始まります。
そこから直ぐに少年の話には行かずに、次に元同僚だった刑事・雪人〔受〕が訪れてくる。
そして先刻の少年の依頼内容と、雪人の追っている事件とが一本の糸で繋がるんですなー、その辺のストーリーの持って行き方も上手いです、読ませます。

少年の双子の兄弟を探す事、そして彼は自分の意思で余命少ない画家についていっている事。

そして黒澤の警察を辞める理由にもなった悲しい過去。
敬礼をして兄を見送る黒澤の妹は、雪舟さんの挿絵と相まってとても愛らしくそれだけに妹を亡くした黒澤の悲しみ苦しみも伝わってきます。

黒澤と雪人の馴れ合い過ぎない、けれど離れている訳でもないそんな関係。
過去に一度だけのセックス。

双子のかたわれ、律が何故、画家に付いて行ったのか。

切なさと悲しみ、けれどどこか人間への愛おしさみたいなものが描かれているそんな作品です。
作品としての完成度がひじょうに高い。
そしてこの続編がまた面白いんですよーー!続き

0

胸にジーンときた

この作品は、いままでのボーイズラブと違って、感動するお話でした。
二人の元刑事、今探偵と現役の刑事の過去の関係から、今は踏み出せない
関係、どちらも近ずきすぎるのを恐れて、でもそばにいたい頼りにしている。
うーん、表現が難しい。
今起きた事件は、双子の片方の疾走事件、良い具合いに頭のいい兄弟が、だまし
助け合い、刑事二人を巻き込んで面白い展開になっていた。
以前起きた事件は、探偵刑事の方の、妹の殺人事件、妹と思いの兄のすさまじいまでの、感情が表れていて、切なく、涙がでそうでした。
これから、二人はどうなるのか、気になるけど続編読みたいな。
この本は、本の最近、中古本で手にいれたばっかりでした、雪船先生にイラストだったので買ったしだいです。絵が綺麗良かったです。

0

この気持ちをどうしたらいいですか

読み終わった後、何ともやりきれない気持ちになりました。

元刑事の探偵・黒澤×潔癖美人刑事・雪人。
元同僚の二人は、黒澤の元に舞い込んだある依頼をもとに一緒に事件解決に繰り出します。
そしてその依頼を発端に、過去の二人の出来事がどんどん明らかになるのですが…
黒澤は他人に好かれ、人当たりもいいのだけど、心の奥底に闇を抱えている男。
そんなこと、表には全く出さないのですが、それを雪人だけは知っていました。
過去にたった一度だけ繋げた身体。
雪人は、黒澤が自分のことを好きなことに気付いていたし、それを知ってなお、彼に身体を許した。
その後は何もなかったように友人関係を続ける二人。
そして世界中の誰よりもお互いを信じているという二人。
お互いのことを愛しいと、そばにいたいと思いつつも、それを自分の中にしまいこんでいる二人がめちゃくちゃ切ないです。
ツンデレ雪人が黒澤に近づく女に嫉妬しているし、黒澤に対する気持ちはどこからどう見ても“愛”なんだけど。
黒澤も以前と変わらず雪人のことを愛しているんだけど。
ただ側にいることだけを願い、友人関係を続ける…

BLとし続きての要素はすごく少ないんです。
でも、二人の心理描写がハンパない。
心の奥底でお互い愛し合っているのがわかるからこそ、切ない。
あのセックスに愛はあったのか、お互い気持ちがあったのかわからないままなのだと思うのですが、
二人はこのまま一生胸にしまっておくのでしょう。
どちらかが一歩踏み出せば、それだけで決着がつくような問題だと思うのですが…

口絵のところにある黒澤の台詞、「これで、キスは最後にする」の通り、
本当に黒澤は雪人に触れない気なんだろうな、と思います。
自分の想いはしまいこんで、二人のためにも友人であることを決めているんでしょうね。
…切なすぎるんですけど!!
大人だからこそ、お互いを思い合うからこその不器用さなんでしょうね。
あぁ…続編も構想中らしいのですが、ホント、こんなところで終わらないでほしいです。
二人のその潔いくらい友人でありつづけようとする気持ちは美しいと思うのですが、
二人にどうか、幸せな結末を用意してあげてください。

3

ミドリ

ほんと、タイミングって大事だと思うんですよね。
私今でこそ神と崇める山田ユギさんでさえ、最初はダメだったんです。
BL読み始めて1週間くらいで出合ってしまったのですが…多分早すぎたんですよね。
諦めずに再び読むことができて良かったです~あんなに素敵なのに最初はなんでダメだったんだろうと思いました。

高遠琉加さん、私この作品以外読んだことないんですよ、なんでこのあとどの作品に手をつけたらいいのかわからなかったので、お勧めしていただいてとてもありがたいです!
最近散財…もう冗談抜きにひどくって、ちょっと落ち着いたら買ってみようと思います、ありがとうございます!

むつこ

ミドリさんの返事を読んでて、「なるほど!」と思いました。
BL要素の薄さっていうのは、ある人にはプラス、別の人にはマイナスになるという、当たり前のことに改めて感心したっていうか…。
出会うタイミングって大事ですよねぇ。

ちなみに高遠琉加さんの作品の私の一番のオススメは『楽園建造計画』です。
全三巻なので敷居が高いかもですが、二巻以降が本当に面白いです。機会があったら、いつか是非読んでくださいねー。(『世界の果てで~』と違って、ちゃんと完結してるしね…w)

ミドリ

むつこさーん
この作品、めっちゃめっちゃ切なかったですねー
最初はあまりにもBLっぽくなくてどうしたもんかと思ったんですが、
普通にストーリー自体も面白いし、時々急にBL臭がしてくるんですよね!
匂い系?なのかな。
櫂谷視点で語られる昔の二人。切なくて切なくて…
そしてちょっとした仕草やセリフで、二人が想い合っていることが伝わってきて、
もーーーー!!!!と叫びたくなりました。
こんな続編を希望するのは窮鼠以来かも。
あれと同じく、何としてでもこの二人の結末を見てみたいですね。

私、むつこさんのようにこれが初BL作品だったとしたら、ハマれてないかもです。
あまりにもBL要素が薄すぎて。
ただ、いろんな作品を読んだことによってこの作品の素晴らしさがわかった気がします。
このタイミングでこの作品に出合えて本当によかった!!

むつこ

ミドリさーん
ミドリさんのレビュー読んで、感動を思い出して、また泣きそうになりました…。

この小説、いいでしょいいでしょ。
前もどっかで言いましたが、これが私の初BL小説でした。初っぱながこの、BL色の薄い重苦しい、でもスーパー切ない小説で、BLに対して持ってたイメージをガラガラと崩されたんですよw

ああ、また続編読みたい病が…。

繊細な大人のドラマ

激しい濡れ場や愛の言葉が無くても、
溢れんばかりの思いは語ることができると教えてくれる良質な作品。
雪舟薫さんの挿絵も小説の雰囲気とバッチリで、素敵でした。

一度だけの甘い記憶を、あえて忘れたふりをしている二人。
過去と現在が交錯する中、人の情が絡み合い、
なんともいえない芳醇な雰囲気を醸し出しています。
BLというより、JUNEを感じさせる作品ではないかと思いました。

情報(作者のブログ)によると、続編の出版予定もあるとか。
発売を楽しみに待ちたいです。

3

自然な不自然

刑事・櫂谷と元・刑事の探偵・黒澤の話です。
今回は3年前に失踪した双子の兄を弟と一緒に探す話で、まぁこちらの展開は読んでいく内に読めましたけど(笑) 兄・律の心情や潔さは心にしんみり来ました。
二人の関係性が自然だけど不自然な関係で、4年前にこんな事があった、2年前にこんな事があった。3歩進んで2歩下がる様な関係で不思議でした。自然な流れで合意の上に抱き合ったけれど、今はそれにも触れないし決して匂わせない。
体を重ねたからと言って恋人になる訳でもなし、けれどお互いを想い合い、決して傍を離れないと願う無二の存在になってるのだから良い関係ですよ。
けれど探偵の黒澤は唯一の家族である妹を亡くしていて、その事件が解決していないのが難点ですが、今だに続きが出ない。皆、待っていると思うんだけどなー…。
挿絵の雪舟先生の絵が美しいです。妹が黒澤へ敬礼している姿が1P描かれているのですが、セーラー服姿で可愛い。重厚な二時間ドラマを見ているようでした。

3

せ、せつない…

ストイック萌え。
オジサン萌え。
二組のカップルが登場するんですが、断然主人公の探偵と元同僚のコンビに萌えました。
過去のたった一度のセックスをお互いに大事に心のなかにしまい、今は友人として付き合ってます。
オトナの葛藤ってなんでこんなに胸を熱くさせるんでしょうか。
続編が読みたい。
あー、木原さんに傾斜しまくってる私ですが、高遠琉加さんも超好きだー。

3

むつこ

キター!!!!!
ついに!
いつまでも待つつもりだったけど、正直ぜんぜん期待してなかったからびっくり。
心臓はねあがりました。

「いやいやもうイラストは仕方ない!なんでもいい!続編が出てくれるなら、鳥山明のイラストでもさくらももこのイラストでも我慢するさ!!」と思い(すいませんすいません、売れっ子漫画家さんすいません。べジータも花輪くんも大好きです)、
ミドリさんにレスしようとイソイソとページを開いて目に入った表紙絵を見て、「やっぱこの絵がいい!この絵がいいよ~~~!!!この絵が花輪くんになったらヤダ!うわあああ…orz」となりました。

いろんな意味で、期待値下げて待ちます!
でも本当に嬉しいですね~。

ミドリ

むつこさん、お久しぶりですーー!
この作品、続編きましたよ!10月です!
この喜びを早くむつこりんに伝えたくて…‼
どんな話になるのか楽しみですね~!
イラストはきっと変わるんですよね、どんなかんじなのかめっちゃ気になります( ´ ▽ ` )ノ

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