夜明けには好きと言って

夜明けには好きと言って
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神21
  • 萌×212
  • 萌12
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
15
得点
191
評価数
47件
平均
4.1 / 5
神率
44.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥552(税抜)  ¥596(税込)
ISBN
9784344806382

あらすじ

白坂一葉は、交通事故に遭ったのをきっかけに顔を整形、名前も変え別の人間として生きることに。
ホストクラブで働き始めた一葉は、同級生だった黒石篤成と再会。
かつて一葉は黒石に告白され、夏の間付き合っていたのだ。
同僚となった黒石は、一葉に好きだと告白する。
つらい過去を思い出しながらも再び黒石に惹かれていく一葉は…。

表題作夜明けには好きと言って

ナンバーワンホスト 黒石
事故をきっかけに別人として生きようとする 白坂

評価・レビューする

レビュー投稿数15

雨降って地固まる

「萌x2」か「萌」で迷って…色々あったけれど立ち直った一葉へのエールを込めて「萌x2」評価です。

砂原さんの手に掛かるとホストBLもこんな仕上がりになるんだなぁと感心しました。整形して名前を変え、別人として生きようとしたのはどちらかというとネガティブな理由からだった一葉が、過去とも黒石ともちゃんと向き合って、自分を取り戻す物語…だと思います。

朴訥な攻が好きなので、黒石がとても良かったです。過去についてはもうちょっと言葉を補ってあげれば良かったのに、と思わなくもなかったですが、このお話は一葉だけでなく黒石が過去と向き合う姿勢も描かれているので、二人にとっては辛くて切なくても、今に繋がるステップだったのかな。

「雨降って地固まる」という表現がぴったりなエンディングに、素直に良かったなぁと思いました。

0

また会えて良かったね

罰ゲームから検索しました。
義理の母に虐められたんやろなぁと思いツキンと涙ぐみそうになるものの、ホストというのにあまりピンとこず。けど最後はハッピーでニンマリ。

0

少しちぐはぐ…。

もう少し整形の下りがうまくいかなかったかなぁと思いました。
もともと自分の顔を醜いと思っていた一葉ですが、整形して別人のようになったはじめの設定から、後半、雰囲気は変わったけどわからないほどではないという設定になってしまったのは残念。
また、黒石の寡黙だけど抜きん出た接客でNo. 1なのは良いとして、そんなキャラの黒石が一葉に振られて雨の中泣いたりするのはマンガチックではあるけど、どうもチグハグな印象を受けた。
幅広く色んな作品を書かれる作家さんなので、今後も楽しみに新刊を待ちたい。

0

手に入れたもの

好みの作品がないかなとちるちるでランダムに探していて、この作品のあらすじを読んだらどうも知っている話の気がする。でもちるちるの読了の本棚にも入っていないし、手元に本もないし、Kindleにもなし他の電子版にもなしと、うーんとずいぶん考えて思い出しました。以前CDを聴いたことがあったのです。
そっかそっかと、そうなるとどうしても読みたくなり、Kindle版を早速購入。

一葉は自分の顔にとてもコンプレックスを持っていた。継母には気持ち悪い顔で見るなと言われるくらいだった。
そんな一葉は24歳の若さでリストラされヤケになって車を走らせ大事故にあう。整形をしなければならないほど顔にひどいけがを負う。
新しい美しい顔を手に入れた一葉は一夜と言う新しい名でホストの職に就く。
そこで中学生時代の同級生で唯一心を通わせたと思っていた黒石に再会する。
一葉は後からその黒石が裏切っていたことを知り、整形で一葉とわからない黒石に復讐をしようとするが…

本当にこの作家さんは人の気持ちを表現するのが上手いなと作品を読むたびに思います。
一葉はコンプレックスをかかえ家族にも恵まれず学校生活続きも荒んだものでした。唯一希望だった黒岩との時間も裏切りと知り、リストラにあい事故にあい、散々なところから一葉が立ち直る物語。
黒岩との長い長いすれ違い。一葉の容赦ない言葉に黒岩も傷つきます。この辺りはお互いに辛いですね。切ないです。とても。

新しく手に入れた顔で自信を少しずつ取戻し、間違った方法ではあるけれど黒岩への復讐という目的があって前に進むことが出来た一葉。
そんな一葉を傷つきながらも支えやさしく接する黒岩に一葉は本当の意味で癒されていく様がとてもいいです。
外見ではなく心、気持ちの問題というのがよくわかる作品です。

お互いを求めているようで辛い状況が続くので最後に一葉がいろんなことから解放されて初めて黒岩を求めるところがたまりません!
ふたりが新たな生活を始めるシーンはとても爽快で嬉しい気分になりました。

2

そのままの君でいてほしい

BLCDと合わせてみると更に好きになった作品です。
砂原先生は個人的に好きな作家なんですが、数多く出されている作品の中でも
この小説は印象深い話で大好きです。

ホストという職業をしながら二人の距離が縮んでいくんですが、
復讐するというほのぐらい受けの目的があるわけで
途中はらはらする場面が幾度も訪れます。
受けのことをいじめてくる先輩ホストもいてむかむかするし、
寡黙な攻めの考えていることはさっぱりわからずにもやもやするし、
これいったいどうなるの!?と焦れるんですが、最後はハッピーエンドです!
受けの盛大な勘違いとそれによって引き起こされるすれ違いに大変萌えさせてもらいました!
この後はふたりで末永くおねがいしますー
最後まではらはらしながら見守っていたので
ふたりが幸せになってくれてとっても嬉しかったです。
勘違い、すれ違いネタが大好物の方は絶対に楽しめる作品です。ぜひぜひ。

1

長い別れのあとさきに

よくあんなんでNo,1ホストになれるもんだな~と友達にメールしたら
「世の中そんなもんよ」と諭されてしまいました。もこデス。
今回はホストもの。

ちいさいころから顔がコンプレックスだった受。
せっかく入った会社ではリストラにあい、顔のコンプレックスがもとで人の顔がまともに直視できずうつむいてしまう。だから再就職もままならず。
そんなおり、突然の事故で顔をまったく変えてしまうほどの大手術、整形をうけるはめになった。それをきっかけに人生やり直そう
そうおもった矢先、再会したのは中学時代のトラウマをつくった相手。
復讐を近い、同じホストとして仕事を始めるのだが・・・!?
というところですかね。
あらすじをよんで、告白されて付き合った相手と~な流れの筋がかいてあったのですが、それも×ゲームとかね。うんうん。
でもさ、これけっこう読みながら思ったことは、攻もけっこう楽しくやってんじゃんってことですわ。
や、初々しくてかわいいというかさ。
こういうのいいな~と思わず思ってしまった回想シーンでした。
そこから話は流れ流れて、お付き合いを始める二人。
妙に甘やかす攻が可続き愛くも見えてしまう。
というか、不器用で、無口で~な性格と小さい頃のイメージがあまりかさならなかったのは私だけなのだろうか??ん~・・
はっ!!
ふだん、無口でクールで淡白に見えるのに
実は絶倫という設定に萌えました!!←ソコカヨ
ねちっこく、オヤジみたいな攻がちょっと可愛く見えてしまった瞬間。

受はといえば、コンプレックスがもとで~だったのが、少しずつ自分を出していくという流れがなかなか面白かったです。
最後のどんでんがえし。
ちょっと深く考えずに読むのが正解。
あれ?あれれ?と、まぁね。うん

いじめっこくんの話がまたあるようですね。
著しく読みたい病が発動中です。
でもあれですな、最後の最後。~な感じをみていると
そこまで悪い子にも見えなくなってしまったり・・なかったり
機会があればぜひ読もうと思います。

2

オチはたわいもないけれど

主人公の抱えているものが重くて、さらに彼が復讐しようと思った攻の抱えているものも重くて、それでも、重苦しくなりすぎない手前でロマンスが進行していく展開が絶妙。
ただ、イラストがもっとムードのある人だったらよかったのに。
金さんは嫌いじゃないけど、ちょっとあっけらかんとしすぎな印象。文章の描写と合っていない絵もあったのが残念。

0

続編から先に読んだので、、

うっかり「真夜中に降る光 」を先に読んでいて(聞いて)しまって、気にはなってたけど、ずっと積んであったのをようやく読んだ。

「真夜中~」も結構可哀想な話だったけど、こっちも相当、可哀想。
自分の思いこみに、雁字搦めになってるかわいそうな子・一葉が、愛されているうちに、相手の黒石の愛と一緒に、自分自身も受け入れられるようになるの話だった。
黒石にしても、一葉という愛情を注げる相手を得て、ようやく前向きに生きる事をはじめられたのね。
お互いに愛し合っている事を、お互いに受け入れた事で、二人はホストの世界とはきっぱり縁を切って、別の世界で新たに生き始める、
結末は前向きでロマンチックだけど、そこへたどり着くまでが結構痛いお話だった。

それにしても、
こんな二人のお話の、ほんのちょっとしか出てこない、あのイヤな奴、新二を主人公にして、よくぞ「真夜中~」みたいな作品が出てきたな

「夜明け前~」小説そのものはおもしろかった、でも、このCDを買う可能性は多分ない。
既にあるCDって、制作年が古いのもあるけど、あのキャスティング、、、
制作時にはアリだったろうけど、「現続き在の私」の脳内再生は、黒石・杉田、一葉・立花(or阿部)なんだもん。

0

魔女の呪いが解ける時

コンプレックスだった顔を、事故をきっかけに整形して、別人になりすましホストになる一葉。
そこで偶然中学時代に好きだと言われ、少し付き合った黒石と一緒になります。
自分を裏切ったと思っていた黒石を貶めてやりたい。
そんな動機で、黒石に接近する一葉。

一見地味な黒石ですが、健気なんです。
一葉の意地悪にも、その深い懐で包み込む。
派手な世界のお話なのに、淡々とシビアにお話しは進んでいきます。
雨にぬれて、玄関先にたたずむ黒石の姿のシーンは感動させられました。
でもね、一葉の気持ちもわかるんです。
現在は一也と名乗っているが、本当は一葉だと打ち明けていないから。
彼のコンプレックスは、底なしに深く暗いものすぎて、周りの仕打ちもそれに拍車をかけるものだったからです。
優しくする黒石に、一葉はとても辛かったのですね。

物語の後半で一葉の大学の同期生が現れ、一葉であることを見破り、実は顔が変わっていないということがわかります。
一葉の移転先店のKの金崎も、中学の同級生だったのですが、すぐにわかったと言っています。
顔が変わったと思っていたのは、一葉の思い込みだっ続きたのです。
継母の「お前の顔は醜い」というひどい言葉に、ずっとずっととらわれていたのです。
そのせいで顔を上げて人を顔を見ることはおろか、自分の顔さえも見ることを否定していたのですね。
では、黒石はどうして一葉だと言ってくれなかったのか?
もう、それは黒石の後悔と優しさにつきます。

BLにおいて青春期の初恋をずっと引きずっているのはよくあるパターンなのではありますが、展開の意外性でそのありきたりなセオリーを壊してくれています。

ここに出てきた金崎が主人公の「真夜中に降る光」が痛いカラーだと思っておりましたが、リンク作だけあってトーンも統一性があり、これと併せて二作品お読みなることをお勧めします。

4

唯一の相手

口数の少ない無骨な先輩ホスト黒石×整形で人生再出発・繊細な白坂
初恋相手とのすれ違い後の再会。
ホストモノを初めて読みましたが、危惧したようなぎらぎらした感じや煌びやかな雰囲気は控えめで、じんわりと温かくなるお話です。タイトル通り切なくて少し甘い、全体を包むそんな空気感がとてもすきです。

整形をしてその後付き合いだすという流れに、最初は躊躇しました。いつかは真実がばれてしまうし、人工的な美しさに惹かれて恋に落ちるというのも、どうなんだろう…と。黒石は顔が好きだと告白の理由を言うので。
しかし最後にその引っ掛かりがするんと解けます。咽喉の小骨が取れるようなすっきりとした無理のない理由が隠されていました。

中学時代に付き合っていた黒石と白坂。ひと夏の恋と言うには余りにプラトニックでしたが、付き合うきっかけになる黒石の言葉が白坂にとって存在価値を感じられた唯一でした。そしてその恋が黒石にとっても26年間の唯一。
一途だったのは黒石だったのでしょう。10年越しの想いが実って付き合いだし、つれない態度を取られても、白坂が心を開いてくれるのをずっとじっと待っています。

続き後は2人でこれからを開いていくというような、ささやかな希望のあるハッピーエンドです。呪縛から解かれた白坂と、その隣にいて見守るような立ち位置の黒石。
本当に真面目というか、恋に対して真摯な内容なのですが、黒石はちゃんと?むっつりです。無論ツボ。

1

顔って性格が出るよね

自分の顔がコンプレックスで、事故のあと整形し、名前も変えて別の人間として生きる。働き先としてホストクラブを紹介されるが、そこには中学時代に自分を好きだと嘘をついた男がいた…。
ミステリのような始まり。いくら整形しても、心のしこりがとれるわけではないので、ずっと暗いです。顔が好きだと言われても、性格も後ろ向きなので、相手のことを好きになれない。本当の自分を好きになってほしいという叶えられない望み。
整形もホストもマイナスキーワードだと思います。攻がホストのイメージを裏切る寡黙な男だったのでよかった。遊んでても最後には自分が好きと言ってくれる男もいいけど、簡単に客と寝ない男のほうがいい。夢見てます。
砂原さんの「ぐずぐずに蕩ける」という表現が好きです。心まで感じてないと、そうならないよね。田舎の中学生とか日本家屋とか、意外としっとりとしたお話で、いつのまにか甘くなってる。
初恋の再会愛。醜いアヒルの子です。

1

コンプレックスからの解放

ホストクラブが舞台の再会ものです。トラウマを持つ受けの視点で話が進んで行きます。白坂一葉(受)は、顔に対するコンプレックスに苦しんできました。それは、幼い頃に、義母に「気持ち悪い顔」と言われたことに遡ります。たかが顔、とは言えないですよね。義母の言葉は、「器量が悪い」という意味で発せられたものではなく、生さぬ仲の子供に対する悪意(とその母への嫉妬)から出たものでした。顔とは、その人を代表するもの。相手の顔を否定するとは、相手の存在そのものを否定することなのではないか、と思います。義母が否定したかったのは、一葉の器量ではなく、一葉の存在そのものだったのでしょう。結果として、一葉は自分の顔へのコンプレックスを植えつけられ、自分の顔を直視することができなくなり、「自分は駄目な人間だ」と自己否定へと陥ってしまい、さらには、他人と顔を合わせることもできなくなり、対人関係を築くことができなくなります。一葉は、自分の存在そのものを否定的に捉えてしまうことによって、他人と対話することができないできたのです。

リストラされ、再就職にも失敗した一葉は、事故(自殺未遂のようにも見えます。未必の自殺とい続きったところでしょうか。)で重症を負います。その後、整形して、「一夜」という別の人間として人生を再出発させ、ホストになります。そして、勤め先のホストクラブで中学時代の同級生である黒石篤成(攻)と再会するのです。一葉と黒石は、中学時代ひと夏だけ付き合っていましたが、行き違いがあって、一葉は黒石に裏切られたと思い、彼をずっと恨んできました。そして、再会した篤成に復讐の念を抱くのですが、そんな一葉に篤成は「好きだ」と告白します。一葉の「顔が好きだ」と。

「顔」、それは一葉がそのために人生が上手く行かないと思い、ずっと嫌悪してきたもの。昔の自分と今の自分で違うのは顔だけ。結局は全て「顔の美醜」で決まってしまうのだ…そう一葉の心はやりきれなさに包まれます。篤成の好意はしかし、決して一葉の「顔」の美しさにだけ向けられたものではありませんでした。彼にとって、一葉の「顔」というのは、一葉の存在そのものだったのだと思います。篤成は、今も昔も言葉が足りないんですね。一葉は、復讐心から篤成を弄ぼうとして彼と付き合い始めますが、やがて彼の不器用ですが真面目で真っ直ぐな在り方に惹かれて行きます。

オチは、なかなか意表を突かれますが、私はとても共感しました。一葉がコンプレックスから解放され、本当の意味で生まれ変わって、心から笑えるようになった姿には心を打たれました。大切なのは、自分の価値を認め、自分という存在を愛すること。そう思わせてくれた、とても真摯な作品でした。

3

顔面コンプレックス

主人公の一葉は自分の顔にコンプレックスを持っていて、いつも下ばかり見ていました。
なので社交性は皆無に等しく会社の面接に落ち続けます。
しかし会社の面性を受けたその日、一葉は事故にあってしまいます。
事故にあい、整形した一葉は名前も偽り別の人間として生きていこうとします。
友人に進められるがままホストの仕事に就きますが、そこには昔付き合っていた男・黒石がいました。

黒石とは付き合っていましたが、ある出来事があり一葉は黒石を憎んでいました。
なので黒石より売り上げをあげたいとか、黒石から好きだと告白されても上手く手玉でとってやろうとか、そんなことばかり考えてます。
でも段々、黒石を本気で好きになってしまいます。

ホストになって、黒石が一葉に告白した理由が「顔が好みだから」っていうのにちょっとショックを受けました。
結局は顔かあ…と思ってたんですが、最後にその理由がわかります。
最後はタネ明かしみたいなすっきりした終わり方ですごく好きです*
結局一葉は最後まで「顔」に囚われていたんでしょうね~
すれ違いがあって切ない部分もありましたが最後はハッピーエンドで読続きんだあと幸せな気分になれます(*^_^*)
本格的なホストものなのもよかったですね。やっぱり嫌な奴も良い奴もいるもんですね~

0

ホストものが上手くなってる

『優しいプライド』を読んだときに、「砂原糖子さん、ホストのシステムとかあんま分かってないんだなぁ」と思ったんですが、今作品を読んで、「おおっ」と思いました。さすがプロの作家さん、取材したんでしょうか、進化してましたw
ホストものですが、なぜかお水な空気感がなかった。砂原糖子ワールドは、どんな汚れた世界をもしっとり切なくて優しい空間へと変えてしまう、そんな気がします。もちろんいい意味で。

ふとしたきっかけで歌舞伎町のホストクラブに面接にいった主人公(受け)は、かつての恋人(攻め)に出会う。彼はその店のナンバーワンホストだった。
主人公は事故で顔を傷つけて、整形した過去があった。
半分は復讐のつもりで、主人公はその店で働きはじめる。ナンバーワンの座を、かつて自分を傷つけた元恋人から奪うために。

いいお話でした。
雨のなか、傘をさしかけるというベタベタなシーンで泣いちゃいました。ベタなシーンは効果的に使ってないと「またかよ」とゲンナリするんですが、さすが砂原糖子さんですねー。
イケメン二人のホモがやってるショットバー、私も行きたいもんだぜ。

1

ホストと侮るなかれ

苦手だと思っていたホスト物。いやー、面白かった。

小さい頃から顔にコンプレックスがある白坂が、事故をきっかけに整形し、別の人物として生きていこうと上京。ホストクラブで働き始めるわけですが・・・そこには中学の同級生黒石が。

偶然が重なりすぎている気もしなくは無いですが、歌舞伎町に集ると考えれば、そう広いところでもないですから幼馴染と遭遇するのはアリかもしれませんね。
また、ホストクラブですから、一癖も二癖もある男や女が登場してくれるので、そんじょそこらの男しか出てこないBLと比べたら、よっぽど奥が深い作りになっているなと感じました。

親から刷り込まれたトラウマのようなコンプレックスって、ずっと引きずっちゃうでしょうね。他人からみればそんなにたいしたことでなければ余計に「コイツなに?」って思っちゃうんだろうし。そして、皆一言足りないから誤解が誤解を生み、いじめられたり疑心暗鬼になったり、どんどん悪い方へ行っちゃう…紆余曲折は多すぎるほどあるものの、白黒コンビがまとまってよかったよかった。
この二人、根本的にどこも悪くないのに、周りに振り回されちゃってるので、とことん可続き哀想なんですが、やってることが男前なのでそこのところがまたいいんです。

特に好きなのは、白坂が雨の中黒石の家を出たものの、気になって戻っちゃうシーン。このあとハッピーエンドで終わりそうなのに、残りのページがやけに多い、これまでもヤキモキしてるのにまださせるのかー?って感じですが好きだな。

そして、これとリンクしているお話が、「真夜中に降る光」になりますので、是非読んでください。

4

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