一億二千七百万の愛を捧ぐ

ichiokunisennanahyakuman no ai wo sasagu

一億二千七百万の愛を捧ぐ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
24
評価数
8件
平均
3.1 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHYノベルス(シャイノベルス・大洋図書)
発売日
価格
¥860(税抜)  ¥929(税込)
ISBN
9784813011095

あらすじ

かつて国民的な人気を持つサッカー選手であった和久田は、素性を隠し、今では新宿の寂れたバーでバーテンをしている。そんな和久田の前に、ある夜、人気サッカー選手の槙野が客として現れた。和久田に憧れていた槙野は、強引に迫るのだが、和久田を知れば知るほど、幻滅もしていく。けれど、どうしても離れることができず…

表題作一億二千七百万の愛を捧ぐ

現役Jリーガー 槙野志伸・23歳
元Jリーガーのバーテン 和久田壮平・35歳

評価・レビューする

レビュー投稿数3

予想以上に面白かった。

かつての栄光から見放され、すっかり夢破れて落ちぶれた元Jリーガーの和久田。
一方で、5歳の時から彼に憧れ続け、今やトップ選手となった一回り年下の槙野。

場末のバーテンとして女に寄生しながら、自堕落で刹那的な日々を送る和久田の前に、
ある日現れた槙野は、彼がかつてのスター選手であることを見抜き、純粋な目で彼を見るが…
若く輝いている槙野の存在は、和久田に自分がサッカーに捨てられた痛みと惨めさを突きつける。
お互いサッカーを愛しているからこそ、傷つけ合わずにはいられない二人だが…

ある意味典型的な話で、真摯な槙野(ちょっとビックリな一途さだがw)との関わりで
和久田が再生していく話だろうということは見当がつくのだが、
かなり面白く読んだ。

残りがかなり少くなる部分に至るまでは、恋愛ものじゃなく人間ドラマのような様相で
一応恋愛らしきものに至る最後は、ちょっと展開が急ぎ過ぎかも?とも思うのだが、
どちらかというと静かに進む物語は、読んでいて心地よかった。

実は噂の綺月先生初読みで、そしてこういう作品ばかりではないのは承知もしているのだが
かなり魅力的続きな文章だった。
なんていうのだろうか? 時々印象に残る言葉がある。
例えばSEX場面では、「掌を通して一途な情がペニスに浸透していくようだった」とか
「放っているのに、満ちて来る」とか、読んでいてすごくいい表現だった。

挿絵は綺麗でカッコいいです。
そのせいもあるのか、ダメ男の和久田が堕ちた男の色気に満ちた格好良さ。
表紙を見て分かっていたんだけれど、個人的には和久田攻めが良かったなぁ(笑)

2

オヤジ受け?

設定的に35歳のオヤジ受けだと思うのですが、
イラストのせいか、あまりオヤジ受けという印象はないです。
私は、こういうオヤジ萌え属性はないので、逆によかったのですが。

ストーリーでは、槙野の和久田への想いが、
憧れ→恋愛感情に変わるのがちょっと唐突に感じました。
きっと、もともと素質があったんですね。

あと、いくら憧れのJリーガーだからって、
壁いっぱいに和久田の写真飾ってるって少し怖いです(笑)

3

元サッカー選手のダメっぷりがハンパなくダメオヤジなのがイイ。

現役人気サッカー選手と、元花形Jリーガー=オヤジ のお話。
ワールドカップは出てきませんが、時事にあわせてww
題名『一億二千七百万の愛を捧ぐ』って、その昔”ジャパァ~ン♪”の唄は二億四千万の瞳でしたから、一千四百万増えたんですね(!?)
それにしても、水名瀬さんの絵、きれいすぎるんです!
受けは35歳の元サッカー選手とはいえ、地位も名誉も失い生きる気力もほとんどなく、惰性で厭世的に生きている無精ひげのどうしようもない35歳のオヤジになり果てた男ですが、この小説のイラストにはヒゲの絵は出てきません!
水名瀬さん、わざと避けたのか?
攻めはイイ感じに描かれているのですが。

5歳の時TVで高校サッカーの決勝ゴールを決めた和久田を見てから、すっかり彼のファンになった槙野は、サッカー選手になるのです。
さびれたバーで働く和久田を見つけた槙野は彼がサッカーを捨てたことを責め、彼がまだサッカーに情熱を持っているのではと期待をしてバーに通いつめるようになるのですが、和久田は槙野を拒絶し打ちのめされ・・・

槙野は一歩間違えればストーカーにもなりかねない勢いの、ウザイい男です。続き
もう、和久田は過去に絶望して世捨てになっているんだから放っておけばいいと思うほど、どうしようもない男になり果ててますから。
でも槙野は、自分のヒーローだった和久田は本当はまだサッカーを愛していると信じたくて、でも、それってすごく自己満足の域ではないのか?と、思わず和久田に同情してしまいました(!?)
11歳のJリーグ開幕の時、和久田のエスコートキッズになった時にかけられた「オレを逃げ出さないように見張っていてくれ」という言葉を持ち出して、部屋には和久田の写真をパネルにして沢山飾っている様子は、本当にすごい好きなんだな~とは思いますが、ある意味怖い。
と、少し槙野にドン引きする自分でありましたが、お話は進みます。
和久田に拒絶され落ち込んでいる時にメンタルトレーナーから聞いた和久田の過去。
それによって、彼は海外で挫折してすぐにあきらめたわけではなく、6年も努力して頑張ったんだという真実を知った時に、やはり和久田はまだサッカーを愛していることを確信するのです。
女にだらしない和久田が、トラブルに巻き込まれたところを助けた為にスキャンダルに追われる槙野。
助けた槙野に、和久田は、お前はホモなんだろう、だったらしゃぶってみろ!と←ここおいしいところです♪
和久田は、このスキャンダルを素直に認める槙野が、選手生命を絶たれてしまうのか?と自分のせいで有望な一選手が潰されてしまうということに、とうとう我慢ができなくなり槙野の元へ出向くのです。
そして、初めて素直になれる和久田。

槙野は元々ファンだったので、その好意が高じて愛になってしまう部分わかりますが、和久田が槙野に身体を許すのは・・・?
何となくお礼の感じもしないでもないです。
元々一流のサッカー選手だった和久田ですから、立ち直れば男らしくて潔くて、そこそこ男気のあるカッコイイ人なんですよね。
恋愛というには、疑問が残る関係ですが、一人の男が再生するお話で、それはもう一人の相手に焦がれた男の力によって、というお話であるととれば、身体の関係が発生してもコミュニケーションの一つかな?
そしてもし、恋愛関係になるとしても、このラストはまだ始まってもいないこれからなんだな、という展開だったのだと思います。
あくまでもサッカーがメインの心の話なんで、恋愛を期待すると裏切られるかも?
自分的にも評価は難しいところですが、恋愛未満でもアリかな?ということでギリ萌え評価です。

全然話が違いますが、最近のサッカーユニフォームはピタピタのものが主流なんで、上半身の肉付きがまるわかりで、かなり萌えます☆

3

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