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表題作東方美人2 千年王国

アレクセイ・ヴァシーリヴィチ・レスコフ、30歳、K
エーリク・サエキ、30代半ば、KGBのスパイ

あらすじ

KGBの情報員アレクセイと上官のサエキは、西ベルリンで共同生活をおくり、任務を遂行していた。
裏社会に生きる人間であることを感じさせないアレクセイと、完璧な美貌の下に、冷たく深い闇を抱くサエキ―。
アレクセイはサエキに永遠の忠誠を誓い、サエキはエゴと知りつつも、自分の元からアレクセイを放せずにいた。
そんな中、アレクセイに『濡れ事』の指令が下り、葛藤するアレクセイに、サエキはある決意をする。
二人の愛は、さらなる局面へ―!旧体制時代のドイツを舞台にした壮大なドラマティック・ロマンス。
待望の第二弾。

作品情報

作品名
東方美人2 千年王国
著者
かわい有美子 
イラスト
ライトグラフII 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
シリーズ
東方美人
発売日
ISBN
9784778101930
3.5

(4)

(1)

萌々

(0)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
14
評価数
4
平均
3.5 / 5
神率
25%

レビュー投稿数1

んー

萌えか中立かで迷いました。
面白いには面白いんだけど、どうしてもキャラ造型にモニョモニョします。
スパイがこんなに平和ボケ思考じゃ、あまりにアホすぎるような…。
残酷なことをしろとか言いたいわけじゃなくて、一定の冷たさは欲しいなと思いました。
先に共産国家の怖さみたいなものを示すエピソードを入れておくとかすれば、物語に緊張感が出たと思うんだけどな。
なんでこうもユルユルのリベラリストな性格にしたんだろう。
そうじゃない悪いスパイ(祖国にとったらいいスパイ)は、いかにも「洗脳された悪役」って感じだし。
二重スパイすることの恐ろしさもいまいち伝わってこない。
てゆか二重スパイしてる人間を「無抵抗な一般人」と言い切るのもあり得ない。そんな考えかたをするのって日本ぐらいだと思うよ。日本とは違い、外国ではスパイ行為は大罪なのだ。しかも冷戦下のベルリンにいるスパイが…なぜ。
全体的に構図を単純化しすぎて、深みに欠ける感じ。
かわいさんも書きながら気付かれるのか、途中で微妙に軌道修正するような説明をこちょこちょ加えたりしておられましたが、そのせいで逆にモニョモニョする感じ。

面白くないかと聞かれれば面白いんですけどね。
ちなみに最終巻となる予定の三巻は、まだ出てません。

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