そこに愛はあるのか

そこに愛はあるのか
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神6
  • 萌×20
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
5
得点
46
評価数
12件
平均
3.9 / 5
神率
50%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥514(税抜)  ¥555(税込)
ISBN
9784344807020

あらすじ

老舗の呉服屋の次男・美濃幸彦は女性にモテるのが生きがいな男だが、現在失業中なため実家暮らし。
実家の経営も厳しいらしく、その存続をかけ、人嫌いで有名な友禅作家・香月天禅を口説くよう命ぜられる。
伊豆の工房を訪れた幸彦は無愛想な天禅の生活能力のなさに驚くが、強引に家政婦として住み込むことに。
やがて幸彦は天禅の不器用な優しさに心惹かれはじめ…。

表題作そこに愛はあるのか

新進友禅作家・香月天禅
老舗呉服屋の次男坊・美濃幸彦

評価・レビューする

レビュー投稿数5

上手い具合に誤魔化された!(笑)

面白かったです。
前に読んだのが近親モノのドロドロで、この作家さんの文体には軽いお話の方が合うんじゃないかなぁと思い手に取ったのですが、やはりこの方がしっくりくる気がしました。

設定も面白く、キャラも魅力的で、展開も無理なくスムーズ。
とても入り込みやすくて読みやすいお話でした。
そのあたり、とてもお上手で、読み始めてすぐに引き込まれました。
畑から大根引き抜いてガブリと食ってる髭オヤジにクラクラしました(笑)
逃げて慌てて食いかけ野菜を隠すとか、可愛いよ~ww
ユギさんの挿絵も魅力増幅で、攻めの魅力がもう駄々漏れでした!!!

地の文で妙に子供の作文っぽい書き方をなさるので、軽いお話の方が…と思っていたのですが、やっぱりこのお話でもその色は健在でした。
というか、より一層際立ってたかな。
「子供っぽい」ではなく、「子供の作文っぽい」んです。地の文がときどき。

それに、感情を感情として表現するのではなくて説明的な言葉で書かれることが多いので、そのたびにポンと突き放されたような気分になってしまって、小説世界から放り出されたように目が覚めてしまいます。
続きにもよるんでしょうが、「一人が寂しくなった幸彦は作業場で過ごすことを決めた」と書かれるよりも、「一人が寂しくて、幸彦は作業場で過ごすことを決めた」と書かれた方が、私は感情移入できます。
だって、「そこだけ誰目線?」って思っちゃう。微妙なんですけど;

っていうか!
ぶっちゃけこのお話に攻め目線は要らなかった気がします。
100ページずっと受け目線で進んできて、ひょっこり攻め目線。またしばらく受け目線で進んで唐突にたった4ページの攻め目線。
要らなくね?
攻めの目線で、じつは攻めが受けをどう思っているのかとか、じつは攻めが元々ゲイなんだとか、そういうことが説明されているわけですが、それこそそんなことは知らないまま、受けと一緒に「攻めはどう考えているんだろう」とヤキモキしたかったです。


とか。あれこれ思うところはあったのに……。
受けの告白でぜ~~~んぶぶっ飛びました!!!
「あんたのせいでホモになったんだから、俺のホモの道連れになれ!」
って!!!
これほど男前な誘い受けがあろうか、いやない。
実はゲイの男をノンケだと思いこんでいるホントのノンケからこんな告白されたら、そりゃおっさんイチコロでしょう(笑)
潔くて気持ちがいい!

別に好きでも嫌いでもなかった受けのこの告白で、一気にきゅ~~~んと萌え度が上がっちゃった。
しかも受けは攻めのことをノンケだと誤解したまま「俺のほうが経験豊富だぜ!」な気合でエッチになだれ込むものだから、なんとか主導権を握ろうと果敢に攻めを煽って仕掛けて返り討ちにあってメロメロにされて…と、ホントに可愛い!

そんな感じで読後感は非常に爽快で、「あれ?読んでる途中は色々不満がなかったっけ?まぁいっか!」と、上手い具合に誤魔化された気分です(←褒めてます!)

0

こんなはずじゃなかったけど、良い方向になったね!

会社が倒産した。
スーツのローンに新車のローン。家賃も上がる!
仕方なく、実家に戻るが、やることなすこと母親にガミガミいわれ、うんざり。それでも、タダ召し食ってるからなぁって、主人公の美濃幸彦。
実家は老舗の呉服屋だが、あまり業績はよくないのを後々きく。
なんとかしたいと思うが自分がどの程度できるのかも…
兄が提案した作家による二人展は一人からは了解をもらうが、もう一人の説得をしようて意気込んだら、兄は足を怪我した。仕方なしに兄の代わりに行くが、山奥だった。

友禅作家の香月天禅は、おじさんだった。無口で生活感全くなかった。
売り言葉に買い言葉で、天禅の家政婦となり住み込む。もちろん、家政婦といいながらも、幸彦は料理も出来なかった。
奇妙な二人生活。
天禅は、幸彦に自分のペースを狂わされ幸彦は天禅の不器用な優しさに惹かれていく。

二人展の話がイイ結果になる、天禅のもとをさる。 別れて知る相手の良さ。

幸彦は自分の気持ちを伝えた。いろいろ考えてしまい、知恵熱を出してしまう。
ふたりでホモになろう!

天禅は、OKする。後に天禅がゲイだとわかる。ゲイと続きしての年月が長く経験が豊富なのか、メロメロだった。

0

クマヒゲオヤジ萌えに目覚める、の図w

だんだんこっそりじゃなくなってる気もしますが
引き続き「挿絵で楽しむ山田ユギフェア」開催中です。

今回は、先日レビューした「君が誰の隣にいても」のスピンオフ作品でした。
しかし、例によって
全くあらすじを読まずに読み始めたので
美濃幸彦がメインキャラであるらしいことと
この美濃が、「君が誰の隣にいても」で
麻生の作品の取り扱いを断られてた呉服屋の息子ってのはわかったんですが
幸彦の相手と思しき人が全然登場しなくて「??」ってなってたら。。。

来た来た!第2章で来たよ、お相手が!
てか、クマヒゲオヤジ来ちゃったよ!w
ところが。。。

人嫌いで偏屈で変人で、しかも無精ひげの汚い(酷w)オヤジな天禅(てんぜん)が
実は不器用で、辛い過去を引きずっていて、しかもツンデレで結構優しいってわかると
いきなりあちこちに萌えフラグが立ちまくり!!
お風呂でバッティングしちゃって挙動不審になって赤面するところとか
まずい食事を文句も言わずに全部平らげるところとか
怪我をした幸彦の指をパクッとくわえちゃうところとか
カレーが好きな所とか(←これも?w)
続きに、汚いはずのクマヒゲオヤジもユギさんの手にかかるとあら不思議!
やたらとかっこよくなっちゃうもんだからもぉ大変ですw

前作の二人・麻生と久生のイチャラブっぷりもチラッと見れたし
ちょっとだけ大きくなった晃とケンちゃんも
相変わらずの力関係みたいで和みましたw

あれ?半分以上、クマヒゲオヤジ萌えについて語ってしまった!
もうどっぷりオヤジ萌え開眼でしょうか、私。。。w

0

あっかるい受け

「君が誰の隣りにいても」とリンクした作品です。

老舗呉服屋の次男坊・幸彦
無計画に新車のローンを組んだら会社が倒産しちゃって
ローンが払えない!!
実家の母にローンの支払いとの交換条件に
幻の友禅作家・香月天禅を店のために口説き落とす任務を引き受ける。
いざ天禅の住む山奥へと勇んでいくのだが
そこで出会ったのは熊みたいな男で、家事能力ゼロ。
幸彦も家事なんか経験ないくせに、家政婦を名乗りでて
なんと一緒に住むことに!?

「君が誰の隣りにいても」の主人公だった友禅作家・麻生佑一も
ちらりと出てきたけども、お話を無理矢理リンクしてる感があるよw

ノンケのモテ男が熊みたいな友禅作家のゲイのことが好きになるくだりが
あまりにも唐突すぎる気がしないでもないですが
老舗呉服屋の次男坊っていうポジションがなんかよくわかんないけど
こんな感じにぶっとんでても良さそうな感じがしたよw
まあ、あっかるいコメディタッチでノリ良く読めました。

山田ユギさんの描く髭攻めが、すごく良かったv

0

お前もホモになれ!

前回読んだ作品が、近親相姦の連鎖のようなドロドロなストーリーだったので、かなり用心して読みました。
結果は、ぜんぜん違いました。
ものすごく楽しかったです。コメディータッチの軽やかな小説でした。
同じ作家の方なのにこうも違うとは、と目からウロコのような作品でした。

主人公の美濃幸彦は老舗の呉服屋の次男坊。
家業を嫌って就職していましたが、その会社が三年足らずで倒産。
残った新車やスーツのローンを回収すべく、両親より友禅作家の香月天禅を説得して、二人展の企画を受けてもらえるようにして来いと、特命を受けてしまいます。

頑張って行った伊豆の工房で、熊と間違えたのが天禅その人。
もうここからコメディータッチ爆発です。
企画を頑として受け入れない天禅に、幸彦は自分が家政婦になるから何とか考え直しい欲しいと説得して、ちゃっかり住み着いてしまいます。

畑から引っこ抜いてきた大根を、丸かじりしている天禅を見るに見かねた、という感じですが、幸彦だって料理なんかやったことがありません。
ふたりの悪戦奮闘ぶりがとても楽しいです。

一番笑ったのが、お風呂のシーン。
続きえた幸彦がお風呂に飛び込んだら、そこには先客の天禅が!
陽気に一緒に湯ぶねにつかり、背中を流してあげたあげく「俺、お尻に黒子があるんですよ」なんて見せられて、鼻血を噴きそうになる天禅に笑えます。

「おい、家政婦」から「幸彦」に呼び方がかわっていくあたりも良いですよ。
天禅に「お前もホモになれよ!」と、おねだりしちゃう幸彦に萌え萌えです。
なんだか読み終わってほのぼのした気分になりました。

5

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