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表題作花と香木の宵 少年花嫁

高校生・陰陽師の香道・御剣流の後継者・御剣香司
妖怪が見える高校生・松浦忍

あらすじ

対外的な体裁を整えたい姑・俊子により、忍と香司の結婚話が半ば強引に進められていた。
そんな折、俊子が若い男と密会しているという怪しげな噂が浮上する。
鏡野継彦と戸隠は、先日、御剣家から盗まれた禁断の反魂香を使って、裏で何か画策しているらしい。
死者を甦らせるという香を、いったい何に使うというのか?一方、香司の元婚約者・蝶子の弟が行方不明に―。
混迷のなか、香司は忍の花嫁姿を見ることができるか。

作品情報

作品名
花と香木の宵 少年花嫁
著者
岡野麻里安 
イラスト
穂波ゆきね 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
シリーズ
少年花嫁
発売日
ISBN
9784062558563
3

(4)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
11
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

5巻目

忍にかけられた呪いを解呪する儀式が、また振り出しに戻る。

香司の元婚約者・蝶子の弟、蛍二を救う巻
肉体から抜けた蛍二の魂を都内の神社でみかけた忍。

反魂香を使って、妖狐が亡くなった長男の姿で、義母の俊子を翻弄する。
衰弱死ていく母の姿を観て、悲しむ妖狐。

赤毛の妖狐は、芯から悪党ではなかったのが良かった。

0

2006年作品なのに‥

2015年で2レビューって‥
レビューの本数が人気度だと思うと寂しい。
いやいや、そんなことないから!面白いから!!
はぁはぁ。失礼。取り乱しました。

今まで、嫁いびりよろしく忍に辛く当たっていた香司の母、俊子が
若い男と不倫しているらしい!?
香司は養子で、俊子には死別した息子がいた。
密会している若い男とは死んだはずの息子なのか!?
俊子は次第に衰弱していく。

ネタバレはここまでで。
この作品から、後半なかなかの活躍をする「香木猫」が登場します。
どういういきさつかは、ぜひ、本編を読んでみてください。

1

あれ?

1~4巻までいい感じで進んできていたのに、今回はちょっと設定に無理を感じてしまって評価を下げざるを得ません(泣)。
筋にあまり影響を与えないところでそう感じることは多少無視できるんですが、大筋で1つのみならずいくつかそういう箇所があったので。
忍を嫌っている義母が結婚式を強引に挙げさせようとしたり、前巻で御剣家の秘香を奪い、香司の父親をナイフで刺した蝶子が厚かましくも香司にお願いをしたり(だいたい蝶子が御剣家の家に入れることがよく分からん)。
また、香司の父親が今までたいした活躍もしていないくせに、香司の未熟さを諭すのですが、今まで大きな仕事を香司に解決してもらってたくせに!と私には感じられ、父親の台詞はなんとも説得力ない台詞になってしまいました。
もともと4巻で完結予定だったものが10巻に延長された影響が多少なりとも出ている気がしてなりませんでした。
魅力的なキャラが多いので好きなシリーズなんですが、今後の展開に期待したいです。

0

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