オガクズで愛が満ちる

ogakuzu de ai ga michiru

オガクズで愛が満ちる
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌6
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
7
得点
26
評価数
12件
平均
2.6 / 5
神率
8.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
海王社
シリーズ
ガッシュ文庫(小説・海王社)
発売日
価格
¥562(税抜)  ¥607(税込)
ISBN
9784877245306

あらすじ

親の遺した喫茶店のマスター・三沢玲人は、過去に関わった凄惨な事件以降、自分は他人と接することが苦手で恋愛ができないと思っていた。
しかし玲人は、何かと世話を焼いてくる大学生のバイト・鳥羽秀一だけには心を許していた。
ある晩玲人は、酔った鳥羽に抱かれてしまう。
鳥羽の熱い気持ちにほだされて身体だけの関係が続くが、過去の事件が玲人を再び臆病にさせて…。

表題作オガクズで愛が満ちる

鳥羽秀一,大学生,20歳
三沢玲人,喫茶店のマスター,26歳

評価・レビューする

レビュー投稿数7

夜光さんの作品では珍しい爽やか攻め

タイトル、どうよ…(苦笑
夜光さんはタイトルをつけるのが苦手で編集さんがつけてるとかそういう噂がありますが、本気にしたくなるような。


受けの三沢玲人は26歳で、自宅ガレージを改装した喫茶店のマスター。
大人しそうな外見ながら、頭に血が上ると破壊行動に出る二面性あり。
両親が亡くなり、脱サラして喫茶店を継ぎました。

攻めの鳥羽秀一は、玲人の喫茶店でもう2年バイトを続ける20歳の大学生。
寡黙でありつつも、実はきちんと周囲に目を配れる大人な青年です。


お話のスタート時から鳥羽は玲人に惚れていて、玲人は過去のトラウマにより恋愛は出来ないと考えているために、なんとか彼を諦めさせられないかと頭を悩ませます。
しかし、その悩ませた結果がうまくいかず、結局身体を繋げてしまうので、玲人の思惑は外れたというわけです。

話自体は夜光さんお得意の、受けのトラウマとそれに対峙する内容です。
このパターンは夜光さんの書かれる作品には多いのですが、好きな作家さんだからでしょうか、あまり気にならなかったかな。
スパイスは従姉妹で歳のはなれた八重子。
子供が出てくるのも続き、聡い子供のお話も好きではないのですが、八重子と人形の台詞は空々しく感じず、状況を知らない鳥羽と記憶に蓋をしている玲人の代弁をしていたような感じでした。

イラストは水名瀬雅良さん。
今ではすっかり夜光さんの作品に描かれることが多いですが、この作品が初タッグなのでしょうか。
水名瀬さんのイラストは美しいのですが、この作品、中身が若干地味ですしタイトルもBL風味ではないので、もう少し目につきやすい表紙が良かったなあと思っちゃいました。
最近の夜光さんの作品よりもトラウマの表現のされ方がまだソフトなので、読みやすい方かな。

2

年下攻

導入部分で玲人〔受〕の心の歪みを匂わせておいて、喫茶店のマスターとしての日常生活へと持っていく。
温和そうにみえて、突然、感情的な行動に走ったりする玲人。
そして酷い死に方をした亡き妹の存在から、その犯人が出所し、実は……という展開の読ませ方はスムーズで、玲人の行動や過去の事件が解き明かされる部分、この辺はやはり夜花さんだなーという感想を持ちました。
攻は玲人が経営する喫茶店のバイトの年下学生、鳥羽〔攻〕で、年下だけど頼りになる包容力を持った実に真っ直ぐな男。
鳥羽の真っ直ぐな愛情は、心に傷を負っている玲人の相手にはぴったりだと思う。

ちなみに作中でも出てくるけど、「オズの魔法使い」のブリキの木こりのエピソードはかなりホラーなので、この機会に読み返してみるのもいいかも。

1

ピンと来なかった

なんとなく重苦しいだけで、救いがあるような、ないような……受けも攻めもピンと来なくて、いつおもしろくなるのかなあ、と思っているうちに読み終わってしまいました。残念。

1

包容力のある年下攻

攻・鳥羽秀一 大学生のバイト店員
受・三沢玲人 喫茶店のマスター

玲人は壊れている。
自分が壊れている、大切な何かを持っていない、と信じています。
感情の起伏が激しくて、何かのきっかけで抑制できなくなり爆発してしまう。

鳥羽は玲人がどういうときに感情を爆発させるのかに気づいていました。
何かとてつもなく大きな傷が玲人にはあって、それが原因で彼の破壊行動が起きてしまうようだ…と。
それを嫌悪したりうざったく思わず、玲人が抱えているキズを癒そうと、ずっと側に居ました。

過去の傷を自分の傷とは認められず、双子の妹が負った傷だと思い込むことで、玲人は精神状態を保っていた。
しかし原因である男が出所してストーカーのように付きまとうようになってから、玲人の清心は次第に壊れてゆきます。

双子の妹はいない。
彼女の受けた被害は、すべて自分が受けた被害である。
それを思い出し、逃れるには男を殺すしかないとまで思いつめます。

そんな玲人を癒したのは、従妹の娘・八重子と、鳥羽。
特に鳥羽は、年下である不利を「今の自分にできることで玲人を救う」と前向きに考えて、続き必要な助けは呼ぶし、玲人が嫌がっても警察や近所に助けを求める。
「自分の力でなんとかする」と無理をしないで、玲人のために己の不甲斐なさを悔しく思いながらも行動する。

こんなに包容力のある年下攻って、あんまりないような?

ラストが少し駆け足過ぎるたような。
あと20ページくらいあって、じっくり書き込んでたら「神」だったのですが。

1

展開に納得が出来ない

大学生バイト・鳥羽(真っすぐな性格でワンコ攻め)×喫茶店マスター・三沢(クールビューティー受け) 年下攻め
三沢は自分で心がないと思っていて、鳥羽の気持ちを知っても、あえて知らない振りをしていた。
過去のトラウマから三沢は唐突にキレる癖があって、そんなことを知った上で受け入れてくれる鳥羽に、三沢は甘えるようになって……。

穏やかに進行していく序盤までは、好きでした。
思いあまってのこととはいえ、鳥羽が酔った上でのレイプがあって、この話では見たくなかったです。
三沢に陰惨で複雑な過去があるので、こういう乱暴な始まりでいいのだろうかと、疑問が残りました。
鳥羽の性格の良さを活かして穏やかにかつ、プラトニックな関係で進めて欲しかったです。
子供の前で二人がいちゃついて、その子供の口から関係がバレるのも、萎えるポイントでした。

展開がわかってしまったのと、最後の結末があかされていないので、後半にもう少し納得出来るくらいに尺が欲しかったです。

1

オガクズしか詰まっていない心とは?

おもしろい、そして年下攻め(これは大きかった)と聞いて買ってみた本です。
初・ガッシュ文庫、初・夜光花さんでした。

ワンコで必死な年下攻めに流される年上の受け、という図が好きで、そんな私にとってこれはよかったです。あんまり年下、な感じのしない子でしたが…
ただストーリーの根幹は結構ありきたりなものなので、鋭い方にはすぐに先が見えてしまうのでは…?
でも私は先を読むのは苦手なので、矛盾な伏線やら最後はハッピーエンドになのかバッドエンドなのかに、本当にドキドキさせられました。一筋縄でいかないエンディングまで、大変読み応えがありました。
…が、矛盾点やらいろいろ置き忘れが…。
『その後はどうなったのよ!?』と気になるかもしれません。
そういう意味で、「萌」にはたどり着かなかったかな…。

『オガクズの心』というのは『オズの魔法使い』の童話からきています。
童話の中からワンフレーズ持ってくるという作業が光っています。内容を忘れてしまってる方、知らない方はそのまま読むことをオススメします。逆にしっかり内容を覚えてしまっていると少し、つまらないかも。

しかし、基本的に続き暗く重いです。なんだか玲人につられて私もいろいろ思考がネガティブに走りました…。気分が滅入ってる時に読めば逆に、ポジティブな鳥羽に救われると思いますが。

イラストの水名瀬雅良さんは、綺麗で細かい線でこの話に良くあっています。
表紙は夜の海、濡れた身体、抱き留め抱き留められてる2人の表情とか手の位置とか。ラストとこの物語の大事な部分を掴んでて本当にいい表紙でした!
帯が付いていましたら、そのままお読みください…。読んだ後、じっくり見ることをおすすめします!
私個人的には好きな絵ではないのですが,よく書き込まれたこの話にぴったりな表紙には惚れ惚れしました…!

2

心にオガクズが詰まった男

美形の喫茶店のマスターの三沢玲人と、そこでバイトする生真面目な大学生、鳥羽秀一の話です。
三沢玲人は泣いたことがない。ときどき制御できない激しい衝動に襲われ、キレて、破壊衝動が起きてしまう。
過去にあった事件のトラウマのせいなんですが、彼はそれを封印して生きています。
ある日、酔った勢いで、玲人と鳥羽は寝る。

玲人のヒネクレっぷりと好対象で、鳥羽はまっすぐです。
鳥羽のまっすぐさに少しずつ癒され、惹かれていく玲人。
半分ぐらいで話が最後まで読めちゃったもんで、もう一捻りぐらい欲しかったかなァとは思いますが、ありがちな展開だけに分かりやすくて読みやすかったです。

1

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