真夜中に降る光

真夜中に降る光
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神11
  • 萌×210
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
10
得点
117
評価数
29件
平均
4.1 / 5
神率
37.9%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥552(税抜)  ¥596(税込)
ISBN
9784344807624

あらすじ

喧嘩したホストの金崎新二を介抱してくれた津久井康文は、穏やかな男だった。
ゲイだと聞き、なぜか強引に新二は津久井とセックスをした。
「金のためだ」と金を貰いながらも、すっきりはしない。
体の関係を重ねながら、時々痛いものを見るような眼差しで、津久井は新二を見つめる。
津久井への、胸の苦しくなるこの感情は一体何なのか…?苛立つ新二は。

表題作真夜中に降る光

空間デザイナー:津久井康
チンピラホスト:金崎新二

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レビュー投稿数10

君は臆病な人だ【ネタばれあり】

個人的には大好き!!
クソ真面目×愛に飢えてるホストって設定だけでも美味しいんだけど、不器用で不格好な恋愛って感じが素敵でした!ますます砂原糖子さんにハマっていきます。。。

受けの新二くんはどうしようもないクズなんです、でもそれは過去に受けた傷、虐待や避けられて苦しくて、でもそれを解消するすべさえ知らない子供、その子がそのまま大きくなった感じがしました。どこまで行っても孤独で、その孤独ゆえにだれにも頼ろうとしなくてって感じがめちゃくちゃ切なかったです。
基本攻めより受けが好きな人間なので、こういう切ない子は本気で幸せになってほしいなぁと思います。。。

ほろにがテイストの大人BL!
恋や愛に戸惑う受けがここにいますよ!!

0

ピアスのシーンがとても良かったです。



砂原先生の作品、自分には合わないなぁとちょっと嫌煙していた節(すみませっ…!)があったのですが、この作品は面白くてスイスイ読めました。
「懐かない猫が絆されていく」という、BLには王道?的なお話が好きな人は、凄く楽しく読める作品だと思います。
前作未読でしたが、楽しく読めたので全然平気でした。

受けの新二くんが、ピアスを開けるシーンがとても印象的です。
セックスのときにも攻めがピアスを弄んで泣かせたりして、「可愛いな」って思いました。敬語で鬼畜、どこまでも王道!だけどみんなが好きだから王道なんだ!
殴ったり、女の子を脅したり、まぁ本当にどうしようもない奴なんですが、攻めのおかげでこれからは少しずつ悔いの無い時間を過ごしていくんだろうなと思ったら、続きも読みたいなって思えました。

オススメです。

1

好きではないが

好きか嫌いかというと、好きじゃない話なんですが、おもしろかった。読ませる話でした。妙にリアリティがある大人同士のロマンス。BLの王道ではないけれど、砂原さんじゃなければ読めない感じ。

2

野良猫もよい猫になる

全身ピアスに金髪、三白眼の受けってどうなのよ~!!
津久井の気持ちにモヤモヤを抱き一度読んで放置しましたが、熟成した頃と思い読み返すと、いい具合に熟れてました☆

新二の外見描写に綺麗とか一切でてこないんです。
上記に書いたような表現で、一部「笑うとかわいい」とあり
金髪を黒く戻してピアスをはずすと、女の子がほほを染める。。
仮にも8年もホストやってるので、悪くはない外見だと思うのですが、まずそこが少し他の小説設定と違うかな?
そして攻め様津久井はキリンさんですっ!
要は背が高いのね。

外見はさておき、体中にピアスをつける行為はある意味自傷行為に該当します。
それだけ彼の過去が悲惨で心の傷が深いことがよくわかるのです。
そして、行為に至る折、ひとつづつはずしていく津久井。
彼の傷をひとつずつ包んで癒していくように見えます。
奥の深い表現方法だなと思いました。
新二も彼に救われているのに、体をつなげる理由に金を要求する、悲しいですが、そんなでしかつなぎとめる術を考えられなかったなんて。
人を傷つけることで自分を守ってきたなんて。
本当にいけすかない性格続きのヤツですが、どうして津久井はそれに惹かれていくのか?
昔つっぱっていた弟が事故で死んでしまったことを、かばってやれなかったという反省の念から、自分の生き方をストイックに変えてしまうほど後悔していたようですが、その理由づけと、それがどうして新二への愛になるのか最初は理解できませんでした。
二度目に読み返しても、今一つ理由づけには弱い気がするのですが、
新二の気持ちに理解が示せたことで萌評価であります。

新二は半端でない本物の野良猫。
野良猫が人に心を許して初めて、本当のいい顔をした優しい猫になるんですね。

3

僕を嫌いだと言っておかないと、君は怖いですか?

この作品、一言で言っちゃえば
傷だらけで、気の荒い野良猫ちゃんを拾っちゃって、その可愛さにメロメロになって、快楽で餌付けして、とうとう手懐けちゃうお話。
津久井って、相当「S」だよね。

ピアスだらけの新二、
津久井とのセックスで、ピアスをはずしたり、つけたりするシーンが切ないなぁ
体中のピアスや、透けるほどに色を抜いた金髪と、心のありようがストレートに外見に反映している新二。
ピアスをはずして、黒髪で現れた新二。
臆病でいて、飢えている新二。

かわいくって、かわいくって、しょうがない


これって確かCD化されてたと思ったら、新二はよっちんくん
脳内変換もそうだったから、アタリだったんだ。
津久井の方は上川隆也イメージで、声優さんだとゆうきゃんかなぁって思ってたら、十郎太様で予想外なアダルトボイス。
CD化の時期を考えると、納得。
十郎太様は好きだけど、祭り開催したことはなかったので、このCDはノーチェックだったよう。
今度、スピン元の「夜明けには好きと言って」の本と一緒に探してみようっと。


2

『期待すること』が一番怖いから……

『夜明けには好きと言って』のスピンオフ作品です。
『夜明け~』は好きだったのですが、「チンピラ?ヤクザ?えっ、この嫌なヤツの番外編!?興味ねー…」というかんじで、ずっと敬遠してしまっていました。

……が。

読んでよかったです!
穏やかでキリンのようだと称されるが、実は男らしく粗野な一面も持つ男・津久井と、
寂しくて臆病者が故にツンデレな、チンピラホストの金崎のおはなしです。
この金崎が、全身にボディピアスを無数につけている設定なんですが…
これが切ない&エロい……!
金崎は幼いころから親から辛い仕打ちを受けています。…この仕打ちが、なんだかやりすぎておらず、なにか現実味を感じるのが砂原さんのすごいところ。
金崎にとって、『期待すること』が一番怖いのです。幸せな世界へちょっと誘われると、「パラレルワールドにでもいるみたいだ」と感じ始め、すぐにいつもの自分に戻ろうとします。ピアスを体中に貫通させ、自分を戒めはじめるのです…。
その戒めの行為を罰するかのように、津久井はセックスのたびにピアスをいじります。身体を触るたび、いちいちボディピアスも外し…この一連の描写が続き、えろいのですー!!
イラストは金ひかるさんで、時に情熱的で時に穏やかな、二人のイラストがとてもよかったです。個人的には、金崎が髪を黒く染めたあと津久井が髪を触っているイラストがもう…かわいくてかわいくて!

ラストシーンでは金崎につられ、号泣しました。
私は砂原さんの作品で実はほとんど泣いています…。
砂原さんの作品に毎度一番何に泣かされるのかって言うと、周囲の人間の描写なんですよね。
この金崎はチンピラホストで金のためなら客をも脅すわけですが、実は目の前でハンカチを落とした人を見ると拾ってやったりと…優しいのです。しかし人は金崎のちゃらちゃらしたいかにも危なそうな格好に脅え、金崎の純粋な善意の行為は上手く伝わらない…
この「おとしもの」に関わるエピソードが何回か繰り返され、一番の盛り上がりどころにも関係してくるのですが、それがすごく切ない。本当に…。
外見にとらわれず金先の優しさに気付き、大変扱いにくいであろう金崎を、見捨てなかった津久井が偉いです。
でもたしかに、助けた時にあんなセリフを言われたら…ほっとけないですね。
本当に救ってくれてありがとう津久井!と、涙ながらに褒め称えました。

こちら単品だけでも問題ないと思うのですが、『夜明け~』の方を知っていると、金崎の小さいころの様子を白坂視点で見れるのでまたおもしろいです。
ラストも、なんだかやけに感動しました。
『夜明け~』の二人のその後もちらっと垣間見えますよ。

4

sexの前に受けのボディピアスを1つ1つはずす攻め

「夜明けには好きと言って」のスピンオフ作品。
どーしょーもないドチンピラホスト金崎新二を主人公に据えて
どうして新二がこんなにドチンピラなのかが綴られてます。
喧嘩で倒れている新二に手を差し伸べたゲイの津久井康文との
痛々しくってせつない愛のお話。

毒づきまくって、相当ムカつく男が受けなんだけどね
ボディピアスで身体中自分を痛めつけている受けのピアスを
sexの前に攻めが1つ1つはずしていく描写がなまめかしくエロかった。

2

どうしょうもないチンピラホストなんだけど

今、砂原ブームが来ているので、既刊本を一気買いしちゃったわけですが、実はこれを真っ先に読もうと思い、ん?ホスト物?じゃ、「夜明け~」が先の方がいいんじゃない?って思ったので順番どおりに読んで正解!番外編でした。

あの金崎くん(前作では、もっとキツネ顔の、今時よくいる自分をイケメンだと勘違いしてる系のお顔だと思っていました)が、こんな展開をしてくれるとは!津久井さんアナタは奇特な人です。ここまで猛獣な金崎をよくもまあ見放さず、飼い馴らされましたね。拍手!体中のピアスといい、無鉄砲なケンカといい、痛いことだらけのお話ですが、そこに金崎の金崎である所以があるんだなとわかりました。

子供の頃の親や先生の態度で世の中を悲観的に見ることしかできなくなり、自分すら大切に思わなくなった分傍若無人に振舞っていた金崎が、愛され愛すことにより、自分を大切に思えるようになった分臆病になる・・・それっていいことですよね。

今作もホストクラブの内面が伺え、なかなかハードな内容ですが、ハリネズミのようだった金崎が少しずつ丸くなっていく様がうれしいです。
特に最後の黒石(前作:「夜明け前には好きと続き言って」の主役)が経営するバー(津久井さんが内装設計した)に行こうとし、ユーターンするところで、大人になったね新二って思っちゃいました。

3

チンピラのツンデレ

『夜明けには好きと言って』のスピンオフ作品です。
こっちの作品のほうが好きでした。
『夜明けには~』では、ただのイヤなやつだったチンピラホストが主人公(受け)です。この作品を読んでなかったら、永久にキライなままだったと思いますw

身体中につけてるピアスは、主人公にとっては身を守るためのヨロイ。
攻めは空間プロデューサーをやってる、優しくて懐の深い男だ。やさぐれてトゲだらけの主人公の心に少しずつ入り込み、溶かしていく。北風と太陽でいうと、ポカポカした太陽です。

エロシーンがエロかったです。砂原糖子作品では珍しく、ズギューンと私のツボにきました。
チンピラホストからピアスを一つ一つ外し裸に剥いたあとで、敬語のまんまプチサド化した攻めにめちゃくちゃ萌えました。
敬語っていいよねぇw

2

正統派ツンデレ?

主人公である金崎はTVでよく特集をされるような華やかなホストというより、どちらかというとやさぐれている……
チンピラホストです(笑)しかもかなり、嫌な奴。

金崎は辛い少年時代の影響で、「人を信用しない・人に期待しない」人なのです。
しかしそれは、人を信じて裏切られたくない・捨てられたくないという気持ちの裏返し。

そんな金崎に真正面から誠意と真心で迫ってくるのが、津久井。
空間デザイナーという真っ当な、昼の世界の人間です。

全く違う人種である津久井と出会い、戸惑いながらも惹かれていく金崎ですが。どーしても素直になれません!!
惹かれれば惹かれるほど、津久井に酷い言葉と態度で接してしまう金崎は、正統派ツンデレではないでしょうか!?

金崎の強がりの結果である言葉に、傷つく津久井。
思いっきり擦れ違う二人の姿が、とても切ない

金崎の鎧であり、虚勢の象徴として、全身ピアスが登場します。
このピアスという小道具が、とてもエロく&上手く使われています。!

そして、濡れ場ではさりげなく鬼畜な津久井さん。
ただの真心で優しい人ではない「影」を感じるところ続きに、萌えました。

4

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