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表題作星に願いをかけないで

本宮櫂 路上ギタリスト(高2・3月生まれ)
吉川晶 (高2・4月生まれ)

その他の収録作品

  • オレンジケーキが焼けるまで
  • あとがき

あらすじ

夜ごと家を抜け出し、深夜のコンビニでアルバイトをする晶。
姉の瑠璃、義兄の千也、甥の悠との生活はやっと手に入れた幸せのはずなのに、夜の家にいられない理由。
それは千也に恋しているから―。
毎夜弁当を買いに訪れる同年代の少年・櫂にナンパされ、晶はそれに気づかされる。
自覚した途端、捨て去らなくてはならない恋心を持て余す晶。
だが、いつでも前向きな櫂と親しくなるうち…?心癒す、星降る夜の物語。

作品情報

作品名
星に願いをかけないで
著者
松前侑里 
イラスト
あさとえいり 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403521348
2

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
4
評価数
3
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

友達で恋人。

松前さんには珍しい同じ年(高校生)のCP。これわりと好きなんです。

晶(受)は、同居してる義兄(姉の夫)を秘かに思ってるんですよね。その恋心を持て余して、家族には黙って夜中にコンビニでバイトしてたんですが、そこに客として来てた同じ年の櫂(攻)に告白されるんです。

晶がいろいろ悩み多きタイプです。ぐるぐる考えては落ち込んでいくので、人によっては、『はっきりせんかい!』となるんじゃないかなと思いました。でも、私はさほど気にならなかったですね。結構好きですよ。

櫂はイイ男(予備軍?でも今も)だと思いました。『友達で恋人』っていうのが、すごく上手く両立する関係になってて、いいなあ、って感じでしたね。

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合わなかった

これ、女の子を主役にしたら違和感なかったかも、と思いました。
受けにもう少し男らしい部分があってもいいんじゃないかなと。
分かりやすいツンデレ受けと、包容力たっぷりの攻めのカップル。
受けのツンデレがいまいち可愛くなかったです。妙にイラッとさせられるツンデレっぷりでした。
相手の気持ちを知りながら、微妙な距離までは擦りよっていってツンケン。なんていうか「安全パイを確保してるウザ女」ぽくて不愉快でした。
鈍感という性格設定なんだけど、これは鈍感というよりも無神経といったほうがいいような気が。
続編の『オレンジケーキが焼けるまで』では、絵に書いたようなステキな家族と恋人に囲まれてて、めちゃくちゃ恵まれてるのに、そこから不幸の芽ばかりを探し出してはマイナス思考をしてるような受けだなと思いました。トラウマが原因と言われればその通りなんだろうけど…。

攻めもなぁ…攻めはイイヤツなんですが、受けの何が気に入って惚れたのかが分かりません。
イイヤツなのに魅力は感じない。

んー、なんだろ、
私はBLを読むとき、受けに自分自身を投影させて読むタイプじゃないから、こういうタイプの話が苦手なのかもしれないです。

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