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表題作ご主人様はヤバい奴(2)

横溝将典(ヤクザ・金融業 )
高村怜(非常勤講師兼バーテンダー)

その他の収録作品

  • ご主人様はヤバい奴 2
  • あとがき

あらすじ

大学の非常勤講師をしながら夜はバーのマスター、さらに私生活ではその店のオーナーである色男極道、横溝の愛人=ペット―そんな三重生活を送る怜だが…、横溝が身内のゴタゴタで忙しくしている隙に北京大学からやってきた新任教授、尹先生がなぜか急接近。
一見紳士な尹教授のとんでもないセクハラ攻撃に晒される事態に…。
独占欲全開。
意地悪&絶倫“ご主人様”シリーズ、エロフル書き下ろし第2弾。

作品情報

作品名
ご主人様はヤバい奴(2)
著者
甲山恋子 
イラスト
麻生海 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
シリーズ
ご主人様はヤバい奴
発売日
ISBN
9784872576801
3

(3)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

シリーズ2冊目

シリーズの2冊目です。3冊目への誘引はないですが、前作は読んでないと分からないと思います。受けが攻め以外にキスされたり触られたりしますので、苦手な方はご注意ください。

1冊丸ごと表題作です。怜(受け)の視点で進みます。
怜はバーテンダーのバイトをしていて、ヤクザの将典(攻め)と知り合いますが、本職は政徳大学の非常勤講師です。将典と恋人同士になり同居して…と幸せなはずなのに、将典の周辺はなにやらキナくさいですし、怜は大学でエリート教授に迫られます。

それぞれ別の問題だと思っていたら、実はつながっていたというのが面白かったです。怜のピンチに将典が助けに来るというお約束も良かったです。前作で二人のキューピットになった陽子(将典の従兄妹)にも恋人ができそうという感じのハッピーエンドでした。

シリアスよりコミカルな雰囲気の作品です。将典はヤクザだし、言葉も乱暴ですが、怜が好きなのが垣間見えるので安心して読めます。(怜は不安になりますが。)麻生先生のあとがきイラストのまったりした二人も素敵でした。

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やっぱり王道懐かし系BL

シリーズ2冊目もやっぱりちょっと懐かしい感じのする王道BL展開です。色々とトラブル(事件)は起きますが、そうシリアスな展開はありませんので気軽に読めます。

相変わらず主人公の高村さんは大学講師というインテリ職業が本業のはずなのに、あまりそういう感じがしません。本作では学会関連のエピソードとかもあるのに、やっぱり地の文の軽い語り口調のせいなのか…。バーのマスター業の方は板について色気も増量しているようです。

そして1冊目でも思ったのですが、ヤクザの横溝さんが表紙イラストを見ると、とても甘い雰囲気の優男なのですが、中身を読んだ印象では、もっと野性的な感じのハンサムの方が良いような気もしないではありません(個人の感想ですが)。

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