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表題作最良にして最後の選択

北里郁夫・セレクトショップのブティッククローク
高島夏実・行きつけのバーで知り合った大学生

その他の収録作品

  • 最初にして最適な恋人

あらすじ

北里は以前から気になっていた美貌の青年・高島とつきあうことに。しかし遊びなれていると思った高島は実は初体験もまだで…。

作品情報

作品名
最良にして最後の選択
著者
火崎勇 
イラスト
亜樹良のりかず 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
最悪にして最高の抱擁
発売日
ISBN
9784344807815
3.4

(5)

(0)

萌々

(2)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
17
評価数
5
平均
3.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

遊び人が純情に

「最悪にして最高の抱擁」のスピンオフ作品です。
表題作と続編の中編2本が収録されています。前作では遊び人っぽかった二人ですが、実は…という内容でした。

「最良にして最後の選択」
北里の目線で進みます。
北里(攻め)が望むのは、「今」を楽しむ享楽的なラブ・ライフ。後腐れなく遊べそうだと声をかけて、友人の恋人・門倉の協力を得て、高島(受け)をホテルへと連れ込んだ。ところが実は高島は初めてだと分かり…。

重いのは嫌だと高島との恋愛に迷う北里でしたが、高島に捨てられると分かって必死になるのが良かったです。ワインを割った激情と、直ぐに諦めて笑う高島の行動が切なかったです。


「最初にして最適な恋人」
高島の目線で進みます。
北里と恋人同士になったけれど、捨てられるんじゃないかと不安な高島。最近は、最後までエッチをしてくれないのが特に心配で、北里が喜ぶテクニックを身に着けようと慣れた相手に抱いてもらおうと思いつめますが…。

要は、北里は高島を大事にしていただけですが、高島にはそれが伝わっていなかったというものでした。高島は責めていませんでしたが、北里は大人で経験も上なのだから、その辺はもうちょっと上手にするべきだったのではと感じました。門倉か華原にちくりと言ってもらい、こんな本気になったのは初めてだから戸惑ったなどとノロけて欲しかったですね。

時系列的に前作のその後になるので、続けて読むのが良いと思います。遊び人からベタ惚れに変わった攻め、スレたふりして純情な受けがお好きな方にお勧めです。

0

あらぁ

「最悪にして最高の抱擁」1,2と続けて読んで、3冊目にこれを読んだら、
あら、スピンアウト物だったのね。
華原の友人の北里と、華原と張りあっていたはずの高島のお話。
「最悪~」の方も、最初の設定がゴージャスな割に、読んでるこっちがタジタジとするくらいな純愛すれ違いラブでしたが、こっちのカップルというか、高島君は、その更に上を行くお子ちゃまでした。
背伸びして、遊びなれているフリをしていただけの、恋愛未経験なお子ちゃまの高島。
そんな彼にズブズブとはまってしまう北里。
すったもんだの初恋物語で楽しかった。
華原が思いの外いじわるで、そんなところも楽しかったです。

2

で、あの小悪魔は何処に???(笑)

「最悪にして最高の抱擁」スピンオフ

思った以上にお子様だった。
前作の時から小悪魔的な感じで登場の高島。
しかし読んでいくと、親のトラウマで恋愛に臆病な、ただのお子様だった。
それに引き換え北里は遊び人ぽい(実際遊び人なんだろうけど)雰囲気を出しながら
案外、真面目?!

結局今までの恋愛スタンス(楽しければそれでいい、重いのは嫌)をかえてまで
高島に捕まった北里でした。


後半のお話では、高島どうした本当に?!

恋愛の悩みを友人に相談。(勿論相手が男だということは伏せて)
「処女は重い、本気じゃないからお金もかけない。」と
友人に言われた言葉を自分の立場に置き換えてしまって、北里を疑うわけです。
その間にも北里の元カレと勘違いしている華原とのやり取りやなんかで余計にグルグル。

もう臆病になりすぎてバカな行動までとってしまうのですが
そこは門倉の機転で北里か救出!!

正直、高島がここまで恋愛に臆病になるとは思ってなかったですが
それだけ北里の事が好きっていうのが伝わってきます。

それに案外北里もいい男だなぁと(^^)
門倉には負けますけど~vv

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