密告

mikkoku

密告
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
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レビュー数
4
得点
27
評価数
7件
平均
3.9 / 5
神率
42.9%
著者
 
媒体
コミック
出版社
新書館
シリーズ
Dear+コミックス(コミック・新書館)
発売日
価格
¥552(税抜)  ¥596(税込)
ISBN
9784403661464

あらすじ

戒は同性である諭と幸せな恋人同士。だがかつて戒はゲイの弟に、ゲイの恋愛なんて不幸になると罵詈雑言を浴びせた事がある。その時、弟から、その言葉は戒にそのまま返ると予言された。言霊に怯える戒だが……。表題作含む四篇を収録。怖くて甘い『謎』を抱える青年たちの恋愛を描いたミステリアス・ラヴ短篇集。

表題作密告

ゲイ・信楽 諭 定時制高校生
元ノンケ・戒  高校生

同時収録作品出雲

中野 麗 高2 
二宮杵築 高1

同時収録作品水を汲みに丘を登った

文月比行
音貝次流(ジル) 大学生

同時収録作品ゆりかご

譲 大学生
空木 千 大学生

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数4

短編集

藤たまきさんらしい、優しいようなほろ苦いような、独特のムードのある短編集でした。

『ゆりかご』
ショートスリーパー、ちょっと羨ましいと思ってしまいました。
睡眠時間を削って何をしたいかというと、ただ本を読みたいだけなのですが。
でも私が睡眠時間を削っても、どうせ寿命が縮むだけだw
でも確かに「一緒に眠りたい」っていう願望とか、「寝顔をみたい」という願望は、すごく分かる。
大きな不満にはならなくても、愛し合う恋人にとっては抜けないトゲのような不満になるだろうなと思いました。
贅沢な切なさとも言えるだけに、分かってもらえない部分だったりするだろうし。
そのあたりの微妙な部分が伝わってくるお話でした。

『密告』
これかなり好き。
後に明らかになる真相に、オオッと思いました。
「恋愛が人間を180度変える」みたいな話、さんざん読んで、読み慣れてるはずなのに、藤たまき流に語られるとなぜか新鮮。
で、新鮮さを感じた自分自身に一番の驚きを感じました。

他、短編いくつか。

1

ゆりかごが秀逸

収録されている「ゆりかご」が特に好きです。
せつなくて、いい話でした。
どの話の藤さんらしい、エキセントリックなムード。

0

シンクロして切なくなりました

短編集です。
藤さんはネームの多さが魅力。でもたまに読むのがめんどくさかったり。(笑)

表題作の「密告」がちょっとサスペンスちっくです。
自分のいった言葉に縛られる、そんなことよくあります、私。
ものすごくシンクロしてし読んでしまってちょっと苦しかった。
「あの時の自分を絞め殺したい」同感です。

昔弟にひどい言葉を投げつけた戒。
でも現在そのひどい言葉そのものの自分が居る。
うしろめたい気持ちでいっぱいの戒が、弟に一生懸命言葉を
紡ぐようすがもう、痛々しいんだけど可愛くて。(あれ?)
ラストもオチがついていて微笑ましい感じです。
シリアスだったような気がするけどコメディになっちゃった。
攻の諭のキャラゆえか。
この最初と最後の落差も魅力かな、と思います。(笑)

「ゆりかご」
ショートスリーパーという言葉を初めて聞きました。
千が自分のことを隠すのは、私が「自分が腐だ」というのを
隠すのようなものか。
うん、その気持ちは理解できる。
理解し、理解される。ゆるし、ゆるされる物語かな、と。
千が目を閉じるところは感動的でした。


続きたつ以外にも
付き合った男を殺している、そんな噂をまとわせる主人公が
不思議クラブの先輩と出会うお話。「出雲」

老人ボランティアだと聞いていった先には
世話役の男が居て、そこにはなにやら秘密があるようで・・・。
という主人公が色っっぽい「水を汲みに丘を登った」が収録されています。

どの作品も今回は明るめで読みやすさは抜群だったと思います。
特に「密告」は私にとって
シンクロさせるだけの魅力というか共感させる引力のある作品でした。
きっと何回も読み返してしまうことでしょう。

3

ファンタジックで切ない短編集

表題作を含む四篇を収録したコミックス。
「言霊」「呪」「酔う水」「眠らない恋人」などなど。
不思議なキーワードが、藤たまきさん独特の繊細な世界で描かれていきます。

どの作品も切なくて好きなのですが。
特に私が気に入っているのは『ゆりかご』です。

眠らない恋人を心配する譲。
眠るのが怖いセン。

「安らぎを与えられない」「もう貰っているよ」

センと譲。
お互いを思い合ったこの会話には、胸が熱くなりました。

1

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