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表題作YEBISUセレブリティーズ(4)

久家有志・グラフィックデザイナー27
益永和実・アートディレクター28

同時収録作品ショートコミック Sweet Kiss

喜多村彗・パリコレ舞台にも立つトップモデル23
笹生アキラ・事務所の癒し系グラフィクデザイナー25

その他の収録作品

  • two as one

あらすじ

東京・恵比寿のデザイン・オフィスに集うのは、デザインもルックスも超一流の男たち。「Yebisu Graphics」恋も激情も、すべてがここにある。圧倒的人気シリーズ、3rdシーズン!!張りつめた糸のように繊細で緻密なデザイナー・益永と、独占欲をむきだしに激しく彼を愛する久家。二人の関係は、新たに入社した8人目のエビリティ・浅倉維により揺さぶられる。追いつめられた益永は、ついに久家の腕を拒み…!?豪華書き下ろしも収録。
(出版社より)

作品情報

作品名
YEBISUセレブリティーズ(4)
著者
岩本薫 
イラスト
不破慎理 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
YEBISUセレブリティーズ
発売日
ISBN
9784862630018
4.4

(18)

(11)

萌々

(4)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
80
評価数
18
平均
4.4 / 5
神率
61.1%

レビュー投稿数7

当て馬の浅倉さんも好きですよ・・・

エビリティーの中で一番大好きなカップルが久家×益永です。
益永さんのキャラが、見た目も好きですし、メガネ、真面目、ストイック、潔癖、不器用、初心、ツンデレ・・・と萌えツボだらけで・・・
久家も、そもそもハイスペックキャラですし、更には今までは遊び人だったのが、益永さんと両想いになってからは超一途、執着、甘やかし一直線となっている点が、これまた萌えツボで・・・
2人の関係もライバル、しかも受け様は攻め様を嫌悪していたが、攻め様は大学時代から受け様に横恋慕・・・犬猿の仲の同僚・・・という関係から恋人へ・・・という流れ自体もとてもツボで・・・

この巻では、2人に試練が訪れます。
当て馬、浅倉さんの行動のせいで、元々あった潔癖症発病の益永さん。
久家と触れ合うことができなくなってしまい・・・。
本人たちは辛かったと思いますが、読み手としてはこういう試練も萌えスパイスになっています。
Hができない、触れ合えない・・・というじれったさが却って良かったです。

ちなみに、私は当て馬の浅倉さんも結構好きです。

1

愛を再確認したふたり

エビリティ4作目。
久家と益永が付き合い始めて1年後のお話でした。

新たに入社した浅倉は、久家との関係をネタに益永を脅迫したあげく体の関係をせまってきます。
久家ではなく、ちょっと弱々しい益永をあえて狙ってくるあたりが嫌なタイプです。
その結果、接触恐怖症が再発してしまった益永は久家から触られることもダメに・・・。

いきなりラブラブだった恋人から拒まれた久家の落ち込み方は可哀想なほど痛々しかったです。
立ち直りも思いのほか早かったですが(笑)

好きなのに触れ合えない辛さを噛みしめる二人。
でもその辛さで久家への思いを再確認した益永は潔かったです。
浅倉にも、久家の父親に対しても、男らしい対応で頼もしかった!
やっぱり二人はラブラブが似合ってますね。
ベットで意地悪口調になる久家も健在でした(^^)

0

ダメダメ益永と白馬に乗った王子様久家

久家 × 益永 グラフィックデザイナーカップル

ラブラブカップルに波乱

益永最大のピンチです。
久家の父親からの呼び出しと、新しくメンバーになった朝倉から久家との仲をネタに脅迫による身体の要求です。

しかし、健気な受けさんのありがちなパターンとして仲がばれては相手に迷惑がかかるとか相手の親からの別れの強要にあっさり身を引くと言うのは一番嫌いです。
恋愛は二人でする物なのに、社会通念とか常識とかにとらわれて自分だけが悪者になったりデメリットを被っても一人でなんとかしようというのは独りよがりで傲慢です。
久家の父親に対しても、いくら内密にと言われても二人のことは内緒にできないとはっきり言うべきだし、朝倉に対しても断固として拒否するべきだと思う。そして即久家に相談して対処するのが正しい恋愛の在り方だと思います。
仕事はできて冷静な判断ができるのにウジウジと籠って追い詰められていく益永はだめだめです。
会社幹部と不倫してたOLが、ばれてはあたふたしているみたいでみっともない。
確かに益永は自己評価が低くて精神的に弱い部分はありますが、社会に出てそれなりにトラブルも対処してきたはずなのにこうもダメダメだというのはがっかりです。

その点久家は偉かった。
暴走はしたけれどちゃんと反省して出直せた。
相手の気持ちに寄り添って対処しようと努力のできる男でした。

それに、脅迫者の口車に乗ってホテルの部屋に行くのもバカ。
朝倉のほくそ笑む顔が間に浮かぶ。
いざとなたら抵抗すればなんとかなるなんて何を根拠に…呆れる。
けどちゃんと都合よく王子様は助けに飛び込んでくるんだからさすがですね。

0

カップルに障害はつきものです。

久家&和実カップル、リターンズ。
順調に交際が進んでいるところにとある障害の登場です。
山あり谷あり、だからおもしろいんですけど。

年下の恋人を持って一年。
蜜より甘いらぶらぶデイを送っていたところに、とある邪魔者が乱入。
それは8人目のエビリティ、浅倉維。
初めから和実に好意的。それが面白くない久家。
浅倉には近づくな。
そう言っても自分を分かってない和実は、久家の言葉に呆れながらも渋々と頷いた。

自分には好意的だが、久家に対してはかなり辛辣な浅倉。
久家の仕事を認めていないかのような発言に、和実はきっぱりと反論する。
このときになんとなく浅倉の態度に苦手意識が芽生えた。
と、そんな時久家の父親から突然コンタクトがあった。
話がしたいと言われ、覚悟いていたにもかかわらず、不安と混乱が襲う。
ただでさえ不安定なのに、そこに追い打ちをかけるように浅倉から脅される和実。
クライアントに、両親に、マスコミに、あなたたちの関係をバラす、と。
誰にもバラされたくなければ、僕の相手をしろと命じる浅倉。
押し倒され、服を乱され、そして体をまさぐられ…募る嫌悪感に必至に恋人の名前を胸中で叫んだ瞬間、物音が。
浅倉はたじろぎ、近づく足音に逃げていく。
そして現れたのは、久家だった。
予定外の久家の出現に難を逃れたものの、何も解決していない。
浅倉にされたこと、そしてこれから起こる不安に和実は接触恐怖症が再発してしまう。

久家だけは、平気だったのに。
久家に触れられるのが怖い。
和実のやるせなさが伝わってきて、すごくすごく胸が苦しくなりました。
久家も一時は混乱したものの、ちゃんと恋人のことを考えて、そして応えます。

「もう一度俺を受け入れてくれるようになるまで──いつまでも待つから」

このときの久家は史上最高に男前。
そんな久家の言葉に思わず涙が浮かびました。

触れてもらえないもどかしさ。
触れられないもどかしさ。
ガラス越しがすごく切なくて、こうなった原因の浅倉が憎い。

ピンチの時、やっぱりヒーローは登場するもの。
ピンチに駆けつけた久家は見事和実を守り、そして和実は和実で久家のプライドを守ろうとする。

自信がなく不安ばかりを追っていた和実が、変わってきた。
久家を守る為なら、仕事を捨てる。
恋を諦めるのではなく、立ち向かおうとする姿はとても眩しく感じました。
まだまだしがらみはありますが、二人ならきっと大丈夫。

久家と和実、両方の男前度UPにドキドキした一冊でした。

2

あらすじ見てたらつい読みたくなって買っちゃいました。

久家と益永は順調に愛を育んでいた。
そんな中、新たに入社した浅倉に何かとつっかられ、益永…。

今回は2人それぞれの成長の物語だったような気がします。
浅倉に2人の仲を知られ脅される益永。
強引に触れられて再発する対人接触恐怖症。
それは心因性で相手を選ばない。
気持ちは離れたわけでもないのに、身体が勝手に拒否を起こして。
久家に触れられても拒絶を起こしてしまう益永。
気持ちと身体が寄り添わない。
ガラス越しのやりとりはとてもせつなかったです。
そして、この件は久家の中でもいろいろ考えさせられるものでもあって。
彼が出した結論がそれだけ本気の想いであることを見てとれて本当に真剣なんだと思い知らされる。
益永もそうして離れている間にもいろいろ考えて結論を導き出し。
迷いが消えていく。
浅倉の件で自分を見つめ直したからこそ、父親との対峙ではきっぱりと言い切ることができたんだろうなぁと思います。
互いが互いを必要としていて、そのためにはどんな努力も惜しまなくて。
ライバルであり恋人であり。
オンでもオフでも必要な存在。
どうしても手離せない存在。
そんな相手を見つけられた彼らはこれからも切磋琢磨して最強になっていくことでしょう。

「Two as One」
久家が風邪をひきました。
益永がいいって言われてたのに様子を見に行きました。
軽く面倒を見ることになりました。
身体を拭いてあげていたのに、いつの間にか(?)もっと汗をかくことをしていました。
みたいな。
いや、この身体を拭く段の甘えてるんだか恥ずかしがる益永を愉しんでるんだかな感じが久家らしくて結構好きです(笑)


0

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