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表題作月天堂顛末記

日下大和:警備会社社員。望に一目惚れ。
天野望:便利屋「月天堂」店主。兄弟で店を切り盛り。

あらすじ

弟を引き取るため、地元密着型の便利屋「月天堂」を開業した望。
今回の仕事は、望がやくざの息子の「身代わり」になって警護されること。
しかしボディーガード・日下大和が、熱烈に望を口説いてきて…。
「望さんは俺が守る。だから一人で頑張りすぎないて」
真摯な瞳で甘い言葉を囁く大和に、ずっと独りで突っ張って生きてきた望は、少しずつ安心感を覚えはじめ…。

作品情報

作品名
月天堂顛末記
著者
葛井美鳥 
作画
葛井美鳥 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784877244682
3

(3)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
9
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

芯はしっかり

タイトルが思い切り洒落だったり初出が
文苑堂から出た「BasiL」なのに何故
単行本は海王社から出ているのか、と
言う事はとりあえず横に置いといて
美味しく戴ける話でした。

両親を早くに亡くして弟の朔と二人親類を
盥回しにされる様になった望は朔を引き
取って「家」を作る為に便利屋を始め、
いまや男の細腕ながらもご近所では
名の知れた存在。
そう言う望に仕事を依頼する為、事前調査と
して接近した大和は望の寝顔につい惚れて
しまい…。

望のあっけらかんとした性格が随所に
忍ばせてある重い設定を上手く活かし、
粋といなせを醸し出している感がありますね。
まあ、命を助けられた礼だからと言って
最初がいきなり騎乗位ですかと言うのは
好き嫌いがありましょうが。
葛井さんの何処かに品と芯のある絵柄だから
するっと受け入れられるんでしょうね。

1

月天堂顛末記レビュー。

連載していた雑誌、バジルさんが廃刊になった時はハラハラしたけど無事に単行本化されて良かった…。

本誌をチラチラ読んでいた時から気になっていました。
攻が、ワンコ系!結構純情!

受はシッカリ者で元気なお人でした。両親を早くに亡くして、親戚をたらい回しにされて辛い生活をします。そして弟と「家」を作る為に便利屋を始めました。
その便利屋に仕事を依頼する為、事前調査として接近した大和(攻)
そして、望の美貌に惚れちゃいました。

愛を知らない望に、愛されるってきもちいいことでしょう?と優しく優しく…むしろじれったくなる位優しく接していきます。
そんななまっちょろい愛撫で満足出来るかといきなり上に乗っちゃう誘い受な望さんのキャラと、オロオロするヘタレな攻。バランスが良かったです。

0

ラブラブ♪

小分割されてるけど、一冊丸ごと同じ主人公。

「四号×警備」シリーズというボディーガート達のお話の中に
出て来る一人である「日下 大和」と
何でも屋の月天堂を営む「天野 望」の話。

攻めが一生懸命に受けを口説きます。
何だかんだ文句(?)を付けつつ流される受け。
もちろん相手をキライじゃないからそうなるんだけどw

望は、たった一人の肉親である弟を守るために
ずっと気を張って生きてきたので、
優しくされたり守られ慣れていなかったりする。
でも望を一途に思う日下から貰う優しさに触れて、
どんどん変化していく。その様子がとってもかわいい。

お話の内容として、不安の様なドキドキ感は全然無いので
ドキドキハラハラが大好きな人には物足りないかもしれないけど
逆に言うと、とっても安心して読めます。
ラブラブでかわいい作品。
 

0

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