言葉もなく、花は

kotoba mo naku hana wa

言葉もなく、花は
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
22
評価数
9件
平均
2.7 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥533(税抜)  ¥576(税込)
ISBN
9784344808416

あらすじ

別荘地で暮らす19歳の光村草は、実は五辻組先代組長の庶子。
五辻の別荘に近寄るなという母との約束を破り、配達のアルバイトで出向くことに。
そこで現組長の異母兄・克哉と対面した草は、克哉に惹かれ別荘に通い始める。
その想いが兄に対するものではないと気付いた草だったが言うことはできない。
そんな草と、克哉は強引に身体の関係を結び…。

表題作言葉もなく、花は

五辻克哉,五辻組現組長で草の異母兄
光村草,五辻組先代組長の愛人が生んだ子供,19歳

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レビュー投稿数5

表紙に引かれて

九號さんの表紙に引かれて手に取ったらなんと義兄弟モノとな!!兄弟モノスキーとしてはそれは読まねばですよ!!

田舎の別荘地が舞台。
別荘の管理人をしている母と2人で暮らしている草〔受〕はヤクザの愛人の息子で。
その別荘地にはそのヤクザである五辻の別荘があるのですが、母は草にそこには近付かない様にと繰り返し言い聞かせます。
しかし野菜を各家に届ける仕事をしている草は、注文の品を五辻宅へと届ける事となりそこで父亡き後に組長となっている義兄の克哉〔攻〕と出会うのです。
彼の護衛には島原という強面のヤクザが付いているのですが、かつて草は彼に殺されかかったという過去も持っています。
注文の品を配達しては、一時、義兄とお茶を飲む、そんな繰り返しの中、少しずつ物語りは展開していきます。
叔父の目論見や、最後がちょっと駆け足な気がしましたが、その分、前半の2人の静かな空気の流れにページを取っていて、それが別荘地の雰囲気と相まっていてその辺りの雰囲気が好きですね。
結果的に彼らには血の繋がりは無かったものの、やはり兄弟モノというだけで萌えてしまうのであります。

0

ヤクザの異母兄弟

ヤクザの愛妾の子・草は、母親と二人で田舎の別荘を管理しながら暮らしています。
この別荘とは、実は五辻組のもので、草の父親のもの。
父親であり五辻組の2代目だった父はすでに死去し、3代目には異母兄弟である兄・克哉が就任している。
母との約束で、絶対に五辻には近づかない、兄とは会わないと誓っていたのに、配達のバイトをしていて出会ってしまう。

別の男性・智明から告白されながらも、兄に惹かれてしまう草。
ヤクザだから…とみんなに疎まれるのは自身の経験からしっていたはずなのに、克哉に対してはヤクザという部分をあまり感じない。
兄をどこまでも慕う草、それをよく思わない母、ヤクザだからと、注意を促す智明。
それぞれの思考がヤクザに対して「危険」を示しているのに、それがわからない草。

結局、智明と草のキス現場を目撃した克哉の怒りが、暴力と強姦でヤクザの恐怖を草の体に知ら示めます。
その後、五辻組の4代目として叔父に担ぎあけられそうになったのですが、側近・島原の判断で回避したものの、克哉は組長の座を追われ組も解散へとさせられてしまいます。

ちょっと残念でしたが「あらら、こ続きれで終っちゃうの?」という尻つぼみな結末です。
ヤクザもので異母兄弟ものですが、あまりダークな脚色はありませんでした。
暴力シーンなどもほとんどなし。
そういう色ではなく、血の繋がりと五辻に関わった人たちの心の内を描いたストーリーです。
舞台がずーっと田舎だったという事からも、ほのぼのとしたアットホームな感じさえしてしまうヤクザものでしたね。

4

榊さんのヤクザもの

榊花月さんのヤクザものです。ヤクザに若干リアリティがないような気がしましたが、面白かったです。
榊花月さんの小説はもう何冊か読みましたが、私、彼女の作り出すキャラがかなり好きです。
攻めは、俺様攻めが多いんですが、なんか憎めない。この作品の攻めも、俺様です。
受けは、そんな俺様攻めに(違う意味で)負けない、芯の強いタイプが多い。どんな苦境でも、しなやかな柳のような強さを持ってるタイプ。この小説の受けも、そういうタイプです。

避暑地で出会った、ヤクザの兄(攻め)とその異母弟(受け・主人公)。
事情があってずっと会ったことがなかったんだけど、会った瞬間からお互いに少しずつ惹かれていく。
ヤクザ同士の抗争にじわじわと巻き込まれ、禁忌の感情を持てあまし、主人公は追い詰められていく。それでも前向きです。むやみとマイナス思考に走らず、自分のできる範囲で精一杯がんばる主人公に好感を持ちました。

ラストがちょっと弱いかなーと思いました。
でも全体的には面白くて、ツンと切なくなりつつ読みました。

1

ひと夏の出来事

結構ヤクザものでした。
まずメイン2人の関係性がちょっと複雑でした。あらすじには異母兄ってかいてありますがね。
草(ソウ)は父親が暴力団組長で自分はその父親の愛人の息子。
そして克哉は本妻の息子で亡くなった父親の跡を継いでいます。
草は克哉の存在を知っていても会ったことはなく、草の家の近くの別荘に克哉がきていると知り初めて顔を合わせます。

草の母親は克哉に会うのを嫌がります。
それはなんでかとか謎は全部最後にわかって、ほんとパズルにピースがはまった感じです。
草が段々克哉に対する想いが変化していく描写は丁寧でした。
克哉はヤクザってだけあって態度デカイですwちょっと俺様ですね。草に冗談言ってからかって愉しんでましたしw
草の幼馴染みの智明や克哉のボディーガードの島原も絡んできて安定した内容だったと思います。
年の差も12歳もありますからね。年の差萌え~
ただ兄弟もの萌えにはちょっと物足りなかったかも。

0

素直は時に無鉄砲。

作家買い。でも絵師さんも好きなので一石二鳥。購入当初から何度読んだかわからない程読んでいる、ヤクザモノの中では上位に来る自分の好きな作品の一つ。
端的にまとめると、別荘にやってきた五辻の若:克哉とひと夏(夏だよな)を過ごす草のお話。まとめすぎた。合間に、草を好きな智明も絡み、ヤクザの事も絡みな割と複雑な家庭事情・恋愛事情のお話もあります。
少々克哉が草を好きになったと言う過程がわかりにくですが…。ヤクザモノだけど、難しすぎず読みやすいです。ヤクザにありきな暴力が苦手な人には向きませんが、そういうのが大丈夫な方でしたら手にとってみるのもいいかもしれません。
ちなみにあとがきは本編と全然関係なく榊さんご自身のちょっとした話が読めます。思わず笑ってしまいます、あまりにも関係なくて(笑)。

※以下完全ネタバレ有
最初に言ってしまいますが、一番の見所は、克哉と草と島原(若の右腕)の掛け合いです。この三人(と言うか主に克哉が)面白すぎる。草がお茶しに来る度克哉がからかって遊んだり、それに巻き込まれて島原までからかわれたりと。過去に草は島原に殺され掛けた事があるけど、今では克哉の弟とし続きて優しく接してくれている、これが何よりも時の流れと兄弟と言う繋がりを感じさせてくれるのです…が。
実は近親ネタではありますが、最初の方で克哉が草の事を「弟などいない」と言うのがあり、そう言う理由が後々分かってきます。草は直系で先代組長の息子なのですが…。結果的に言うと、胤が違う為異母兄弟と言う訳でもなく、言わば血は欠片も繋がっていないのです。それの所為もあってか少々捻くれ坊主でして…克哉がね。
ほんと、家庭事情は複雑で家系図とか作りたくなる感じですが、克哉の嬉々とした様や力強い言葉には納得させられてしまいます。克哉あっての一冊です。まあメインですが。
あと草を好きな智明もいい人です、凄く。本当はこんな形で告白するつもりじゃなかったんだろうなと…。克哉に会う事がなければ、もしかしたら草は智明に徐々に惹かれていたかもしれません。もちろん智明には下心あっての、ですが。やるなー智明。
ちなみに無鉄砲と言うのは草の事で、足の悪い克哉を逆手に取って智明を守ろうとしたりしてます。やるなー草。

絵師は九號さん。ゆったりと構える克哉には惚れても惚れても惚れたりません。草も照れたりして可愛い顔が見れますが、やはり本物の血筋の所為か、凛々しくも見えました。
何よりも好きなのが表紙。笑顔でもなんでもない二人が寄り添ってる一枚は、不思議な魅力があるもんです。

0

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