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表題作You might say yes.(3)

元マフィア・ロッド・バード(B)・フォレスター
日系米国人・黒岩淳

あらすじ

欧州社交界に新星のように現れたロッドと淳は、欧州の闇に深く根をはる旧貴族達と通じ、それを足掛かりに着実に足場を築いていた。
だが『仕事』も広がりを見せ順風満帆に思えていたその矢先、ロッドが誘拐されてしまう。
失うことへの焦燥と、それを上回る怒りのまま、ロッド奪還に乗り出す淳だったが…!?きらびやかな世界の裏で暗躍する、ハイソサエティ・ロマン第三弾登場。

作品情報

作品名
You might say yes.(3)
著者
七地寧 
イラスト
石原理 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
シリーズ
You might say yes.
発売日
ISBN
9784773003321
4

(3)

(1)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
12
評価数
3
平均
4 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

淳が活躍する巻

ついに、3巻です。まだまだ続きそうで、とても楽しみなシリーズです。
愛とも家族とも言えない関係で結ばれた2人の生きざまを見ているのが楽しいです。
このシリーズはH描写ではなく、淳がいつ能力を使うとかロッドがどうやってお金を稼ぐとか、そんなことばかりが気になる話です。
この巻では淳が活躍してくれて、淳好きには嬉しい限りでした。

元マフィア・ロッド・バード(B)・フォレスター 俺様攻め×日系米国人・黒岩淳 クール受け
淳の能力に興味を抱いた旧貴族の誘いで、ドイツに。
コンラートからの仕事を請け負いながら、屋敷で過ごす2人。
そんな中、ロッドが誘拐されて、淳の冷たい怒りが炸裂して。

「公爵」のコンラードには日本人の愛人の瑶一がいて、ロッドと淳と立場が一見似ているようでいて全然違う。
瑶一は奴隷として買われてきたので自由もなく、コンラードへの思いも愛という感じではない。
そんな受け同士、攻め同士の交流が今回楽しかったです。
特に、淳と瑶一が一緒に乗馬をしている姿は、和みました。
そして、瑶一もただの愛人ではなく、コンラードの内々の重要な仕事を請け負っている。愛玩されるだけの存在じゃなく、彼もまた出来る男でもあることがよかったです。
コンラードと瑶一のカップルも、スピンオフとして読んでみたいです。
それはさておき、1巻の冷徹さはどこに行ったって感じで、ロッドが温くなったというかヘタレになって、誘拐までされます。
その代わりに、面目躍如といった感じで淳が活躍しています。彼の冷たい怒りに、ぞくぞくしました。
すぐに原因を悟り、追求する姿といい、かっこよくてたまりません!
自分の身の内に入れる存在は少ないだけに、入れたからには責任を持つというか優しくするタイプなので、それ以外の他人や敵対者に対する処置の冷酷さは、ロッド以上です。
また重みというか、新しい身分を手に入れた2人の活躍がとにかく楽しみでしょうがないです。

エロ:★3 更に感じやすくなる淳で、いつものちょっと無理矢理目。
総合:★5 淳の活躍が見られて、大満足です。

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