ボタンを押すと即立ち読みできます!
いやあ、柏兄弟のタチの悪さが際立っていましたね。顔が良い以外に一体どんな魅力が…?と思っていましたが、まあ兄も弟もそれなりにテルや美紀と深い関係を築いてきたことは分かりました。そこに理解の余地はあっても、今の2人への仕打ちにはまったく共感できないですが…特に兄の方は。この兄弟をばっさり切り捨てることができないながらも、確実にテルと美紀の繋がりは深まっていく。網の中で必死に足掻きながら、誰かに振り回されるのではなく、自分達が気持ち良いと思える青春を掴み取ろうとする2人を応援したくなります。
第2巻。
甘酸っぱくもなく、初々しくもない。青くもなく、春でもない、
が、
無邪気で無鉄砲なヤツらの日常。
テルを「野良犬」と呼び、飼い主を自認するミキ。2人の溶けそうなHの最中に携帯が鳴って。
ミキは何かのフラッシュバック。
コレが何かは後からわかる。この「DOG STYLE」は全編こういう描き方です。読み進めていくと、いろんなピースがはまっていく。
ミキは柏兄が好きなのに、柏兄は親友だからキスもセックスもできるなんて言う。
テルは柏弟を想っているのに、柏弟は彼女の言いなりで自分どころか仲間全員を軽んじて、踏みつけてる。(この「彼女」、BLにおいて最も腹立たしい女!)
だからテルは柏弟を悩ませないために、また「一匹」に戻ろうとしてる。
並行して起きていたのが、ミキの過去の暴露。
ミキは中2の時に、テニスクラブのインストラクターに拉致られてヤられて動画撮られて。
お互いの弱みを見ても優しい2人。
なのに一筋縄じゃいかないこの2人の恋は、これからどうなるのだ⁈
…というところで3巻へ。
4回目のエッチから始まる2巻。3回目まではひたすら痛かったエッチが変化しています!このエッチがすごくいいんです!!BLはファンタジーっていうけど、このエッチには高校生の4回目というリアルさが感じられて楽しくてエロくて、キャラの魅力に溢れています。
テルと、一人だった彼を救った(そのつもりはなくても)柏弟。テルにとって柏弟は今でも自分の一番だけど、彼女に夢中の柏弟の一番は、もう自分ではなくなってしまったと感じていて、それでも柏弟のことを一番に考えて行動してしまう…なんていう話は、すっかり大人の私にはくすぐったいような恥ずかしいような気持ちになります。そのくすぐったさが、ミキの前では素直になんでも口にできるテルを見ると、もっとくすぐったくなっちゃうんです。なんかとてもいいんですよ。萌えとかキュンじゃない【くすぐったさ】。
ミキが好きな柏兄は、掴みどころのない変わった男で、ミキのことを親友だと言いながらも、ミキが望むならキスでもなんでもすると言います。だけど絶対に恋人にはなってくれない男です。それを十分わかっているミキには、男女のセフレ(野良犬テルも含めて)がいるのですが、そうなった理由が切ない。
ミキのことは何でも知っている、自分がミキを一番わかっていると信じている柏兄ですが、一番肝心なミキの過去を知らないんです。壮絶なミキの過去を知ったテルが「俺だってスサンだぜ」というミキに「今おまえはバーガーを喰えるじゃん」と返した台詞に本仁先生のセンスを感じます。
ミキのストーカーを感情のままにブッ飛ばしたテルと、テルへの気持ちを自覚したミキ。野良犬の気持ちはどこに?3巻に続きます。
この漫画、1巻と3巻はそれほどでもなかったけど
2巻が凄くイイナ~と思った。
ノンケを好き→ノンケは気付かない天然系
そんな境遇が似た二人がただ単純にくっつくって話じゃないトコが
この作品のイイトコなんだな~と。
エロシーンの描写も凄くいい。
気持ちが籠っていたり、お互い思い合って通じ合ってっていうのを
身体で示しあってるような感じがした。
身体から単純に流されて、その相手に逃げるのではなく
やっぱり好きな相手を忘れらない自分もいる……なんて
凄くリアルじゃないか!と感心した。
読む価値あり!な作品である!!!
前巻でテルのエッチが痛いと言われてからの触りあいっこな冒頭シーン。
お互いのナニを擦り合いっこしつつのH突入。
4度目のHはテルが美紀のものを咥えて・・・。
ついに気持ちいいS○Xができて良かったね(●´ω`●)
しかしお互いに柏兄弟が好きなので、「セフレ本命」という立場から進展しない。
じれったいです。ハスハス。
しかも、他校の生徒がまた絡んできてドうざいですw
鬼島とかヤンキーキャラどもはギャグ要員なのだろうかw
毎度の事ながら、そんなやつぁ居ねぇ!と突っ込みたくなります。
そして柏兄弟もウザさ絶好調。
テルの本音が聞けて良かった。柏から離れたいって。
しかし離れられないんですよね、残念。
最後に二人が携帯電話で話すところ、良かったです。
お互いの過去を語り合ったり、とか。