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表題作愛の罪 恋の罰

アルフレッド・グレアム(財閥次期党首)
須磨 孝智(ビール会社勤務)

同時収録作品我慢できない

鷹野 央和(ワイン会社の営業)
輿水 嘉人(ワイン会社の営業)

同時収録作品制御不能な欲望

堀水 斉昭(ビール会社勤務)
衛藤 雅巳(ビール会社勤務)

あらすじ

美貌で高慢な須磨は、イギリス貴族の末裔で財閥御曹司のアルフレッドに、求婚されていた。「10年お前の気持ちが変わらなかったら、プロポーズを受けてやってもいい」熱く濃密な夜をいくつ過ごしても、心だけは許さない須磨。男の色気と強烈な魅力を放つアルフレッドが捧げてくる、薔薇もキスも快楽も、愛しているからこそ手放なさければ…!ラブホエッチ、愛ゆえの拘束を描く短編も二編収録。セックスで織りなす、大人のエロティックロマンス。

作品情報

作品名
愛の罪 恋の罰
著者
ふゆの仁子 
イラスト
佐々木久美子 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
発売日
ISBN
9784862630551
3.2

(5)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
15
評価数
5
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

単独の短編3作品

連作かと思ったのですが、単独の3作品でした。
同じ会社勤務や店の常連だったりと登場人物のニアミスはありません。
ただ、共通点を感じたのでまとまりのある1冊に感じました。

「我慢できない」
鷹野(攻め)視点。輿水(受け)とラブホテルで過ごすことになります。我慢しようと努力する鷹野が微笑ましかったです。

「制御不能な欲望」
衛藤(受け)視点。ライバルと思っていた堀水(攻め)に拉致され強姦されます。強姦とはいえ途中に過去のキス話が挟まれており甘い感じです。

「愛の罪 恋の罰」
須磨(受け)視点。御曹司アルフレッド(攻め)の紳士ぶりと笑うくらいお金をかけた口説きに脱帽しました。

共通点は、
・お酒
 商社のワイン部門勤務、大手ビール会社勤務、ロゼシャンパンプール!
・期限あり
 海外派遣、6日間、誕生日
・濡れた状態でのエロ
 浴槽、風呂場、プール

また、ロマンチックなタイトルと作風にぴったりの佐々木先生のイラストが花を添えていて素敵でした。

リーマンカップル、期限付きの恋、濡れ場エロがお好きな方にお勧めだと思います。

0

短編集

表題作とあと2つの短編が入った一冊でした。
三作とも登場人物やストーリーは違います。
共通することはみんなお酒関係の企業に就いていることですかね。
あと三作とも攻め→受けだった気がします。

表題作『愛の罪 恋の罰』
須磨は23歳のとき付き合っているアルフレッドにプロポーズされるのですが、「10年お前の気持ちが変わらなかったらプロポーズに答えてやってもいい」と言います。
そして10年目の須磨の誕生日がきて。プロポーズの返事をする日になります。
最初は甘々だと思ったんですが、最後は切なかったです。
須磨はアルフレッドと自分じゃ身分が違うからという葛藤があったみたいです。
アルフレッドのセリフが気障だったw

『我慢できない』
同じ社に働くリーマン。同期で同い年。
受けがゲイで攻めはノンケ。ですが攻めは受けが好きになっていて。
そんな時、2人で遠出の仕事先へ行ったとき台風がきて立ち往生してしまいます。
ホテルも全て満席で唯一見つけたところはラブホテルでした。
受けがツンデレでしたw
攻めも受けももお互いに「我慢できない」状態でしたw

『制御不能な欲望』
こちらも同じ社に働く同期同士。この話は結構好きかも。
攻めが受けを拉致監禁してしまう話。
2人は過去に一度キスしたことがありますが、それ以降話さなくなってしまいました。
監禁だし強姦だったけど、攻めも受けももともとは仲が良かったため、そこまでシリアスでもなかったです。
むしろこの監禁のおかげで2人が結ばれた気がw
攻めは最後にはちょっとヘタレな部分がありましたw

短編集ですが話はしっかりしていたので、良かったです*
全部の作品にもエチシーンありますし、ハッピーエンドですしね!

1

ラブホ/拉致監禁/ゴージャスな短編集3編

■我慢できない(雑誌掲載)■
鷹野 央和(タカノ ヒサカズ)×輿水 嘉人(コシミズ ヨシト)
同期、ワインの営業

苦手なワインを担当する課に異動となった鷹野は、努力をしたものの良い結果を出せずに腐っていた。
しかし、良い印象を抱いて無かった輿水からアドバイスを受けたことで軌道に乗り始める。
仕事を共にするにつれて輿水への思いに変化が生じ始めた鷹野。
ある日…輿水の海外転勤の話を知ってしまう。
焦る鷹野。
そんな折り、山梨のワイナリーに2人で出張するが…台風にあう。
交通手段は麻痺し、やっと空室を見つけたのはラブホで…。

2人の気持ちを確かめ合ったところに終わっているので、輿水の海外転勤後が気になります(´・ω・`)
タイトルは攻受ともにいえることでした(笑)

■制御不能な欲望(雑誌掲載)■
堀水 斉昭(ホリミズ ナリアキ)×衛藤 雅巳(エトウ マサミ) 
同期、ビール会社勤務

最悪な気分で目覚めた衛藤の前には、煙草をくゆらす同僚の堀水の姿。
此処はどこなのか?
何故自分は手錠でベッドに繋がれているのか?
父が倒れたという電話は堀水の仕掛けた罠だった…。
「今日から土曜までの6日間、俺に付き合ってもらう」という堀水に手錠を掛けられたまま無理矢理…。

あれですよー拉致監禁+無理矢理で始まったわけですが…どろどろしてはいませんよ。
基本的に堀水の態度は優しいです。
もともと不仲だったわけでもないんで。
堀水が暴走しちゃったのには、衛藤の”ある噂“が原因なんですが、最後は誤解も解けてハッピーエンド!

「拉致監禁無理矢理」ときたらドロドロ!とか思っていたのでちょい物足りない←

■愛の罪 恋の罰(書き下ろし)■
アルフレッド・グレアム×須磨 孝智(スマ タカトモ)
大学時代~の友人
イギリス貴族の流れを汲むアメリカの財閥次期当主×ビール会社勤務

23歳の時、初めてアルフレッドと体の関係を持った後でプロポーズされた孝智は「10回、俺の誕生日を祝えたなら本気だと認め、プロポーズを受け入れてやる」と告げる。
そして明日が約束の10年目(孝智33歳の誕生日)
孝智の出した答えは…?

この話が3編の中で1番好きです(*´Д`*)
孝智何だかんだ言いながらめちゃくちゃ可愛い!
アルフレッドの事を考えて自分から身を引こうとか…一人で泣いちゃったり(´・ω・`)
そしてアルフレッドの孝智バースデー祝いっぷりは半端ない。
羨ましい通り越して…「わぁー…(゜Д゜;)」ですから!
一例としては…ドンペリのロゼでホテルのプールを満たしてみたり…。

いやもぉ…今後何があってもアルフレッドの深い愛が何とかしてくれるんじゃないですか(笑)

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