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幼馴染みモノです。
私、「もう限界です」みたいなセリフが大好きみたい。
ずっと隣にいて、ずっと好きで。ずっと友達というラインをはみ出さずに過ごしてきて。
でもある日、好きな感情が飽和状態を超えてしまう。
健全な男としての欲望が頭をもたげ、「限界」というセリフに繋がっていく。
くー!シビレル!
完璧人間東海林と生活能力のないリコちゃん。
キャラもいいし、エピソードもいいし、切なさとコミカルさがバランスよく配分されたストーリー。
幼馴染みモノの名作でした。
漫画家シリーズ1冊目。
家事生活能力ゼロ。
漫画を描くことしかできないくせに
その唯一の漫画を描くことですらひとりでままならないという
どうしようもない二木。
正直、私は二木には萌えないです。
自分のことを自分で出来ない人をかわいいとは思えないので
こんな受けは大嫌いっ。
二木を支えるのは有名な美術商の次男坊の東海林。
中学まで一緒で、大学で再会し
二木の世話係りを大学卒業後4年間も続けているという奇特な攻め。
お金持ちで仕事もできて男前なのに、ダメダメな二木の面倒を
四六時中みてるんですよね。
東海林は、二木への感情が恋愛感情だと気付いた時点で
二木から手を引いて、二木の自立を促すんですよね
そして二木が一人前になるまで会わないと言う。
二木は二木で東海林に会いたくてがんばってがんばって
自立しようとする・・・
自立するということと、ひとりでも寂しくないということは
まったくの別物で・・・東海林が世話を焼かなくても仕事はすすむけど
心の隙間は埋まらないんですよね(`;ω;´)ウッ
くそぅ、こんな受けは大嫌いなのにっ
「しょ、うじぃ」と嗚咽する二木には、涙涙・・・でした。
東海林は東海林で、また特異な束縛体質のようなので
二木にはまったくもってぴったりだったんだなぁと読後思いましたw
まったく生活能力皆無の漫画家・二木(ルコちゃん)の世話を逐一してあげる美術商の東海林。下心っぽいものは感じさせず、まるでお母さんのように二木の世話をしてあげる東海林が可愛いッスw二木は東海林が居ないと何にも出来ない…。彼に物凄い依存してる。
けれど、無意識の中で二木に恋していた事に東海林が気付いてしまい、それまでの穏やかな関係が崩れてしまって、東海林は二木から離れてしまうのですが。。
二木は大パニックになりながら、漫画家として頑張っていこうと思った矢先に事件が発生します。この事件がなければ離れ離れのままだったのかな?
いや多分、二木が我慢出来なくて襲いかかってたと思う…(笑)
タイトルがすっげぇ気障だなぁと思って引っ掛かってたんですが、いやー……これはかなりの口説き文句ですよ。言われた相手は重く感じてしまうのかしら?
東海林が作るホットケーキ(二木が大好物)が美味しそうで、自分でも作ってしまいました~♪
「ムラのない焼き色で、フッカフカで…半分溶けたバターがてろりん…メープルシロップがたっぷりふわふわのケーキ生地にジュッって染み込んで~」
榎田尤利先生の描写力に脱帽です。美味しそう!って絶対思う…!!
ドラマCDも出るようですね♪じゅんじゅんと小西さんかー。そちらも楽しみです。
冒頭、すさまじく汚い部屋の描写からはじまります。
ハエのたかる生ゴミ、満ちた臭気。その中に生息するルコちゃん(受け)。
少女漫画家、豪徳寺薫子こと、ルコちゃんは漫画を描く以外、全く生活能力がありません。
そのルコちゃんを小学生のころから世話をしていたのが、東海林(攻め)。
東海林は、二木(ルコちゃんの本名)のことは自分が管理するしかないかのだ…と、腐れ縁的なものだと、そう思ってきたのですが。
ルコちゃんの漫画がメジャー誌に掲載が決まり、状況がかわってきます。
東海林の役目だった世話焼きも、一部をアシスタントに取って代わられてしまって。
東海林はルコちゃんとの関係に疑問を抱き始めます。
兄貴役や母親役だけでは足りない自分の想いに気づいてしまう!でもルコちゃんはそれ以上の関係を考えていない…。
だから、東海林は離れてゆこうとします。
---そうして、さてどうなるのか、というお話なのですが---。
読んでいて、東海林、そんなに長期間自分の心をだませるものだろうか、と疑問を抱きました。また、東海林がルコちゃんを組み伏せてしまう展開はいくらか唐突なようにも感じました。
でもでも、それでも!このお話は魅力的です、あまりにダメで、あまりに一途なルコちゃんから目がはなせない。子供のような必死さに涙しちゃうのですっ。
(引っ越してしまった東海林の部屋のドアを、カリカリ掻いているところ…!東海林とつながっていたくて、万年筆を捜すフリをするシーン!ホロリとこないヒトがいるでしょうかー?)
また、亡くなった従姉妹のエピソードがこのお話に深みを与えています。
少女を描きつづけけるルコちゃんの、漫画家としての在り方を納得させてくれますし、家族縁の薄いルコちゃんの内面には、埋めきれない寂しさがあるのじゃないか、
東海林はそういうルコちゃんの寂しさを、必死で埋めてやろうとしてきたのじゃないのか…。そう思うと東海林の「無理強い」してしまう行為も、不器用にも痛々しくも思えてきます。
読んでいて楽しくて。せつなくて。欠点だらけの主人公たちが、ずっと幸せであってくれるように、と願ってしまうようなお話でしたw
カバーイラストはルコちゃんが足の爪を切ってもらうの図ですが、本編にはそういうシーンは出てきません。この作品をコミカライズされた円陣先生の、思い入れのある画ではないかと思いますw
隣人で世話焼き幼馴染み・東海林×超マイナー漫画家生活能力皆無・二木。
漫画を描くこと意外まともにできることがない驚異的なダメダメを誇る二木ことルコちゃん。
隣人で幼馴染みという縁で定期的に掃除をしてやり身だしなみを整えさせ、やる気がでるように発破をかけ…と丸々面倒をみる東海林。
ルコちゃんに大きな仕事が舞い込んだことから、二人のこの「ちょっと依存させすぎなんじゃないの?」という奇妙なカンケイに大きな変化が訪れます。
話の運びが非常に上手く(いつもですけど)、しゅるしゅる読めました。榎田さんのコメディ物は絶妙!
クスクス笑わせてくれた後はキュンとくる切なさを、そして娯楽だけでは終わらせない何かがあります。
このお話は、不思議な依存関係にある二人に改めてこの関係を問わせているのですが…途端に逃亡体勢に入った東海林さん。なるほどヘタレ属性かキミ………!嬉
でもです!東海林さん正直ずるいと思うのです。(ぼやきタイム)
自分に寄りかからせていた状態で突然体を離せば、そりゃ体重を預けていたルコちゃんは当然すっ転ぶしかないわけで。
飼い始めたペットに責任が生まれるように(例えのつもりが、まんますぎて例えになってない)東海林にはルコちゃんに責任があるのに、自分でそうさせたのに、今さら一抜けってずるいんだぞ、と言いたい。
それでも東海林の「一人前に~」という言葉を信じて、痛いのを我慢して立ち上がろうとする幼子…もといルコちゃんの姿にうるるん。
最初から最後まで東海林はあくまでも東海林で、大事な大事なたった一人で必要な人。読み返してみると、ルコちゃんのその思いは最初から一貫してました。
となると、このお話は東海林のためのお話だったのかもなあと思ったりもしました。
てゆうか相手はルコちゃんなんだし(…)もっと早く告白でもなんでもしてりゃ、さっさと恋人になれたと思う!>東海林
続編「きみがいるなら世界の果てでも」も合わせてどうぞ。
「きみがいなけりゃ息もできない」
考えてみると、口説き文句ってより脅し文句のコレ。
果たして誰の台詞かは、読んで確かめて下さい。
~独り言~
最後まで鼎は「か、なんとか」で読了。ごめん。
ミドリさん~!こんにちは~!
>ルコちゃんは結局ルコちゃんで、
>そんなルコちゃんに対する気持ちを認めて
>ルコちゃんとどうやって関係を続けていくかっていう。
まさにまさにその通りだと思います!
ぐるぐるしてるのは結局東海林の方ですもんね。
そして天然には勝てない、これBL法則。笑
そして要約すると東海林はヘタレということだと…アレ?笑
>世界の果てでも、のほうは春あたりCD
ひぃ~っ、赤貧腐女子になんという誘惑を……!笑
あ、そうだ。
気になりつつ漫画の方は読んでないんですが、確かミドリさん神評価でしたよね。
ここにもまた誘惑が……泣
ともふみさん、こんにちはー
私にとってはこの作品が榎田さん初読み作品だったりします。
大好きな作品なんです♪…といいながら、何故かまだレビュー書いてないことに気づきました。
改めて考えると、この作品は東海林による東海林のためのお話なんですよね(笑)
ルコちゃんは結局ルコちゃんで、
そんなルコちゃんに対する気持ちを認めて
ルコちゃんとどうやって関係を続けていくかっていう。
まぁルコちゃんも頑張ってたけど!
ともふみさんのレビュー見てまた読みたくなっちゃいました。
世界の果てでも、のほうは春あたりCDになるみたいだし楽しみですね♪