君を殺した夜

kimi wo koroshita yoru

君を殺した夜
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神16
  • 萌×26
  • 萌17
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
12
得点
158
評価数
43件
平均
3.8 / 5
神率
37.2%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥533(税抜)  ¥576(税込)
ISBN
9784199004186

あらすじ

「ここから飛び降りたら、お前を好きになってやる」。10年前、幼馴染みの聡(さとし)の告白に幸也(ゆきや)が出した条件だ。何においても優秀な聡が妬ましくて、酷く傷つけたかったのだ。そんな幸也が勤める中学に、聡が新任教師として赴任してきた。聡は「お前に罪の意識があるなら、身体で償え」と、幸也に強引に迫る。けれど、聡は辛辣な言葉とは裏腹に、優しく幸也を抱きしめてきて…!?

表題作君を殺した夜

樋口聡・中学教師・25歳
吉井幸也・中学教師・25歳

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レビュー投稿数12

執着攻

ショッキングなタイトルが気になってずっと読みたかった作品でした。死にネタじゃなくて良かったです笑

受に執着する攻が暴挙の合間に見せる、抑えきれない愛情がとても切なかったです。夜光花さんの文章は好きなので読みやすかったです。

ただ、まあ、この手の展開でいつも思うのですが、まともな社会人が復讐や報復のためだけに同性を犯すわけないですよね。回数も然ることながら、行為自体が存外に優しいものであることにも気づいているのに、あんなに後半まで聡の気持ちに本当に幸也が気づいていなかったとすれば、とんだ鈍感野郎だなと。聡も、元カノの皆さんも、苦労したんだろうなぁと思ってしまいました。テンプレといえばテンプレなので、いいのですが。

二人の先生としての在り方や日々の活動などはなかなかリアリティを感じられて良かったです。

0

二人の気持ちがわかるようでわからない。

初めて読んだ夜光花さんの作品。中学校教師同士、幸也と聡のトラウマ+再会物語。

プロットがきっちり組まれていて、幸也と聡の過去に何があったのか時系列を遡るサスペンス的なストーリー展開が面白いはずなのですが、肝心の重要なエピソードがわたしの中ではスルっと流れていってしまいました。この作品に関してはなんとなく人物造形の肉付けが物足りないというか、緻密な筋の骨組みだけが浮いて見え、読んでいて折々に気になってしまいました。文章が合わないわけでもないし、濡れ場もむっちゃ滾るし、暗い感じも好みだし、なのに下腹がきゅーっとなるようなシーンに遭遇できませんでした。設定が苦手なわけでもないのですけれど…。小説を読んでいてしっくりこない感じ、初めて経験しました。

幼なじみの二人がまだ子供だった頃の家庭環境にこそ、幸也が聡を避けたがる根深い問題がある点が丁寧に描かれていました。けれど聡が命を賭してまでキツい目に遭っていながらも幸也への愛憎の深度が意外とぬるく、かといってわかり易いツンデレでもなく…。幸也も肉体的な快楽に流されず、ちゃんと抵抗しているのがわかるのですが、聡との対峙を怖がりすぎなの続きか過去と向き合うことからすぐに逃げる。そこらへんが萌えツボを掠めそうで掠らない、もどかしいところだったのかも。ひとえにキャラに萌えられなかったのかなぁ。

幸也が受け持ちクラスの谷口くん。序盤、彼が何かしら幸也と聡の間に関わってくるのかと思ってドキドキしたのですが至極まっとうな役割を果たしてくれており、杞憂に終わりました…。

夜光花さんは他にも有名な作品がたくさんあるので、楽しみに少しずつ読んでいってみたいと思います。しかしこの頃の小山田あみ先生の絵はたまりませんね。あと、他の方のレビューでも多くご指摘されていらっしゃいますが、びーちく責め萌えの方は楽しめるのではないかと思います。

0

もはや受けが不憫

他の方も書かれているように
受けである幸也は結構なマイナス思考の持ち主です。
ですが、どちらかというとウジウジオドオドとしたタイプの卑屈さではないので苛つく程ではありませんでした。
聡の重すぎる愛情や幸也の家庭環境などから鑑みると、彼の精神にかかった負担がその後の人格に大きな影響を与えた結果なのだと納得もできます。
そして聡が言われた通りに飛び降りてしまったことは、寧ろそこに追い打ちをかける行為だったのではないかとも思いました。
そんな行動に出た根本的な原因は幸也自身が出した条件なのですけども。

結局最悪の形とはいえ聡と離れ、
劣等感や自己嫌悪に苛まれる日常から表向き解放された幸也でしたが
社会人になり同じ教師として再会したことで
再び訪れた、コンプレックスに悩まされる日々。
なんというか…彼は、家族や周りの人間に恵まれなさ過ぎている気がしました。
特に女性関係(母親等を含め)では女難の相でも出ているのかと思うほど…。
逆に幸也のネガティブな部分が
そういう状況を呼び込んでしまうのでしょうか。
ただ個人的には、そんな幸也のマイナス思考一直線な所や、
続きのヤンデレ一歩手前な執着具合は嫌いではありませんでした。
寧ろ二人とも違うベクトルで一途すぎて清々しいくらいです。
なので、それ程負の感情満載だった幸也が終盤で
聡への劣等感の根底にあったものを自覚し
気持ちを浮上させた展開が少し唐突に感じました。
もうちょっとマイナス方面に沈んで逃げる幸也を見たかったかもしれません。
まあ、あれ以上振り回したら
それこそ聡に命ごと持っていかれそうですがね。

1

攻めの思いが重い!(好きです!)

それぞれのキャラクターに共感する部分がありました。
特に主人公の幸也(受け)の屈折した気持ちは、苦しくなる程、伝わってきます。

昔は助けてやる位に思っていた泣き虫?な聡(攻め)が、勉強でも体力的にも自分を抜き、周囲から比べられる度、劣等感が重なって、聡に対して優しく接することが出来ない。
離れたくても「幸也が好きだ・・・」と付いてきたり、尊敬していた父親の口からは「聡くんは良く出来た子だね」そして最後には、父は聡の母親と不倫。こんなことになったら、誰だって感情が崩壊すると思います。

その矛先が全て、彼を慕う聡へ行ってしまい。「飛び降りたら・・」と言ってしまったのだと思います。幸也は、真っ暗な世界は一人では辛すぎて、自分の様に傷ついた彼も一緒に落ちて来て欲しかったのかな。とか・・・思ったり。

父に選ばれなかった自分と母。そして大人になっても親(母)に認めて貰いたい気持ちで教師を選んだ自分。無意味だと思っても、それでも手を伸ばさずには、誰かに受け入れて欲しいという気持ちは、止まらないのだと思います。ずっと主人公の手を繋ごうとした子が近くにいたのにも気づかずに・・・いや続き、気づいていて、でも受け入れることは出来なかったかもしれませんが。切ない。

親が「無理しなくてもいいんだよ。一番大切だよ。ありのままでいいんだ。」って一言、言ってあげれば、彼はこんなに苦しまなくてすんだと思います。(当たり前かもですが親も教師も人間ですから、完璧ではなく・・・)
それは、不登校の谷口くんも同じで、母親が怖いながらも、期待に応えらない自分が辛かったのかな・・とか。
攻めの聡も谷口くんの母親も、女子生徒も幸也の彼女もそれぞれ誰かを思いすぎて、周りが見えなくなって傷つけて、それで後悔して、でも手放せない。そんな登場人物みなの気持ちが、共通しているように思えました。

そんな中、聡の執着っぷりは、断トツで半端なかったですが・・・!!主人公は復讐だと思ってるけど、こちら側からしてみれば、攻めが必死過ぎて、好き好きオーラ溢れてますよ!と何度ツッコミたくなったか。。どんだけ好きで余裕がないんだこの人は・・・と思ってしまうほど(笑)無理やり抱いて「どうしたら俺のこと好きになってくれるんだよ・・!」とかドツボでした。ごちそうさまでした。

最後のシーン、受けの気持ちを考えると時間が必要かなと思えるので、すごく綺麗に幕がとじたように感じました。
いっそ付き合おうとか言わずに、友達として最初からやり直したい位言ってもいいんじゃ・・とか思いましたが、攻めの長年の思いが悲しすぎるかな?というのと、あの聡さんのことだと、監禁くらいやりかねない・・と思うので(笑)む・・報われて良かったね!

お話も勿論のこと、小山田あみ先生の綺麗なイラストと挿絵が色っぽくて、大変美味しかったです。

2

苦しいほど 壊れるほど 愛してる

設定と構成が素晴らしすぎる。
作中に出てくるキャラと脇役全員きっちり役割を果した。

執着攻めお好きな方にとってはたまらない一作。
「好きになってくれないのが分かったから、別に死んでもいい、一生お前を縛ることができるならーー」
自分を追い詰めて、受けさまを追い詰めて、報われないと分かっていても、この病的なほどの想いを諦められない。
攻めさまは狂おしいほど、祈って、求めて、ただただ、受けさまの愛が欲しい。
その反面、受けさまは攻めさまに感じている負の感情が大きすぎて、自分の本当の思いを見落としてしまった。
作中の中で、一番可哀想なキャラは受けさまではないか?
罪悪感、劣等感、自己不完全感など負の感情を抱えながら、十年間生きてきた。
家庭(母)、学校(仕事)、恋愛問題(彼女と攻めさま)で追い詰められて、よくも飛び降らなかった…

ラスト、受けさまは色々と整理ができて、学校を辞めて、自分の気持ちにけりをつけた。
屋上Hの解放感が素晴らしい。
やっと報われた攻めさまに拍手!
これからは二人でもうすれ違わないように幸せになって欲しい。

お二人の後日談が見たいで続きすよ先生ー!

3

執着攻~~

幼馴染再会モノで、同じ学校の教師同士で執着攻という、かなり好みなシチュ満載。
このシチュで夜花さん作品とくればこれは期待せざる得ない訳ですが、流石というべきかがっつり期待以上の内容で読ませてくれました。

家が近所で幼馴染の幸也〔受〕と聡〔攻〕
友人関係ではあるものの、幸也は実は聡に対してコンプレックスを持っている。
そして聡に好きだと告白された時に、ここから飛び降りたら好きになると反射的な言葉を言ってしまい、そして聡はそれを実行する。

そんな過去を持つ幸也の前に、同僚の新任教師として聡が現れます。
付き合っている女性もいて教師として生徒との関係や部活指導もそれなりに上手く行っていた幸也だけれど、聡という存在が現れてからそれらが少しずつ崩れて行く。
過去の復讐かと思わせておいて、実はずっと執着し続けていたという展開は好みーー!
幸也の聡へのどうしようもないコンプレックスもいいです。
恋愛面だけではなく学校での教師としての仕事面もちゃんと書かれていてるし、そしてやっぱストーリー展開が上手い。

小山田さんの挿絵の教師スーツな2人も良いのだなー。
しかも文庫で続き500円代(値段の事いうとセコいようだけど、文庫と新書版の値段の違いは大きいと思う!)で大満足。

2

みんな誰かに“執着”している

うーん。読み応えがありました。
重いし痛い系。

幼なじみで庇護してあげてた相手が
思春期に体格も頭脳も自分を抜いてしまって劣等感を覚える。
こっちは焦りや嫉妬で自分を醜いと思っているのに
そんな自分を「好き」といってくる攻め。
この時点でもすでに攻めのほうが恋を自覚して
それを告白するという大人になってるんだよーっ。
下に見ていた相手に追い越されていく焦りって
きっと中学生には恐怖だと思う。
そんな折に、お互いの親同士の不倫を目撃してしまう受け。
中学生には抱えきれないやり場のない感情は
「ここから飛び降りたら、お前を好きになってやる」と
自分に恋情を寄せる攻めに吐き出されるわけですよ!

そして10年後、お互い教師という立場で再会するわけです。
あの頃の自分たちと同じような年頃の生徒のそばで
あの頃の感情を蘇らせていく二人のお話。

思春期に忘れられない傷を負った大人の恋愛というのは
痛いなぁと・・・。
でも傷をつけちゃったもん勝ちのような気もしました。
自分の執着する相手に傷をつけられるってなんかちょっとロマンだv

結局のところ続き生徒も先生も保護者もみんな
誰かにたいして過剰の“執着”をしている。
“執着”って言葉を「好き」とか「恋」とか「愛」に
さくっと置き換えられたら美しいものだけど
実際、相手に“執着”するということは、さほど美しい感情じゃなく
すごく人間味があってどろどろしてておもしろかった。

3

幼馴染、再会ものです。
幼い頃、攻が隣に引っ越してきたことをきっかけに親しくなった二人。
しかし、優秀な攻と比べられて劣等感を募らせた受は、成長とともに、自分を慕う攻を疎ましく思うようになり、それがお互いの親同士の不倫で爆発します。
歩道橋の上から飛び降りろと挑発する受。そして飛び降りて大怪我を追ってしまう攻。
それによって関係と家庭は崩壊し、二人は離れることになりますが、10年後、同僚の教師として二人は再会。
過去に罪悪感を抱く受ですが、それを逆手に取られ、身体を要求されるようになる。
そして今度は教師としての出来の違いに再び劣等感を刺激されて、受は疲弊していく。

お話のほとんどの間、受の幸也が攻の聡に感じているのは負の感情なので、これが果たして『好き』という感情に変わるんだろうか?と心配しながら読んでいました。
聡の気持ちについては、昔、告白したときから、ずっと変わっていないのは、どんなに露悪的な態度を取っていてもわかりやすいと思います。
けれど「飛び降りろ」と言われて飛び降りてしまうところに、尋常ならざる愛情、執着を感じるし、そのままの熱量を10年経っても持続きち続けていることの方が、物凄く普通じゃないように思いますね。

ラストが夜光花さんお得意の、余韻を残すというか、すっきりはしてない終わりかたなんですよね。
でも「恋人としてつきあおう」とちゃんと言ってるし、二人は離れるんじゃなくて、一緒にいながら、新しく関係を築いていくんだと思います。
今までの感情を捨てて、あっさり好きだと言ってしまうほうが、ムリがあるような気がするので、このあたりは納得です。

でも、ショートでいいから、後日の幸せな二人が読めたりしたら、個人的には嬉しかったんだけど。
Hはいろんな場所で、数も多くバリエーション豊かでしたね。

2

濃い!!

夜光さん初読みでした。
恋愛感情と執着とコンプレックスとが渾然一体と絡み合った辛くて苦しくて切ない恋のお話。
内容もエロも含めてしっかり濃いです。

徹底的にマイナス思考の主人公、幸也は嫌いじゃないですが、のめり込んで読むにはちょっとしんどいかも。
ここまでマイナスマイナスで来て、最後に聡を受け入れる決心をするのがちょっと急な気もしました。
しかし、そうでもしないとえらい勢いでBADENDまっしぐらかも。
うーむ。難しい所です。

ラストの二人の関係の微妙な不安定さと余韻が好きでした。

1

愛と憎しみは裏返し

10年前に別れた幼馴染同士が、教師になって再会します。

先生って大変ですね・・・ほんと尊敬します。
フィクションですが、教職の裏側とか本音とかが垣間見れて、そういった意味でもおもしろかったです。
しかし、中学校にあんな色男な先生がいたら実際大変なことになりますよね(笑)
幸也は同僚の先生にも女子生徒にもモテモテなのに、結局心に深く巣食っているのは聡だけという。萌えです。
始終ネガティブ思考で聡へのコンプレックスを抱えて苦しんでいた幸也が、ラストで少し前向きになってくれて安心しました。
いきなりコロッと態度変えられても戸惑うので、これからを匂わす終わり方は良い塩梅なのではないかと。
読者に妄想の余地を残してくれる終わり方は大好きです。
壁を乗り越えたときには、案外バカップルになりそう!
幸也に対する執着がすごい聡も、実は健気な人なのかな。終盤の告白、切なくなりました。幸也のこと好きすぎる。

校内えっちは大丈夫か?wwwとハラハラしましたが、乳首攻めに弱い幸也先生、最高にエロ可愛かったです・・・

3

教師と教師

エロシーン満載、教師と教師の再会モノです。教師と教師って意外と珍しいパターンのような気がする。

受けは攻めに対して、罪悪感がある。かつて攻めの愛の告白を受け流したうえ、「ここから飛び降りたら、お前を好きになってやる」と言い、大怪我をさせたことがあるからだ。
再会した攻めは、受けに強引に関係を迫る。理由は「嫌がらせだ」と。受けはそれを受け入れ、セックスする。

夜光花さんお得意の、執着攻めの登場です。
なんで好きなのかもう自分でも分からないんだけど、とにかく受けのことが好きで好きで仕方がない、という。
そんな攻めのギリギリの苦しい愛を知らぬは主人公だけです。
読む側は分かってるので、微妙にもどかしい、それがイイw

3

好きすぎて辛い

作品タイトルはちょっと怖いですがそこまでシリアスではありません。

中学教師の幸也は新任教師として赴任してきた男を見てぎょっとした。それは幼馴染の聡だったから。昔、聡は幸也のことが好きだと告白してきました。しかしなにかと自分と聡が比べられることが多く、さらに自分の父親と聡の母親が不倫関係にあったため幸也は聡が妬ましく、「ここから飛び降りたら、お前を好きになってやる」と言ってしまいました。
そんな過去があって幸也は償いだと思い聡に抱かれてしまいます。

最後はもちろんハッピーエンドなんですが、これは執着攻めの勝利じゃないかと思いますw昔も「好きすぎて辛い」と言っていたし、大人になってもその気持ちは変わらず最後の最後まで聡は幸也に「好き」と言い続けてましたw
というかエチシーンが多かったw償いだとわかってるんですが幸也は感じすぎです(笑)学校ではちょっと控えた方が…w
そして全国のチクビストさん必見です!笑
幸也はかなり乳首責めに弱く、乳首イキありますw乳首責め好きな方は読んで尊はないと思いますよ!

3

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