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表題作アダムの純情

長兄(聡)・次男(拓海)
ハルキ

同時収録作品恋スル本能

綾瀬 高校生
安達和馬 高校生

同時収録作品乱れ髪サスーン

暮崎ナオト スーパー店員
城之内 スーパー店員・先輩

同時収録作品アダムの情熱

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

三人兄弟で暮らす家に、ある日長兄が男を連れて帰ってきた。
ハルキと名乗ったその青年は、妙な色気で俺を惑わす。
男なんかに惚れるはずない。
そう思っていたけれど、ある日俺は見てしまったのだ。
長兄に泣きながら抱かれるハルキの姿を。
そして同時に気づいた。
ハルキに恋してることを。

作品情報

作品名
アダムの純情
著者
柚摩サトル 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784877244859
3.1

(9)

(0)

萌々

(1)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
28
評価数
9
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

切なさと可愛さ

柚摩先生は知ってはいたのですが、これが初読みです。

「恋スル本能」
正に恋に悩め!青少年な内容です。
エロ多めながらもそこに受けの悩み苦しむ姿がよく書かれていて一つのお話としてよくまとまっていました。

「乱れ髪サスーン」
思わずタイトルに笑ってしまいました。
攻めは受験の前日で緊張して戻してしまった自分を笑顔で介抱してくれた受けのことが好きになってしまい、同じスーパーで働くことに。でも、笑顔で介抱してくれた受けは何処へやら、とても冷たいその態度にくじけそう…
そんな時、攻めは受けが社員の男と不倫してる現場を目撃してしまい…!?
こちらもエロ満載で、一途に思う攻めの心が受けにも届いて二人は無事結ばれハッピーエンド。
掛川が嫌な奴だった分、二人には幸せになって頂きたいです。

「アダムの純情」
前2作とは打って変わってどっぷりシリアスものです。
こういった少しダークさのある雰囲気の話って少し前はよく見かけたのですが、最近ではあまり見なくなりましたね。
私が読まないだけかもしれませんが。
この物語の主人公ハルキは、学校にも行かせて貰えず、愛を知らずに育ち、その不幸な境遇に切なさを感じずにはいられませんでした。子供のような幼さをもちながらも、陰のある雰囲気や表情にその過去の重さを感じます。
でも、そんなハルキも拓海と出会って、愛を知っていく。
最後の再会のシーンはよかったね、と二人を心から祝福できました。
そして、この話の中では悪ともとれるような存在のサトちゃんなのですが、私はサトちゃんも不幸な境遇に生まれた可哀想な人だという印象を受けました。
是非、彼にも誰かが愛の手を差し伸べてやってくれ…と思っていたら、書き下ろしでなんだか良い男がサトちゃんの元にいるではないですか!!二人にもサトちゃんにもこれからは幸せな未来がやってくるのだろうと思います。

2

本家エロカワw

柚摩先生が描かれる男のコってものっそ可愛いよねヾ(*´▽`*)ノ
絵柄はちょっと昔かなと思うところもありますが、ちょこちょこぐっとくる表情を見せてくれるのは今も変わらずです。
代表作「アダムの純情」
これは、三兄弟の長男が、ある日突然、「弟子だ」と妖艶な男の子をつれて帰ってきたんです。
長男は、両親がなくなっていこう、2人の弟を一生懸命育ててきたわけです。そんな長男が始めて人を家に連れてきた。
しかし、そんなある日、次男は見てしまうんです。
兄とその男の子がSEXしている姿を。
しかも、男の子の泣き顔に心が・・・という流れですね。

男の子は、実は、道端でリンゴを売っていたんです。
小さい頃に天外孤独になりまして、「俺のそばにずっといるのなら腹いっぱい飯を食わせてやる」と兄につれてこられたと。
その時は、こんなことになるとは思わなかった・・。

次男と男の子は身体の関係を持つようになり~な話。
ちょっと切ないお話ですね。
「兄ちゃんに抱かれにいくのか」の場面が印象的です。
というか、そのセリフがすきwww
ほかの作品でも何度か耳にした・・いや、目にしたセリフですが、なんとも言えずww

終わり方が、「え・・・」という感じでしたが、上手くまとまっていてよかったんじゃないでしょうか。
どちらかといえば、兄ちゃんも寂しいひとだよなと思った。
でも、あたらしい弟子きたみたいだし。
むしろ兄ちゃん受でいいんじゃねwwwニヤニヤwwなんてしながら読ませていただきました。

【恋スル本能】
どっちかっていうと、コチラの方が私は凄く好きです。
コッチを代表にすればよかったんじゃ・・と思うぐらいに。
抱かれて、気持ちよすぎて。そんなアヘ顔を見られるのは恥かしいから、みちゃやだ!!!という話。
ラブラブあまあまですごく可愛いです。
攻めが、「ホラ、オレもこんなヤラシイ顔してる」の。
この顔!!!!この顔がすばらしくこうふんしますた(*´ノД`)+。:.ウマーw
エロさもカワイさも満点w

1

切ない



これすごく切ないんです・・・
ハルキは小さい時から男に体を売って暮らしてきてるんです。
母親も同じようなもので、学校にも通わせてもらえず字の読み書きもできないんです。
長男に抱かれていたハルキですが、ハルキと二男(拓ちゃん)は惹かれ初めて家を飛び出したんです!!
お互い思ってるんですがハルキは拓から離れました・・・
切ない     切ない      切ない
ホントに離れちゃダメだよと思いましたが最後は・・・


他に『恋する本能』高校で同じクラスの二人のお話『みだれ髪サスーン』スーパーでバイトする二人のお話があります。


3つとも面白かったです。
表題作の『アダムの純情』は涙が出そうになるくらい切なくて
悲しい物語でした。
最後に再開できてほんとよかったです(T_T)






1

アダムの純情

表題の作品は、ちょっと暗めのせつない系。
もちろん最後はハッピーエンドなんだけど、途中が物悲しい。
今、日本では文字の書けない若い子って
なかなか居ないと思うから、設定としてはちょっと昔風かも。
どの登場人物の気持ちも解るだけに、チクチク来ます。
一部、痛々しいような部分も出てくるので、
明るく楽しい系が好きな人には向かないかもしれない。。。
 
表題以外に2作品が入っていて、
その中でも「恋スル本能」ってタイトルの作品は
とってもかわいい内容。
受けの子が悩む様子でもキュンと来ますw
短い作品だけど、この作品が一番良かったかな♪
 

1

短編は青春!

帯『濃い初恋。』

表題作以外に短編2作収録。

表題作は時代が微妙に不明。小さい下着や服装や児童相談所とかの単語からして現代かそれに近い年代だと思うんだけど田舎の人々の行き過ぎた偏見とかはちょっと古っぽい感じもする。
まあ時代設定はおいといて、筆職人の兄が突然連れてきた弟子であるハルキ。
けれどそのハルキが兄に抱かれている所を拓海は目撃してしまい、以来彼に対して複雑な感情を抱く様になっていく。
拓海の少年の真っ直ぐな恋愛感が読んでいて好ましい。
兄は兄で最後に救いの道が開かれてるとこが良かったかな、この人も悪い人じゃなくてただ辛い人だっただけだから幸せそうで良かった良かった。

他短編は「恋スル本能」が学生同士で甘酸っぱい青春モノ、可愛い話でした。ザ・青春!

1

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