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表題作吸血鬼と愉快な仲間たち

半端な吸血鬼アルベルト・アーヴィング(受攻未確定)
エンバーマー 高塚暁 (受攻未確定)

あらすじ

ある夜、警察は真夜中に全裸で徘徊していた外国人の若い男を強制わいせつ罪で捕えた。入国した気配もない男は「強盗にあい、身ぐるみはがれた」というが、日本国内でそんな事件の前例はない。不審に思った警察は、男を一晩拘置所に入れることに。しかし、翌朝、男の姿はきれいに消えていた......。 待望の100%書き下ろし最新長編ノベルス。

作品情報

作品名
吸血鬼と愉快な仲間たち
著者
木原音瀬 
イラスト
下村富美 
媒体
小説
出版社
蒼竜社
レーベル
Holly Novels
シリーズ
吸血鬼と愉快な仲間たち
発売日
ISBN
9784883863105
4.5

(88)

(63)

萌々

(12)

(13)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
20
得点
402
評価数
88
平均
4.5 / 5
神率
71.6%

レビュー投稿数20

コウモリに萌えます

私が初めてBLを読んだのがこの作品です。
生涯忘れられない感動の1冊となりました。
強引に「これなら初心者にお勧め!絶対読めるから」と
ドヤ顔の妻にこの作品を進められ 小説を手に取り 恐る恐る読んで見ると

どっぷり浸かりました。

私のBL人生 記念すべき最初の一歩。
まさか!コウモリに心を奪われてしまうとは・・・。思ってもみませんでした。
木原先生は登場人物の喜怒哀楽の感情表現がとても素晴らしいです。
BL初心者の中年親父をも引き付けてしまうとは完敗いたしました。
主人公のコウモリが我が子のように愛おしくなります。
コウモリの無邪気な姿にすごく癒されました。
この作品は本当に面白かったです。
「BL萌えについて」時間が有る限り私に語る妻の気持ちがイタイほど分かりました。






19

むぼち

jimmyさん、はじめまして。

私はむぼちと申します。
私が投稿を始めたのはここ数ヶ月のことで、jimmyさんとのやりとりは今回が初めてですが、jimmyさんの投稿はいつも楽しく拝読していました。

jimmyさんのお人柄や、暖いご家庭の様子がうかがわれるレビューやコメントのファンでしたから、一度退会されたあと、おっさんとして戻ってこられたときはとても嬉しく思いました。


「吸血鬼と愉快な仲間たち」は、jimmyさんのレビューがきっかけで読みはじめました。
だから、この本を見るたび、jimmyさんのコウモリ萌えを思い出します。

今夜は、もういちどこの本を読んでみたくなりました。

傑作!痛い木原音瀬さんが苦手な方にも手に取ってもらいたいです

そして、ヘタレワンコと女王様が大好きな方にもオススメ。
この作品、自分がまだレビューしてなかったことに驚いてるむつこです。
なにをレビューしてなにをレビューしてないのか、把握しきれてないんだよね。一度ちゃんとチェックしなきゃだ。
数ある吸血鬼モノのなかで、一番好きです。
私、木原音瀬さんにハマって、怒涛のように過去作品を読んだ時期があったんですが、その時期でもこの作品は、タイトルや内容紹介にいまいち惹かれなくて、しばらく積み本にしてました。
いざ読んでみて、自分の見識のなさを改めて知ることになりました。なんでもっと早く読まなかったんだろう!と。

面 白 い

とにかく面白かったんです。
吸血鬼もののセオリーを踏襲しながらも、ありがちなラインへとストーリーを流れていかせない、木原音瀬さんの物語の作り方が、気持ち良くてたまらんかったです。
エッチなしでも、ここまで読ませられるし萌えさせることができるんだなーと。
キャラクター的にも私のド・ストライクなんですよね。
ヘタレワンコと女王様のコンビ。(ちなみに、まだどっちが攻めになるかは分からないです。が、読んでる最中、私の頭のなかではヘタレワンコが攻めだ!と決め込んでましたwもちろん逆の可能性もありますが…はてさて)

あとこの作品、ドラマCDもオススメです。

8

BLじゃ勿体ない!

良い意味で。
BLに偏見ある人にも読んで頂きたい、そんな心温まる?作品。
Hが無くて反って良かったなんて思う話は初めてです。
これからLOVEに発展するのも勿論アリですが。
半人前吸血鬼の健気さに涙します。不器用な暁の優しさに胸打たれます。
そして、穏やかなんだかドSなんだか、ミステリアスな忽滑谷に萌えます。

6

BL萌え以外に萌える

さんざん他の方達も書いていますが、Hはなし、まだ恋愛もなし。
なのになぜ萌える?っていうことなんですが。
だから好きな人は大好きだし、ナニこれ?と思った人は絶対に駄目でしょうね。

これって木原作品の総称なのかも知れないですけど。
だったらBLの意味は?と聞かれそうですが、これが男女なら萌える必要はなく男同士の基本があるから、展開を予想して萌えるというか、エロはどこまで可能?とか想像の幅が広がるんだと思います。

つまりBLなのに、BL展開をなかなか見せないところに萌えるという……読んでいる方側がMなのか?とツッコミを入れたくなるのがこの(木原)作品(笑)
吸血鬼なのになぜかドジ。怖くない吸血鬼。
人間なのに吸血鬼を苛める暁(サドです@たぶん(笑))
吸血鬼を養う人間(に萌え)
応援したくなるカップル。

続刊です、アルを応援しよう♪

4

エンバーミングってすごいです

実際の所、この本で読むまで、エンバーミングってお仕事のことはほとんど知らなかったのですが、現代の日本で吸血鬼の生存を可能にするための装置としてエンバーマーを相手に配する着眼点が、まず、すごい。
そして、エンバーミングって、実際に体験してみると、なかなか感動的でした。
日本では、ご遺体は火葬前提なので、エンバーミングといっても、火葬を待つ間ご遺体をきれいなままで置くための意味合いが大きいですが、この、きれいな姿のまま最後のお別れが出来るって、残された者の心情としてよかったです。

このシリーズは、死んでいるのに生きていて死ねないことで痛みに苦しむ中途半端な吸血鬼と、生きているのに心のどこかが死んでいて死者を生かす仕事に誇りを持っているエンバーマーがであって、「人として生きる」とは悩みながら成長していく物語。
所謂BL的なラブシーンは全く出てきませんが、この愛の物語のためには同性であることが不可欠と思えるので、やはりこれは立派なBL小説です。
かなり長いシリーズになりそうですが、木原初心者さんにもお勧めなので、是非最初から読んでいただきたいな。

4

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