• 紙書籍【PR】

表題作いけにえの華族

久嗣 軍人
光亨 華族

その他の収録作品

  • 華族は愛に奉仕する

あらすじ

「矜恃など捨て、快感に従順な性奴となれ」まとうのを許されるのは緋襦袢のみ。体奥に淫具を埋めこまれたまま縛られ、男を悦ばす身体に調教される──。軍人の久嗣に買われた華族の光亨は、自分が、捧げ物として利用されるために仕込まれていると知り、恥辱には屈しまいとする。しかし、責めなぶられた夜、夢うつつに与えられる久嗣の優しい口づけに戸惑う。いつしか、心までも囚われていたのだろうか。光亨を逃がそうとする久嗣に、彼の役に立ちたいという思いが込み上げてきて...。

作品情報

作品名
いけにえの華族
著者
バーバラ片桐 
イラスト
門地かおり 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829623541
3.2

(12)

(2)

萌々

(2)

(5)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
36
評価数
12
平均
3.2 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数6

綺麗な人形でいればいい・・・

門地せんせいの挿絵がものすごく色香をかもし出しております(*´ω`*)アーハンw
作品含めてエロエロ。エロスな一冊。
華族の家に生まれたものの、その栄光は衰退し、借金が膨れ上がる。
このままでは、父が逮捕され~な展開になった時、「明日から~へ行け」といわれる。
つれていかれた先。
ふかふかのベッドにたくさんの使用人。
これから一緒に暮らすのならば、仲良くしたい。そうおもったのもつかの間。
待っていたのは、性奴隷になるための淫らな調教の日々で・・・・!?

とはいえ、甘くとろけるような調教が続きます。
ここまで、ずーーっと何か銜え込まされ続けている受もそうそう居ませんやww
ねちっこくて。エロくっていい。
受の順応の高さにはすばらしく感涙ものですが(´・∀・`) ムホ
そして、日がな調教されメロメロにされていく受。
反抗するあたまとは反対に身体は慣らされてゆく。
しかしある日、実は自分は違うお偉いさんに謙譲されるために身体を調教されていることを知ります。
少しずつ、「本当はいいやつ」なんておもって、心開きかけていたのもつかの間。
でもこれが、自分を~ないで~という受が可愛かったりする。
あんなに嫌がっていた、口での行為も。
自ら跪いてかしずき挿入部分をさらしたり。
この、坊ちゃんならでわのしゃべりかたももちろ好きなのですが。
結論ラブエロvvvv
バーバラ先生今日も楽しい一冊ありがとうございます

2

エロエロなのに泣いた~。

2014年一発目の読書です。

泣いた―。エロいのに切なくて泣けたーー。
ひどいことされてもただただ耐え忍びいつしか彼のことしか考えられないようになる。

親のために売られた華族の光亨は美しい青年。
突然、家族のともを離れ久嗣の家へ連れてこられそこから女のもの着物を着せられ
肌をいつも綺麗に美しくたもつよう言われる。
気の強い光亨はどんなに体をこじ開けられようとも心まで屈せず貫こうとする。
そんな光亨を愛おしく思ってるのがにじみでているのに口にするのは冷たい言葉の久嗣に憎しみから愛へと知らぬ間にかわってしまった自分の気持ちをもてあます。

久嗣の秘密を知り役にたたなければ久嗣のもとにいれると信じた光亨だけど
久嗣は愛おしい存在だからこと自分が折れ光亨を手放す決意をする。

もう泣けます。どんなに体をいいようにされようとも久嗣を恋しく思おうともプライドを貫くが
自分を必要とせず手放す決意をした久嗣に泣いてすがり想いを口にする光亨が可哀相であり切なくあり可愛くみえます。

久嗣の作戦とかかなり気になったのでそこをさらっと流されたのが残念でした。

0

華族のお坊っちゃま調教ですよ!

没落華族のお坊っちゃま光亨〔受〕が、父親によって軍人・久嗣〔攻〕に売られてしまいそこで性的調教を受ける事になっちゃいます。
バーバラさん曰くミラクルジパングだそうですが、まあ明治時代辺りの雰囲気かな。

光亨は18歳で門地さんの挿絵の印象もあって青年ってよりは少年って感じ。
没落するまではまさにお華族様の次男坊として育てられているのでプライドも高く、それだけに自分が軍人ごときに売られて更に性奴になれとまで言われてしまう。
ある意味世間知らずで苦労無しで生きてきた光亨が、女物の肌襦袢を着せられて屈辱を味わい、そして性的快楽に屈服するシーンは華族お坊っちゃまならでは!
お道具やら縄縛りやらも活躍して甘く調教されていく光亨。
そして光亨は本来は、ある計画の為に貢物として調教されていたんですが久嗣は、彼に情が移ってしまいついには彼を手放しますが最後はちゃんとくっついちゃいます。
調教モノだけどそんな痛いイメージは無かったと思う。

あとがきでのバーバラさんのお道具話にはちょっと笑っちゃいました。

0

華族の坊ちゃんの調教モノ

没落華族で時代もの(第2次大戦前夜)と門地絵・・・・好きな要素あるのに、何故か積んだままだったタイトルです。
何故かな~?調教特化のエロエロだとのレビューの印象だったからかな~?
なので鼻を膨らませて読み始めたのに、意気込み過ぎたのか?そこまでエロいとは感じず、スル~と読めました。
エロさは良いんですよ、はい。でも、全体的に不足感を感じてしまったんですね。

それはですね、青年将校のクーデターが加味されているので、つい、そこら辺の説明と顛末が欲しくなってしまうんですが、どうもスッキリさせて貰えなかったこと。
志高く優しい久嗣のはずなのに、エロガッパに性奴(光亨や幼馴染の女性)を使うっていうのもイマイチ同意できなかったです。
それと、光亨が、酷い所業の久嗣の優しさを感じ始めたところから、恋心と久嗣の生死の行方の葛藤に切なさがある訳だけど、如何せん、調教にページ数が取られて、その切なさ痛さが数ぺージしか無くなってしまったところ直ぐのハピエンに、もうちょっと引き伸ばして欲しかったなぁ~って思いました。

あとがきが面白かったな。
バーバラ先生、この時代の淫具なりに頑張ったとありましたよ♪

0

調教モノです。

 華族の令息であった真城光亨は、軍人である南三条久嗣に買われた。それも、性奴として。
 衣服を奪われ、まとうことを許されたのは緋襦袢のみ。体奥に淫具入れられたまま縛られ、男を悦ばす身体に調教される。
 そんな屈辱的な扱いに、光亨はひどくプライド傷つけられ、決して屈しまいとする。
 けれど、責め嬲られた後、久嗣から与えられる優しい口付けに、光亨の心は揺れる。
 光亨を責めながらも決して最後までしようとしない久嗣に疑問を覚えていた光亨は、ある日、自分が久嗣ではない他の誰かに捧げられるために、調教されていることを知る。
 その事実にショックを受けた光亨だったが、いつしか久嗣に流されてしまったのだろうか、土壇場になり、光亨を逃がしてくれるという久嗣に、光亨は彼の役に立ちたいと願い出るが……

 という話でした。
 久嗣は、腐り切った国のトップに君臨する戦争好きの権力者を倒すために、その権力者に近づく手段として、仕込んだ性奴を差し出すことを思いつく。
 そして、白羽の矢が立ったのが光亨で、光亨は金で買われ、久嗣に調教されてしまう。
 ところが、久嗣が光亨に惹かれちゃって、計画は変更。
 久嗣は自身の命を賭けたクーデターに出向くことになる。
 逃がしてやると言っても光亨は逃げないから、「必ず戻る」という約束をして、山の中の隠れ家に光亨をおいて、久嗣は行ってしまう。
 そして、帰ってきてハッピーエンドです。

 何やら、男性向けの話によくありそうなストーリー。
 中身もそれ以上でも、それ以下でもないです。
 調教するシーンが主で、いやよいやよも好きのうちで、惹かれあって描写が少々。
 それに大正ロマンで味付けした感じでした。
 そういう話を読みたい人にはオススメしますが、恋愛メインの話を読みたい人はやめておくことをオススメします。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP