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表題作甘える予感

リラクゼーションサロンオーナー加賀谷慧悟33~4歳
店長/月舘静(同い年)

その他の収録作品

  • 溺れる予感
  • あとがき(杏野朝水)
  • あとがき(カワイチハル)

あらすじ

「好きだ。恋愛感情がなくてもいい。
俺に尽くさせてくれ」リラクゼーションサロンの店長・静は、オーナー・加賀谷と『セックス込みの友人』関係。
セラピストとして仕事に情熱を傾ける静にとって、恋愛はいつでも後まわし。
だから、敏腕経営者の加賀谷が愛を囁き、女王様にかしずくように尽くしても、煩わしいだけ。
ただ一時、加賀谷がくれる快楽に溺れて感じて、それで充分だったはず…が、加賀谷の見合い話を聞き、静は加賀谷へ恋心を自覚して…?純情系アダルトラブ。

作品情報

作品名
甘える予感
著者
杏野朝水 
イラスト
カワイチハル 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784877245603
2.6

(5)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
11
評価数
5
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

中学高校と親友としてつきあってきた二人。
しかし大学生になって、加賀谷は静に突然「好きだ」と告白してきます。友人としか思えないと静は答えますが、ただの性欲処理でいいから、そういうつきあい込みで友人として傍にいさせて欲しいと言われ・・・。
そうして初めて加賀谷に抱かれてから14年、二人はセックス込みの友人として、そして現在はオーナーと店長という立場も加わり、関係をずっと続けてきました。

「尽くさせてくれ」の言葉どおり、加賀谷は静の衣食住全てに関して気を回し、静に尽くすことを喜びにしています。「愛してる」の言葉も惜しまず、それでいて最初の約束どおり、静に無理強いをしたり恋人になれなどと迫ったりすることはありません。時々愛情が溢れ過ぎて、暑苦しい行動(笑)になってしまいますが、静に怒られれば、シュンとして態度を改めます。
静はと言えば、そんな加賀谷を時折鬱陶しく思いつつも、加賀谷の思いやりや優しさに、ドップリと浸かり、そんな関係を当然のこととして受け止めているわけです。

『女王様』というやつですね。女王様に仕える加賀谷も、いいとこの三男坊のおぼっちゃんですから、女王様に傅く王子様という感じ…(笑) 
ひたすら優しく甘く手取り足取り尽くしてくれる加賀谷。穏やかでいい男でお金持ちで…たいへん羨ましかったです。こんないい男に尽くされてわがまま言ってみたい。

しかしそんな加賀谷に縁談が。
女王様は内心慌てますが、素直になれず・・・。
たいへんよくある展開ですが、ツンデレさんが素直になる瞬間というのは、読んでて楽しいです。もっと慌ててもよいくらい。
「溺れる予感」では静の頭の中は加賀谷でいっぱいに。

定番なので、BLハマリ始めの方によろしいかと思います。反対に百戦錬磨の方には物足りないと思われますが『尽くす攻め×女王様受け』がお好きでしたら楽しめると思います。
こういう甘いお話はホッとします。

2

尽くし攻

加賀谷[攻]は静[受]に長年想いを寄せており、告白もして断わられるも肉体関係のある友人のままでいいからと強引に粘って、肉体関係はある、けれど関係は友人というセフレともまた違った関係です。
ともかくこの加賀谷の尽くしっぷりと心配しまくり方が凄い。
静の仕事場に己の部下を監視&ボディガード役として送り込み、彼の住むマンションの真下の部屋に密かに住み、隣の部屋も押さえておくという下手したらストーカーばりの心配っぷりです。
静は恋愛自体を面倒と考えているタイプなのですが、加賀谷の見合い話が出て来た事によって、もし彼が自分の元から居なくなったら……と考え始めます。
攻の独占欲が強さが執着ってよりは、バカだなーこいつって感じで読めました。

1

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