• 紙書籍【PR】

表題作1/2の足枷

達哉 異母弟
智哉 異母兄

あらすじ

次第に執拗になってゆく、弟の視線が怖い―。
異母弟の達哉から逃げるように、独り暮らしを始めた大学生の智哉。
けれど、高校を卒業した達哉は、あとを追うように同じ大学に入学!強引に同居してしまった!!幼い頃は無邪気に懐いてきたのに、いつしか昏い眼をした無口な青年に変貌していた弟…。
ついにある晩、「俺の気持ち、知らない振りしてるだけじゃないの?」と押し倒してきて。

作品情報

作品名
1/2の足枷
著者
佐倉あずき 
イラスト
麻生海 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199004223
2.2

(4)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
7
評価数
4
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

禁断の兄弟モノ...

異母兄弟とはいえ、半分は血がつながってるんですよね~
昔から兄弟モノが大好きだったんで、すでに設定萌えですw
特に実の兄弟モノに弱いのに意外と今まで手を出してなかったかも...

兄の智哉は弟の達哉には全く恋愛感情がなく、弟の一方的な片思い。
ある日、中2の弟が隣の部屋で「ともちゃん、ともちゃん」と言いながら
一人Hしてる声を聞いて、弟が自分のことを好きなのだと自覚する。
でも、智哉はひたすら気付かぬふりをし、弟を恐れ部屋に鍵までつける。
どんだけビビるねん!?ってツッコミたいぐらい、
この兄は情けなくてズルい男なんです。

読んでて腹立つぐらい逃げまくって、健気な弟を傷つけまくり。
おまけに不利な時は弟のせいにする、といいとこ無しな兄に
見えるんですが、見た目も頭も運動神経も完ペキな弟は
そんな智哉のことが出会った時から好きで好きで仕方ないんです。
「俺のこと避けてないって言うんなら、合鍵くれよ。」
って言うとこなんて、かわいくてキュンキュンですよwww

でも、いつも智哉と一緒にいる幼馴染の尾上に嫉妬し、
無理矢理智哉を手に入れようとする時になって、
とうとう今までガマンしてきたものが爆発し、鬼畜モード全開。
丁寧語の鬼畜モードは萌えるwww
そして、今まであんなに逃げまくってた智哉もあっさり受け入れる。
ここ、ちょっとあっさり過ぎやしませんか??
急な感情の変化の理由がわかんにゃい...

「足枷を外す時」
父の死に伴い、実家に戻ってきた智哉と達哉。
そこで智哉の実母の蓉子の弟である芙人と再会する。
芙人は愛人(達哉の母)の存在のせいで蓉子が苦しんでいたため
その息子である達哉のことも憎んでいた。
そのため、達哉と小さい頃からかわいがっていた智哉が
兄弟以上の関係にあることはどうしても許せず、
2人の仲を引き裂こうとするんですが、ダラダラ引っ張ったわりには
あっさり芙人が諦めるから肩透かしくらっちゃいましたよ!

でも、この一件で、意志が弱く流されやすい智哉が達哉と本当の意味で
思いを通じ合わせ、同姓・近親相姦という足枷をものともしないほどの
深い愛情を持てるまで、互いに成長できたのかもしれませんね。
同姓・近親相姦という足枷はどうしても外せるものじゃないし、
いかにそれと共存していくかがこれからの2人の課題でしょうね。

0

無理

年下攻めは好きだし、執着攻めも好きなんですけど、どうも乗り切れず、楽しめなかった。残念。

とにかく流されまくりの受けにイライラした。
こんな受けのどこがいいのか、最後までよくわからなかった。
美形だから?
でも、美形だという描写も、そんなになかったし、受けの魅力がわからないので、攻めの執着も迫ってこなかった。

繰り返し、受けが嫌がっていて、攻めが押しているばっかり。
攻めのサッカーの才能も、とってつけたようで、必要だったのか?
優秀な異母弟が、ぼんくらの異母兄を慕うという理由が、よくわからなかったので、最後まで楽しめなかったのかもしれない。

イラストはよくもなく、悪くもなく。
この書き手さんは、いつもぬめぬめしたかんじであまり好きじゃない。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP