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表題作シュガー・メイビィ・ラブ

朝永洋一朗 バー海猫亭店長
余辻歩 海猫亭従業員(22歳)

あらすじ

小学生の頃、余辻歩は姉の家庭教師の朝永洋一朗に懐いていた。
数年後、家庭内不和のため歩は洋一朗と3ヵ月同居、やがて『バー海猫亭』で働き始める。
それから4年、22歳になった歩は洋一朗への感情が恋だということを自覚している。
そしてある日、思わず告白した歩を洋一朗は抱きしめる。
想いが通じたと思ったのに二人の仲は進展せず…。

作品情報

作品名
シュガー・メイビィ・ラブ
著者
坂井朱生 
イラスト
大峰ショウコ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344808768
2.6

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
7
評価数
3
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ストーリーもイラストも良かったです

「スウィート・ドリームス」のスピンオフ作品です。前作の二人が良き友人カップルとして登場しますが、未読でも問題なかったです。

1冊すべて表題作で、歩(受け)の視点で進んでいきます。

ストーリー良かったです。
小学生の頃に知り合った姉の家庭教師・洋一朗を「お兄ちゃん」じゃなく恋愛的に好きになるという話で、恋人同士になったはずなのに何で手出ししないの?という「保護者的年上×健気な年下」好きには素敵な内容でした。その理由はお約束の「大事にしすぎによるすれ違い」なので、王道すぎて物足りない方もおられるかもしれませんが、私は先が読めてもニヤニヤしながら楽しめました。

そちらは一貫していたのですが、イラストとそろえると違和感というか、すごーく戸惑いました。

大峰先生のイラスト、素敵です。冒頭のセピアっぽいカラーイラストも全員集合という前作から読まれた方には垂涎のようなイラストですし、枠で囲われた挿し絵もおしゃれでした。

そのカラーイラストも、表紙イラストと似たキリッとした愛想のない洋一朗だったのですが、ストーリーで語られる洋一朗は歩目線のためか優しいので(笑んでいる挿し絵もあったので)、イメージが一致しないなぁとちょっと戸惑いました。怖そうという風な発言も入ってはいるのですが、あまりに歩に甘いんですよね。

そして、巻末のキャララフは、若い頃(?)なのか、ワイルドでカッコイイのですがガラも悪く、まるでチンピラという感じ。これまた表紙ともストーリーとも印象が違って、んん?という感じでした。もちろんラフですので途中で変わったのかもしれませんが、歩と同様に洋一朗に振り回された1冊でした(笑)

1

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