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表題作天使の耳

大手レコード会社のディレクター・倉澤(30)
ストリートシンガー 明里(19)

あらすじ

交通事故に遭い病院の一室で目覚めた明里は、加害者の男―倉澤の面会を受ける。音楽ディレクターだという倉澤は、大人で包容力もあり、明里を特別に大切にしてくれる。そんな倉澤に、明里は徐々に心を独占されていく。そしてある夜、明里は倉澤に抱かれるが、抱かれていながら倉澤を遠く感じた。明里が思うようには、倉澤は明里のことを愛していないのかもしれない。倉澤が真に愛していたものは…。

作品情報

作品名
天使の耳
著者
榊花月 
イラスト
竹中せい 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
発売日
ISBN
9784829654651
3

(1)

(0)

萌々

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(1)

中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ラストが残念

最後の10ページぐらいでカクッとなりました。
そこまではすごく好きだったんだけどな~。
ジワジワと炙るように沸き上がってくる不信、不安、焦燥。謎だらけで、まるで輪郭を掴めない攻め。
どんな猟奇的なオチあるいは感動的なオチあるいは…って期待が高まりまくってしまったぶん、ガッカリしちゃって。
オチを知ってから全体を考えてみると、伏線のひきかたが色々とチグハグだったような気がします。
いっそのことオチのない、「結局なんにも分からない」っていう話にしたほうが良かったような気がする。

でも前半はすごく好きです。
ずっと胸がチリチリしてました。この感覚、萌えとはまったく違う不快と紙一重の感覚なんですが、好きなんですよね。
ああ…なんか残念。

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