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表題作春を抱いていた(12)新装版

香藤洋二 俳優
岩城京介 俳優

その他の収録作品

  • スリーピング・ボム
  • プレシャス・シート
  • フライト・コントロール
  • ダブル・キャラクター
  • ソウル・ポジション
  • 仮面の欠片
  • あとがき

作品情報

作品名
春を抱いていた(12)新装版
著者
新田祐克 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
スーパービーボーイコミックス
シリーズ
春を抱いていた
発売日
ISBN
9784862631220
4.4

(17)

(10)

萌々

(5)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
74
評価数
17
平均
4.4 / 5
神率
58.8%

レビュー投稿数2

仕事ではけっして馴れ合わない2人が好き

 前巻までは冬蝉の撮影と痴情の縺れがメインという感じでしたが、再びそれ以前のような日常が戻って来ます。甘々になるというわけではなく、仕事面の描写が多め。相手の自分の心への侵入をここまで許した今、どうしても仕事か愛する人かを選ばなければならないとしたら2人はやはり後者を選ぶんでしょう。それでもそんな究極の選択を迫られでもしない限りは、2人はとことんまで仕事にも精力的に取り組み、時には失敗し時には相手に元気付けられながら、戻っては進み戻っては進むようにキャリアを積み上げていく。元々あったライバル心がかつてほど強調して描かれることはないけれども、根本的にはまだそういう感情もあるんだなぁというのが分かって、仕事に真剣な男性が好きなBL読者として嬉しかったです。

 今まで何度も繰り返してきた、岩城が焦った時には香藤が、香藤が燻った時には岩城が、落ち着いて相手を温かく包み込んだり、そっと背中を押すように言葉をかけたりして引き上げてあげること。2人ともそれをますますさりげなく、本当に自然にできるようになってきていて、何を言われずとも今相手に対して一番すべき行動は何なのか察する愛の深さに何度でも感動します。岩城が香藤を抱く時は、性欲以上に何か他の理由がある場合が多いけれど、元々性欲の薄い彼が抱く側に回るということの特別さを改めて感じました。きっとその熱を一心に受ける香藤も、これ以上ないほど満たされるんだろうなと。最後はまさかのSMプレイまで見れて最高でした。喋れない代わりに、潤んだ目で訴えかけてくる岩城の健気さに撃ち抜かれました。

0

さらなる高みへ

前作で意地で読んでると書いてごめんなさい。
マンネリかと思いきやハラハラしました。

持宗監督にいい刺激を受けましたね。
岩城の新しい芯からの芝居を引き出して。
そこに到達するのに香藤と別れてみろとまで言われ苦しむ岩城。
もう岩城の人生には香藤なしには成立しないんですね。

二人がどこまでも人として俳優として高みへ登りつめて眩しいです。

干されてる香藤、でも腐らず前向きに。岩城も香藤がまた表舞台に戻ってくるのを確信していて、その時に香藤に胸をはれる自分でいたいと。

もう本当に以心伝心というかお互いのことをわかって信じて、自分を信じる相手を信じてるみたいな。素敵です。

佐和先生と雪人が久しぶりの登場でしたが、雪人?誰?急に男っぽくなっててびっくりしました。もう成人してるのかな?そりゃ雪人だって大人になりますよね。

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