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これが私が初めて読んだ崎谷はるひさんの作品です。これをきっかけに崎谷はるひという作家にハマってしまいました。今では同人誌・小冊子も全て揃えてしまいました。散財しすぎ。マジで。
この作品は受の秦野さん一人で成ってるお話のような気がします。(いやもちろん真芝も忘れてないけど)秦野さんという男性がどんなに優しくて寂しい人か、ぜひ読んでもらいたい1冊です。彼の過去にはもう泣いてしまいました。BLで泣いたのはこの作品が初めてでした。
一流会社に勤めるゲイ・真芝×保育士・秦野のお話。初っぱなからエロエロで、出会いは強姦かよ!と思って苦手意識があったんですが、読み進めると秦野さんの人柄や考え方、心の優しさ寂しさが伝わってきて、もう涙と鼻水がダラダラ(笑)
真芝が付き合ってた男・井川が真芝を裏切って結婚をすることになり、やけ酒で道に倒れていた真芝を介抱したのが秦野さんでした。そして偶然にも秦野さんの名前は、真芝を裏切った男と同じ名だった。それを知った真芝は八つ当たり目的で秦野さんを強姦。それから二人は週末だけ身体の関係を持つように。
なんて最低なやつなんだ真芝!とか思ってましたが、真芝の仕打ちに対しても秦野さんは「仕方ないな…」「そういうものさ」とただただ事実を受け入れるだけ。そんな不思議な秦野さんに真芝は徐々に惹かれていきます。今さら秦野さんの良さに気づいても遅いんじゃ!!
しかし真芝は、秦野さんのことは身体以外何も知らないことを思い知らされることに。実は秦野さんには悲しい過去が。両親を亡くし、妻と子供も亡くした秦野さん。彼の途方もない空虚さを埋めるためには「家族」が必要なのだと真芝は気づきます。
しかし自分は家族の温かさを与えてはやれない、秦野さんのことは諦めるしかない。だけどもうあの人無しでは自分が空虚さを味わうことになる。
真芝の葛藤と秦野さんの優しさが微妙にすれ違って、素晴らしい作品になってると思います。最後は両想いになってホントによかった。とにかくもう秦野さんの包み込むような愛が読んでて涙腺直撃。
所々の台詞も秀逸。「あんたの子ども、俺が産めたらいいのに」という真芝の言葉がよかった。攻めの台詞っていうのが。ここで私の中の真芝の株がようやく上昇(笑)私は秦野さん至上主義ですからね。誰にも文句は言わせません。
続編ではラブラブしててよかった(´∀`)私は秦野さんが幸せであればそれでいい。秦野さん大好き。真芝ももう秦野さんにメロメロです。『SUGGESTION』に続きます。これドラマCD聞きてぇ!!(´Д`)
比較的最近崎谷作品を読み始めたので、昔の作品についてはまだ手を出せていなかったのですが、崎谷先生をデビュー当初から追いかけている大先輩に黒ラキアの崎谷作品はどれも神だとオススメされていたのでちょいちょい元が黒ラキアの作品を読み始めました。
凄い。なんか今の崎谷先生よりエロが濃厚笑!!!!!
信号機シリーズや白鷺シリーズのような出会ってからセックスまでの道のりの長い作品に慣れてしまっていたのでびっくりしました…いきなりヤってるー!!!
でも比較的最近の吐息は〜でも初っ端からセックスシーンあったので、ある種崎谷先生のお得意のパターンなのかな?と思って気を取り直して読んでいたのですが、昔の作品だからか、黒ラキアだからか最近の作品に比べて遥かにセクシーでした……ちょっと前評判舐めてました。
これは崎谷先生のエロシーン大好きな人間には溜まりませんね〜!!
けど、それ以上に登場人物の心理描写がとっても良い。
レイプから始まった関係でしたが、茅野さんの性格のお陰でそこまで痛々しい感じにはならず、安心しました。
痛々しい設定なので読んでいて暗い気分になるのは覚悟していたのでちょっと拍子抜けしましたが。
茅野さんは本当に懐の広い素敵な人なのに真芝のイヤな男っぷりときたら!!!なんやこいつ!!!!茅野さんにふさわしく無いぞ!!!!と最初背中を蹴飛ばしたくなるくらい嫌いな攻めでした笑
けど流石崎谷先生。そんなイヤな男、真芝が後半になるにつれて愛しい男に思えてくる!!!なんというか本当に崎谷マジックだなぁと。
後半の甘々はもう砂糖食べてるのかと思うくらい甘かった。
お仕事サボっちゃう茅野さん可愛いですね!!!
知人にこの作品のドラマCDを借りて以来ずっと虜な作品です。
キャラクターの葛藤がなんといっても切ない。
最初の冒頭部分なんかは本当に
ワァエロ小説!!
という感じもするのですがそのシーンにものそ前後にも愛しさや切なさや自己嫌悪などたくさんの葛藤がしっかりと書かれていて作品に引き込まれるような感じがします。
キャラクターがその相手に惹かれるところやそれに対する葛藤がすごく分かりやすく書かれていて読みやすいというか、すんなりと納得させられるという感じです。
なんというか。。。すごく上手い。。。
BL小説はライトノベル寄りな台詞が多く空気感を楽しむようなものが多いように思いますがこの作品はすごく感情の表現が上手く、読みごたえがあります。
そして何よりキャラクターがすごく魅力的でこれは好きにならざるをえません。
すこし古めの作品ですが、私的No.1BL小説です。読んでないかたは是非一度!!
面白かったーーーーー!!!
プロットしっかり作られた物語で読み応えばっちりです。
決して万人向けではないけれど、少しでも感じるものがあると掴んで離さないような、そんな作風でした。
キャラ一人一人が作品に生かされているのではなく、自分の人生をちゃんと生きている感が伝わってきます。
BL小説的には、後半あいつが何かやらかすのかな~?と勘繰ったりもしましたが(笑)
やはり受けの精神が攻めより成熟している物語はいいものだなぁと、再認識させてくれた作品でした。
…いろんな意味で。
性格的に素敵なのに、性的にも非常に素敵です!
トータルとてもかわいい。
秦野が真柴と同じ会社にいたっていうのは、上司に秦野の過去を語らせるだけでなく、初対面なのに無防備に攻めを家にあげてしまったにもかかってるのかな。
井川が保育士をバカにしてきたが実は…みたいな感じで書かれていますけど。
秦野がかわいいよー。
かわいさがハイスペックだよ。