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表題作七日間の囚人

長瀬亮二  カフェ勤務
鷺尾要  カフェ勤務 25才

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ベッドしかない密室に、全裸で監禁されてしまった!?鷺尾要が目覚めた時、隣には同じく全裸で眠る同僚の長瀬亮二が!!しかも、手錠で繋がれて離れられない。
日頃から、からかうように口説かれていた要は、実は亮二が嫌いだった。
いつ犯されてもおかしくない状況に、警戒心を募らせる要。
一体、誰が何のために仕組んだのか―。
眠ることすら許されない、絶体絶命スリリング・ラブ。

作品情報

作品名
七日間の囚人
著者
夜光花 
イラスト
あそう瑞穂 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199004322
3.5

(50)

(11)

萌々

(13)

(19)

中立

(6)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
20
得点
170
評価数
50
平均
3.5 / 5
神率
22%

レビュー投稿数20

閉じ込められた2人

要は目が覚めると見知らぬ部屋のベットの上だった。
周りは白い壁で窓もなく、まるで箱のような見知らぬ部屋。
そして隣で寝ていたのは要が大嫌いな同じカフェで働くバイトの亮二。
しかも2人は全裸で、要の右手と亮二の左手には手錠と鎖がかけられていた…。

おもしろかったです!エロにも内容にも満足。
2人が閉じ込められて7日間の話。
しかも要は亮二のことが嫌い。それは亮二がゲイかもしれないから。要は過去のことがあってゲイをものすごく毛嫌いしています。逆に亮二は要が好き。
もちろん2人は閉じ込められた理由もここがどこだかもわかりません。
ただ食料やトイレはあって、これは誰かの仕業じゃないかと記憶をたどると、2人が働いているカフェのオーナーじゃないかと疑いはじめます。

ほぼ登場人物がこの2人だけで、2人(特に要)の気持ちの変化がわかったり、次の日はどうなるんだろうとか閉じ込められた建物について2人が探ったり、こちらもドキドキしながら読むことができました。
ずっと閉じ込められるだけじゃなく、ちょっと危険な場面もあって夢中で読んでましたw

最後はハッピーエンドと言っていいのだろうか…w
ネタバレはしたくありません。でもあえて言うなら不気味というか執着攻めってすごいなって思いました(笑
でもただハッピーエンドで終わらない方が印象に残るし逆に好きかもしれませんw
ぜひ最後まで読んでほしいです。

裸に手錠って萌えますよね…(*´Д`)
夜光花先生のかくエロ大好きです。「いやっ…いやっ」って言いながら感じてる要と言葉責めする亮二萌え!

5

面白かった…

今まで読んだ監禁モノのなかで、一番好きかも。登場人物はほぼ二人です。
目覚めると、全裸で手錠に繋がれてる要と亮二。
犯人は二人が働くカフェのオーナーだというのは分かったが、なんの目的でしたのか、まったく分からない。
亮二は要を好きなんですが、要は亮二を嫌いなんです。
この状況を打破するために、二人で協力しなきゃいけない。
閉ざされた二人きりの空間のなかで、要は狂いそうになる。でも、亮二の優しさに触れて、要の意識が少しずつ変化していく──。
亮二が良かったですねー。今まで読んだなかには無いキャラでした。
この本は、読むときはネタバレを読まないように気をつけてください。BLってネタバレがあっても大抵楽しく読めるけど、これはミステリーの要素も入ってるもんで。
密室空間モノって好きです。

4

サバイバルホラーBL

監禁モノ。
といっても監禁されるのは受けと攻めの二人で、誰が何のために自分たちを監禁したのかまったく不明な状態で始まります。
バイオハザードやサイレントヒルとか・・・AVGをやっているようなスリリングな感覚で、最後までノンストップで読みました。
あ~おもしろかった。色っぽいシーンが無ければBLってことを忘れそうになるくらい。
最初は亮二のことが大嫌い(ゲイ嫌い)な要が徐々に亮二に惹かれていくのは・・・つり橋効果でしょうか?
特殊な環境下でお互いに依存しあうのは、当然の心理ですよね。
それを差し置いても亮二は男前でした。

それにしてもこのお話の真骨頂は監禁劇の種明かしにあると思うのですが、これは勿体無くてネタバレ出来ません(笑)
も~私は激しく萌えてしまいました。ありがとうございました・・・
特にラスト数ページ。何かを感じさせる終わり方にゾクゾク、です。

一筋縄ではいかない攻め、オススメです。

4

ずるいなあ…

面白かったですよ~…。
最初は、シチュエーションは変わっているけれど要(受け)も亮二(攻め)も性格あまり良くないのでドラマにそれほど感情移入できない感じだったのですが、色々な状況の変化とそれに伴う二人の関係の変化が面白く、ぐんぐん読み進められました。
犯人も大体見当がついているし、穏便に終わるのかなと思っていたら…ん?という違和感。そしてあのラストですよ。
ずるいなー。まんまと騙されました。そしてかなり好きです、この〆。

燃え部分はストーリー全体、萌え部分は、昼夜も曖昧になるような状況で延々と亮二に求められて恐怖を感じる要です。

多くを語れないのが結構もどかしいですが、書いてしまうとネタバレなので…。満足度高かったです!
一つだけ言うならイラストの方があまり好みではありませんでした…。(ファンの方ごめんなさい。)

3

謎の残り具合がちょうどいい

要(受)が主人公で、終盤までは要の視点のみで進んでいきます。

目を覚めると、勤め先のカフェのバイトである亮二と二人で白い部屋に閉じ込められている。
亮二は要に「男が好きだろ」と決めつけられ、誘われて跳ねのけたことがあります。
その亮二と真っ裸で閉じ込められたことに動揺しますが…という話です。

諸事情からゲイを嫌悪している要が、亮二に惹かれていく過程がお見事です。
そして抱かれてから徐々に感じていく違和感…その背筋がゾッとする雰囲気も素晴らしいです。
ラストの「ここは安全な場所だ」というのがなんとも言えません。うわぁ…。

他の方もレビューされていますが、全てが解決したわけではありません。
しかし、その謎は謎のままでという残り具合が、私にはちょうど良かったです。
首謀者の会話がなかったら、どこがどこまでどうだったのか?(完全ネタバレなしだと表現が難しい…)鈍い私にはちょっと分からなかった気がします。

監禁というスリリングな状態で恋に落ちていく模様がお好きな方にお勧めです。

4

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