ドアをノックするのは誰?

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ドアをノックするのは誰?
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神9
  • 萌×28
  • 萌13
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
11
得点
117
評価数
31件
平均
3.8 / 5
神率
29%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
二見書房
シリーズ
シャレード文庫(小説・二見書房)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784576070438

あらすじ

甲田は大学助教授だが、かなりの遊び人。興味本位で美貌のサラリーマン・頼久に交際を申し込む。しかし思いがけないほどあっさりとOKが出て、トントン拍子に同居生活が始まると、すべてを捧げて尽くしてくれる頼久に甲田はメロメロに。そんなある日、甲田の別れたはずのセックスフレンドが家に乗り込んでくるが頼久は怒らず、その上“浮気のススメ”まで持ち出されてしまう。三歩下がって、三つ指突いて、女遊びに文句ひとつ言わず、家を守る――『妻の鑑』のようでありながら、スルリと腕をすり抜けていく頼久に、甲田の心中は複雑で…。

表題作ドアをノックするのは誰?

遊びとして恋を楽しむ大学助教授・甲田尚臣
興味本位で攻様に手を出されたサラリーマン・最首頼久

その他の収録作品

  • Irresistible

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レビュー投稿数11

自我の目覚め

大人の恋愛モノですが、半分ほどは頼久(受)の成長物語というか、自我の目覚めの物語かなぁと思います(大袈裟ですが)。
プレイボーイである甲田(攻)が興味本位で頼久に交際を申し込む場面から始まり、交流が進むにつれ甲田が頼久に惹かれていく過程も面白いのですが、頼久自身のピントがずっとズレていて、甲田と一緒にモヤモヤを感じながら読みました。
そして、ある出来事をきっかけに色々な感情が氷解して頼久自身が変化する、その展開が素晴らしく、爽快でした。

1

絶滅危惧種?

答姐にて、お勧めいただいた作品です。
鳩村さんはあまり数を読んでいないのですがこちらは人気作品で、そんなわたしでもタイトルは知っていました。
この作品40代のオジサンが、30代のオジサンに片足突っ込んだ男性へ「ああ…僕の可愛い人」とか言っているわけです。
なので、冷静な気持ちで読んではいけません。
世界に入り込んで読むのですー!!

********************
攻めの甲田は大学の助教授、41歳。
複数のセフレを持ち、結婚に夢も希望も持たない無精髭の似合う遊び人。
軽い気持ちで頼久を誘ったつもりが、ドツボにハマる不幸な方。

受けの頼久は33歳。
双子の弟妹を見事に育て上げた結果、今ではすっかり家事も専業主婦以上にこなし、仕事でも頼りにされる人事課長。
アガペーな方。
********************

もうファンタジーの中にしか生息していないであろう、大和撫子(病んでるけど)発見!
そして泣いてる女性にハンカチ差し出す、イタリア人も真っ青な日本人まで!(これの前に読んでいたイタリア人攻めに負けてません)

やー、これってコメデ続きィなんでしょうかねえ。
まったくふたりの会話が噛み合わないし、そのせいで甲田が常識的な人に見えるマジックにかかっちゃいましたよ(笑

頼久がとにかく突き抜けてどっかいっちゃってる天然(ですよねえ?演技じゃないんだし)なので、例えば甲田と元部下・富永のやりとり(嫌味の応酬)を見ていて、気が合うようだと感じるこの神経!ここまでいったらあっぱれです。
うーん、こういう受けさんは初体験だわあ。
思春期の頃、恋や愛などの感情を育たせる前に両親を亡くし、なかば強制的に階段をダッシュして大人になった頼久は、そのダッシュした分の情緒だとかが抜け落ちてしまっているのかな。
彼は本当に、自分は二の次三の次で生きてきて、自分の願望は弟妹の世話なんだと自分自身に言い聞かせて生きてきたんだなあというのは伝わってきました。
きましたが、あまりに甲田が気の毒でねえ(苦笑
このままいったらあまりに甲田が哀れではないかと思いましたが、なんとか頼久が『自分て変?胸が痛いよ、病院行かなきゃね(そっち?)』と思ってくれて良かったですよ、本当。
しかしそれは草津の湯でも治りませんけどねえ。
実は、それこそ頼久が甲田に好きか聞かれて自分の気持ちを振り返るようになるまで、面白さはさっぱりわからなかったんです。
でも、その後は夢中で読みました、後半になってましたが(汗

最後に、甲田の類友、根本のスピンオフとかあったら読みたいですねー。
「いいよなあ、喪服は…」って!あんたどんなプレイですか!ってとこが本当に類友過ぎて突き抜けてます。
女好きの遊び人が、男にどっぷり浸かってしまうっていうのは小気味良くて面白いですねー。
ぜひ、根本にも経験させてやって欲しいわあ。
萌×2よりの萌です。

6

思った以上にコミカルでした!

鳩村さんブームが私におとずれておりましてw
今回はタイトルだけでいくとオザ○ン??なんて思ってしまったのですが
冒頭は大人の雰囲気バリバリでした!

大学助教授の甲田はアイルランド文学やスコットランド文学を研究し
翻訳まで手掛けている41歳。
彫りが深くて顎鬚が似合って、いかにも口説きなれていそうな男で
美しければ性別は関係ないという…w
その甲田に二人きりの飲みの場で告白された頼久は
甲田の大学の社会人向け講座を受けたという33歳のサラリーマン。
結構な変わり者で、甲田の告白をいともあっさり承諾してしまうのです!
ゲイでもないのにww

BLにおいて、好きだと自覚するまでの過程が大事だと思ったりとか
付き合う前の心情が詳しく読みたかったりするのですが
のっけからコレですか!?と驚きを隠せませんでしたよw

ところが、大人同士の恋愛がすんなり進むわけでもなく、
頼久が社内では「人事の弥勒菩薩」という異名を持っていたり
甲田は思いのほかヘタレで、頼久を大事にしようとしつつ
頼久のペースにどんどん流されてどうにもみっともないw
いきすぎかとも思える続き頼久の良妻賢母っぷりが面白かったです。

以前頼久の会社の後輩だった富永が現れたあたりの
甲田との言い合いがまた最高でした!!
いけすかない男だったわー、富永!
お互い敵対心剥き出しなんですもんw
普段大声を出さない甲田が頼久の前で
「なめるな小僧!バブル期に義務教育受けてたくせに!」なんて言うくらいw

頼久は頼久で、他人の事には親身になれるのに
恋愛の機微には疎くて、甲田いわく“オリンピック級、NASA級の疎さ”ww
そんな頼久が大事なのは、妹と弟で、その他は…という富永の指摘に
私までも愕然としました!!
富永の言うこと全てが、悔しいことに今までの頼久の言動をしっくりとらえていて…。

でもそのままでは終わりません。
ちゃんと頼久も甲田への愛を自覚します!!
このあたりは胸キュンでコメディ色がとびましたよ!!
そうしてからの頼久の乱れ具合が色っぽくて…甲田は幸せものだ……。

甲田の愛も、頼久の気持ちもしっかり固まった後だというのに
関係性が変わらないのもまた乙でしたw

書き下ろしの『Irresistible』での頼久の大胆な行動と
甲田の悪友(w)根本が、頼久に興味を示すあたりもとても楽しかった!!

いい大人があれこれ悩み惑う姿が非常に愛おしかったです!!
佐々木久美子さんのイラストも渋くてカッコよかった……。

あと、頼久の作るご飯が美味しそうで夜中には読まない方が良いかもしれませんw
ムネの、5歳なりの頑張り等、バキューンでした!!めんこい…。

3

東雲月虹

ココナッツさん、こんにちは!

コメントいただきまして、ありがとうございます♪

うお!すっごくタイムリーでしたねw
そうなんですよね、
まさに「そんな簡単に付き合うって言っちゃっていいの!?」ですよねw
しかぁし!!その後のすったもんだがナナメ上をいく感じで
ぐいぐい読ませていただきましたよ♪

ココナッツさんもきっと一気に読んでしまうのではないでしょうかw
ぶふぉっとふきながら、時々きゅんをお楽しみ下さいませ(*^^)v

ココナッツ

東雲月虹さま

こんにちは、東雲月虹さま(*^^*)
ココナッツと申します。

ちょうど明日からこちらの作品を読もうと思っていたので(まだ、あっさりつきあうことになったところしか読んでいないのです)、あまりに良いタイミングのレビューに思わずコメントしてしまいました(^^;;
東雲月虹さま同様わたし自身もつきあい出す前の色々が好きなので、出だしでくっついてますけど??と思ったのですが、レビューを拝見してまだまだその後が色々あるわけね!と楽しみになりました。
ありがとうございます(*^^*)

えーーーっ!?そっち!?

おっさん攻めなの?
ちがうだろーーーーーーーっ!!
おっさんは 『受け』だろ!普通。
という感覚でいっちゃったもんだから
面白くなかったんです。
すみません。
私の妄想がこの本の良さを潰してしまいました。
話は いい流れで進んでいきます。
スパッスパッと読めました。
歯切れがよかったのではないかと思います。
41歳×33歳。
(2人結構年いってます)
リバ希望と行きたいが 攻めはバイですね。
受けになるのはさすがに抵抗があるのでしょう。
だがしかし。
ぜひとも!おっさん受けてくれないか!!
希望を2巻へ。

4

やっと読めた

この続編となる2作目が最近出版されたのですが、
2作目未読であったため、探しましたよ!この作品。
これが、なかなか本屋さんで見つからなくて、
やっと見つかり、飛びつくように購入しました。

大学助教授で遊び人の甲田は、サラリーマン瀬久と恋に落ち、
早々に同居することになる。
今まで恋愛にはまることがなかった甲田だったが、
瀬久に関しては、独占欲が出てきたり、恋に落ちる自分に驚きつつも、
瀬久を大切にしたいと感じるようになるます。
ところが。。。瀬久。
甲田が浮気をすることを容認するし、
尽くして尽くして尽くします。
甲田にとっては、自分が独占欲をもって瀬久のことを愛しているのに、
自分は愛されているのか?という不安に駆られてしまって・・・。

トラウマものは、苦手なジャンルがあるので、
受の性質的に、何かあるのか?トラウマか?と
読みながら、戦々恐々としてたのですが、
最終的には解決し、安心して読むことができました。

後日談では、甲田がしっかり尻にしかれている様子がたまりません。

1

尽くし受

大学の助教授である甲田〔攻〕はセフレ複数持ちの遊び人ですが、社会人向講座の受講者、頼久〔受〕に魅かれて、率直に告白して申し込みます。
そして頼久からOKの返事を貰うのです。
甲田にとって頼久は今までとは全く違うタイプの相手で、そのせいもあってセフレとは全員縁を切るんですが、その内の一人が文句を言いに乗り込んできた為にバレてしまうんですが、頼久は怒りもせず、浮気を容認さえしてしまうのです。
早くに両親を亡くし、弟と妹を育てる事だけを目標にしてきた頼久にとっては、自分の事より他人に尽くす事が幸せで、そんな頼久は仕事でホテル住まいだった甲田を自分の家へと住まわせて食事やら家事やらでひたすらに尽くしてくれます。
まさに良妻賢母といいたくなる程の出来た相手です。
けれどそんな頼久も過去に一度だけ、弟と妹の世話が嫌になって逃げ出そうとした事がありその事はまだ彼の心の中にまだトラウマめいたものとして残っています。
妹と弟にはそのつもりは全く無かったんだけれど、彼らからもう自分は必要とされていないと思って悲しむ頼久の姿が切ない。
妹の結婚式の途中で頼久は、やっと自分の幸福、自分が求める幸続き福に気付き甲田の元へと向かってしまいます。
ここはちょっとせめて結婚式が終わるまで待てよ!お兄ちゃんーと思ってしまいましたが。

最後、結果的に頼久の尻にしかれているかの様な甲田がなんか可愛くていいカップル、っていうか夫婦?だなーって感じでした。

3

続編のバカップルぶりに、お腹いっぱい

ギャグです。
突っ込みながら読むのが、本書への正しい姿勢でしょう。

ジャンルが「オヤジ」と聞いて、読んだのですが。
途中から受の頼久のキャラクターのあまりの強烈さに、「オヤジ」は吹っ飛びました。
今まで読んだ中で
「至上最強の美人かつ良妻賢母受」
でございます。
常々「内助の功」「糟糠の妻」というような言葉に、表面の美しさとは裏腹な強烈なしたたかさと言いますか、「転んでもタダでは起きんぞ大和なでしこ」みたいなーそら恐ろしい迫力を感じてはいたんですが、そおかあ、これかー、これなんだよなー、日本の正しい妻の計り知れぬ恐ろしさを非常にいい実例をもって教えていただいたような気がいたします。
「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿は藤の花」な美貌のサラリーマン・頼久は、兼業主婦歴16年筋金入りの良妻賢母。
家事はすべてパーフェクト。
会社では、人望あふるる若き人事課長で、密かなあだ名が「人事の弥勒菩薩」
ベッドでは初々しく感じやすく…、さながら水揚げしたばかりの娼婦のような…
頼久は33歳で、攻の甲田が41歳なんですが、日本の妻の前にしては41歳もただのボクちゃんで続きす。
でも、何かが、変?
考えてみれば最初からなんですが、なにかがあれ? あれ? と掛け違っていく展開がおもしろくて仕方がない。

まあ結局、頼久の鉄壁の「良妻賢母」の壁の中で「泣いていた普通の少年」を見つけ出して、「もう出て来ていいよ」と言ってあげられたのは、甲田だけだったんですけどね

最初の出会いで、33の男と、41の男が、ゴチャゴチャまわりくどいわかりにくい会話を長々繰り広げるシーンが、もーういやだわ! 甲田の「見た目が気に入った、やらせろ」が透けて見えて、ホントにもう、大人ってめんどくさくってヤーネ!って感じで、実に笑えます。

今まで読んだ鳩村作品のの中で、今のトコNO.1です。

この作品を読んで、高橋葉介の名作短編マンガ「追跡行」を思い出しました。
正しい日本の主婦が、「地球の危機なので、ちょっと行ってまいります」と、
世論に訴え、選挙に出馬、大統領になり、ついには世界征服
というところで夫に
「いーかげんにせんか!」パシン
と平手打ちされて、
「わたしがわるぅございました」
と家庭に戻るお話。いい話だったなあ。

5

これはよい、つくし受け

つくりまくりの受けがおもしろいんですが、これって本当に妻化してて、男でなくてもいいんじゃない? と我に返ってしまったくらいで、一応、男じゃなかったら成立しないおかしさだと思うんですが、そのへんが気にならなかったら、イラストも合っていたし、神だったと思います。

0

不思議な感覚

ドラマCDのほうを先に聴いて、筋は知っていました。
これは、活字で読んだほうが世界観が伝わりやすいですね。

遊び人の大学助教授・甲田(41歳)が
男ながらに才色兼備の良妻賢母の頼久(33歳)に
交際を申し込むというところからはじまります。

奥ゆかしく段階を踏んで大人のおつきあいをはじめるふたり。
とんとん拍子に同居がはじまり
愛をはぐくむのですが・・・何かおかしい。

博愛主義で遊び人の甲田を、丸ごと肯定する頼久。
嫉妬や束縛は、甲田にとってうっとおしいものだと思っていたのに
いざそれがまったくない頼久とつきあってみると
ものすごーく、さみしくなってきちゃうんですよ。

前半は、とにかく不思議な恋愛のやりとりに微笑し
後半は、完璧であるようでどこか不完全な頼久の正体に引き込まれます。

『ドアをノックするのは誰?』というタイトル。
私には、頼久の本当の心のドアをノックするのは誰?という風に読めました。

なんだろう・・・すごく受けに共感するような感じもなく
かといって攻めに共感することもなかった。
だからといって駄作ではなくすごくいい続き作品。
いい作品なのはわかるんだけども・・・
でも、なんかこう萌えーっ!っていう強さはないの。
好きか嫌いかっていったら好きだけども・・・
ものすごく不思議な感覚の本だと思いました。

男女のカップルにしたら、普通にミニシアター系の映画になりそう。
それぐらいよく出来たシナリオでした。
佐々木久美子さんの挿絵も、大人の雰囲気でぴったりでした。

2

大人のホロッとするラブコメ

遊び人の大学助教授が、美貌のサラリーマンに交際を申し込む場面から始まった物語。
男が男に交際申し込みという特殊な状況でありながら、
どこか淡々?飄々??とした二人の会話に軽い笑いを誘われました。

自分の告白をアッサリと受け入れ、尽くしまくる頼久に、メロメロになってしまう甲田。
天然で天使と悪魔の顔を使い分ける頼久は最強でした……
そして物語を読み進めて行くうちに、
頼久に振り回され気味の甲田が気の毒になってきます。
しかし気の毒に思いつつも、甲田のヘタレっぷりが、
ヘタレオヤジ好きにはたまりませんでした!

甲田と頼久。二人の思いは通じ合っているようで、
根本的な部分が噛み合っていない為に会話も何もかもがズレまくり。
初めはそんな二人の噛み合わない様子に笑っていたのですが、
頼久の心の枷や、本当に愛されない甲田の寂しさが明らかになるにつれ、
ちょっと笑えなくなりました。切なかったです。
頼久の痛みを『虫』と表現したのは秀逸!

しかしやっと自分の為だけの恋や生き方を手に入れた頼久の変わりようと、
尻に敷かれつつもデレデレな甲田には、ほのぼのと笑え続きました。

大笑いするほどではないのですが。
クスクスと小さく緩く笑えて、時々ホロッとさせられた作品でした。

2

面白いが期待外れ。

うーん…大変面白いキャラクター設定だと思うんですが、イマイチ心にガツンと響きませんでした。詰まらなくは決して無いですが。


粗筋として、遊び人の甲田は、興味本位で美貌のサラリーマン・頼久に交際を申し込んだところ、あっさりOK。
トントン拍子に同居生活が始まり、尽くしまくってくれる妻の鑑のような頼久に甲田はメロメロ。今までの遊び人だった自分を清算し、頼久一筋になる程入れ込む訳ですが、そんなある日、甲田が別れた筈のセフレ(女)が家に乗り込んできます。焦る甲田。許しを乞おうとすると、なんと逆に“浮気のススメ”を持ち出されてしまい、全く動じない頼久。『あなたが幸せに感じることが、私の幸せです』なんてまで言われて、愛されているのか自信が無くなっていく甲田。
両想いなのに、何かがズレてる二人の恋物語です。


巻末で作者が『これはコメディだ』と言ってるんですが、あまり私にはコメディとは受け取れず、素直な純愛モノに感じました。
逆にもっとコメディ色を押し出した方が面白かったかも。


頼久はちょっとしたトラウマを抱えていて、それにより甲田を愛せなかった訳なんですが、トントン拍子でくっついた続きのと同様、そのわだかまりが解決するのもトントン拍子に進んでしまって、イマイチ深く物語に入っていけませんでした。

BLでは珍しく、受攻両者の視点から見た二人の関係を描いているんですが、やはり内容の重きを受に置いているので、攻(甲田)の愛されない苦悩をもっと深く描写して欲しかった。

全体的にキャラクターの感情が読者に訴えかけてくる程描写してないのが、この本がアッサリしてしまった原因かと思います。


しかし、頼久の最強美人妻っぷりと、甲田の尻に敷かれっぷりはとても微笑ましい。
感情の起伏があまり無い頼久が、甲田と付き合う事によって段々と鬼嫁(ちょっと過言(笑))の頭角が現れてくるところを、是非読んで笑って頂きたい。

鳩村先生曰わく、『鳩村作品史上、最強の美人受け(甲田は最強ヘタレ)』。
美人妻と、妻にタジタジのヘタレ亭主がお好きな方は是非。

5

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